ザ・ドロッパーズ

劇場公開日:

解説

無名大学のバスケット・ボール・チームが勝ち続け、強豪チームを破るまでを描くコメディ。製作はスティーブン・フリードマン、エグゼクティヴ・プロデューサーをジェリー・フランケルがつとめている。監督は「ミッドウェイ」のジャック・スマイト。マーク・カプランの原案に基づき、サンダー・スターンが脚本を執筆。撮影はチャールズ・コレル、音楽はデイヴィッド・シャイアとジェームズ・ディ・パスクアルが担当した。出演はガブリエル・カブラン、ハロルド・シルヴェスター、マイケル・ウォーレン、ランディー・ヘラーなど。アメリカでの題名はコロムビアが配給している。

1979年製作/アメリカ
原題または英題:The Droppers (Fast Break)
配給:東宝東和
劇場公開日:1983年10月8日

ストーリー

ニューヨークのレストランで働いているデイヴィッド(ガブリエル・カプラン)は大のバスケット・ボール狂。そんな彼に妻のジャンはあきれ顔。デイヴィッドはコーチの職を求めて全米の大学に手紙を出していたが、カドワラダー大から返事が来た。ホテルに学長のアルトン・ガトカス(ジョン・チャペル)を尋ねカドワラダー大の話を聞く。ガトカスはエニッド・カドワラダー(ロンダ・ベイツ)と結婚したことにより、カドワラダー一族の持つ大学の学長に就任したという。なんとか大学の名をあげようと思い、安くて手っ取り早いバスケット・ボールに目をつけたのだそうだ。一勝するごとに60ドル、強豪のネヴァダ大を破れば、1年3万ドルで契約、ということで合意した。しかし、妻はニューヨークの安定した生活を捨てたくないと反対し、デイヴィッドは母親の家にころがり込む。選手を勧誘して歩くデイヴィッド。やっとのことで、4人を確保して、ネヴァダに向かう。4人とは、撞球の名人ハスラー(バーナード・キング)、賭博の件で警察に追われているD・C(ハロルド・シルヴェスター)、ある教団の説教師だが、教祖の15歳になる娘を孕ませたため教団に生命を狙われているプリーチャー(マイケル・ウォーレン)、そしてロバータ。ロバータは女なのだが、そのことは皆にふせ、スイッシュという名で紹介してある。大学につき、その貧弱なキャンパスに、一同はあきれる。デイヴィッドはバスケット・ボール部のメンバーの能力をテスト。その中では、もとフットボールをやっていたブル(レブ・ブラウン)が物になりそうだった。デイヴィッドのコーチよろしきを得て、チームは勝ち進み、学長はニコニコ顔で60ドルを支払う。英文科のチドウェル先生が、D・Cは読み書きもできない、落第にせざるを得ないという。頼み込んで、追試をやってもらうことにした。いやがるD・Cに、優等生のスイッシュをつけて猛勉させ、みごとに追試に合格。だが、D・Cは悩む。なよなよしたスイッシュに心ひかれて、自分がゲイになったのではないかと思ったのだ。デイヴィッドは彼にだけスイッシュの正体を打ち合ける。D・Cとロバータは愛を告白しあう。デイヴィッドとハスラーは、ネヴァダ大のボー・コーチ(バート・レムゼン)を撞球で罠にかけて、カドワラダーとの対戦を承知させる。いよいよ、対戦の日が来た。母親がジャンを説いて会場にやって来た。他にD・C逮捕のために刑事も来た。それを知ったD・Cは途中でぬけ出そうとしてプリーチャーを狙う殺し屋を見掛け、彼をやっつけてコートにもどる。試合はわずかの差で敗けている。あと残り数秒という時、ロバータが胸をしめつけていた布をとってコートに。汗で濡れたタンクトップにあざやかに突き出た乳首がみえる。唖然とする敵の間をすり抜けてシュートに成功。カドワラダー大が勝った。試合後、D・Cはおとなしく逮捕される。初犯だから、執行猶予になるだろうと安心させる刑事。ジャンと抱き合うデイヴィッド。会場は興奮が渦まいている。

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