殺しの分け前 ポイント・ブランク

劇場公開日:

殺しの分け前 ポイント・ブランク

解説・あらすじ

「脱出」「エクソシスト2」などで知られるイギリス出身の名匠ジョン・ブアマンがキャリア初期の1967年に手がけ、「特攻大作戦」「プロフェッショナル」などのハリウッドスター、リー・マービンを主演に迎えたハードボイルドアクション。リチャード・スタークの犯罪小説「悪党パーカー 人狩り」を原作に、仲間に裏切られた男が繰り広げる復讐劇を、先鋭的なヌーベルバーグ的手法とアメリカ西海岸発祥のサイケデリックカルチャーを交えながら描き出した。

親友のリースに頼まれ、アルカトラズ島刑務所の廃墟で行われる犯罪組織の取引を襲撃して大金を強奪したウォーカー。しかしリースはウォーカーを裏切って彼に銃弾を浴びせ、分け前の9万3000ドルと妻リンを奪い去ってしまう。薄れゆく意識のなか、ウォーカーの脳裏にさまざまな記憶と幻想が交錯する。一命を取りとめたウォーカーは、分け前を取り戻し、復讐を果たすべくリースの行方を追う。

冷酷非情な復讐者ウォーカーをマービンが熱演し、「リオ・ブラボー」のアンジー・ディキンソン、「ダーティハリー」のジョン・バーノンが共演。

1967年製作/92分/アメリカ
原題または英題:Point Blank
配給:コピアポア・フィルム
劇場公開日:2025年6月13日

その他の公開日:1968年2月10日(日本初公開)

原則として東京で一週間以上の上映が行われた場合に掲載しています。
※映画祭での上映や一部の特集、上映・特別上映、配給会社が主体ではない上映企画等で公開されたものなど掲載されない場合もあります。

オフィシャルサイト

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

関連ニュース

関連ニュースをもっと読む

フォトギャラリー

映画レビュー

3.5おしゃれっすなー。「モンド感」とかいう懐かしい言葉を思い出してしまった。

2023年7月30日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

おしゃれっすなー。「モンド感」とかいう懐かしい言葉を思い出してしまった。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
ouosou

3.5"黒幕"

2022年7月13日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

単純

興奮

難しい

序盤から実験的というか当時としても斬新に思われる断片的に繋げるカット割から意表を突くような展開に、己の復讐の為がいつの間にか依頼された殺し屋の立場に入れ替わるが如くリー・マーヴィンが渋い。

転落してしまう場面やベッドを共にする迄の演出描写にア然としてしまう笑いが少々、何の支障もないままスムーズに敵を倒しながらも有耶無耶なラストに目的は達成されずな慎重派。

複雑なようで単純めいた物語でもありながら余韻に浸れる難しさが充満しているって例え、違うか!?

コメントする (0件)
共感した! 0件)
万年 東一

5.0

2021年2月7日
Androidアプリから投稿

友人と嫁に裏切られる男ウォーカーを リー・マーヴィンが演じている

原作では主人公はもっと狂暴みたいなのだが
スクリーンからは虚無感が漂う
ちょっと謎めいた映画でもあり
ウォーカー=ユーレイ説もありますね
(するとクリスとのベッドシーンは???)

アンジー・ディキンソン演じるクリスが彼に協力してやる訳ですが、この肝が据わったようなイメージが後年の「女刑事ぺパー」や「ビック・バッド・ママ」に繋がっていったのかもしれません

オープニングのアルカトラズの高い鉄条網の上から潮の流れを見つめているウォーカーの姿に惹かれます

マーヴィンと この映画のカメラワークが好きなので ☆☆☆☆☆

コメントする (0件)
共感した! 0件)
jarinkochie