心の旅
劇場公開日:1991年11月2日
解説
家庭を顧ることもなく仕事一筋であった有能弁護士が、ある事故から記憶喪失に陥り、逆に人間の真実の愛情に目覚めるというヒューマン・ドラマ。監督は「ハリウッドにくちづけ」のマイク・ニコルズ。脚本はTV出身のジェフリー・エイブラムス、撮影はジュゼッペ・ロトゥンノ、音楽はハンス・ジマーがそれぞれ担当。出演はハリソン・フォード、アネット・ベニング、ビル・ナン、ミッキー・アレンほか。
1991年製作/アメリカ
原題または英題:Regarding Henry
配給:UIP
劇場公開日:1991年11月2日
ストーリー
冬のニューヨーク。その日、患者に告訴された大病院の失態を救った有能な弁護士へンリー(ハリソン・フォード)は、煙草を買いにストアに入ったところ、たまたま遭遇した強盗に狙撃され、重傷を負い、記憶喪失になってしまう。妻子のことさえ思い出さず、リハビリ・センターで心を閉ざし続けていたヘンリーだが、トレーナーのブラッドレー(ビル・ナン)の明るい看護により、無事退院するに至った。彼を待つ家族、妻のサラ(アネット・ベニング)と娘のレイチェル(ミッキー・アレン)は、自分たちのことを思い出せないヘンリーを悲しみつつも、以前とは違う優しさ溢れる姿に喜びを感じはじめる。もう以前のような有能な弁護士ではなく、裕福にはなりえない家族の生活。しかし、心は満たされはじめてきた。サラの浮気が発覚したが、それも以前の仕事一筋のヘンリーのせいであり、2人は和解する。かつての不正弁護を恥じ、弁護士を辞め、真相の証拠を原告の患者サイドに届けた彼は、サラと共に寄宿学校に入れたレイチェルを引きとりに行き、家族3人で生きていこうと誓うのであった。
スタッフ・キャスト
- 監督
- マイク・ニコルズ
- 脚本
- J・J・エイブラムス
- 製作総指揮
- ロバート・グリーンハット
- 製作
- スコット・ルーディン
- マイク・ニコルズ
- 撮影
- ジュゼッペ・ロトゥンノ
- 美術
- トニー・ウォルトン
- 音楽
- ハンス・ジマー
- 編集
- サム・オースティン
- 衣装デザイン
- アン・ロス
- 字幕
- 戸田奈津子