荒野の七人

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劇場公開日:

解説

黒澤明監督の名作「七人の侍」を西部開拓時代のメキシコに舞台を移してリメイクした西部劇の金字塔的作品。メキシコの寒村イスカトランの住民は、毎年収穫期になると現れる野盗たちの略奪行為に苦しんでいた。ついに立ち向かうことを決意した彼らは、少ない資金を出し合って銃を買いに街へ向かう。そこで偶然にも凄腕ガンマンのクリスとヴィンと出会い、協力を依頼することに。仲間を集めて村にやって来たクリスたちは、住民を指揮して戦いの準備を整え、野盗たちを迎え撃つ。7人のリーダーとなるクリス役に「王様と私」のユル・ブリンナー。スティーブ・マックイーン、チャールズ・ブロンソンは本作の世界的ヒットにより一躍脚光を浴びた。監督は「大脱走」のジョン・スタージェス。

1960年製作/128分/アメリカ
原題または英題:The Magnificent Seven
配給:日本ユナイテッド・アーチスツ
劇場公開日:1961年5月3日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第33回 アカデミー賞(1961年)

ノミネート

作曲賞(ドラマ/コメディ) エルマー・バーンスタイン
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写真:Album/アフロ

映画レビュー

3.0西部劇の最高傑作の1つだ。

2024年11月20日
PCから投稿

黒澤明監督『七人の侍』を、西部開拓時代のメキシコに移してリメイクした西部劇。盗賊団の襲撃に悩む村に雇われた、7人の男たちの奮闘を描く。

本作は、『七人の侍』が持つさまざまなテーマを継承しつつ、古典的な西部劇を踏襲した、見事な成功例だと思う。魅力的なキャラクターを演じたキャストの好演と、エルマー・バーンスタインの音楽も印象深い。

メンバーを集める過程や、襲撃に備えた訓練の描写が、やや平板かなと思う。しかし全体を見れば、野性味にあふれた面白さに満ちているし、荒々しさと華々しさ、ロマンスとユーモアが融合した、素晴らしい一大活劇だ。

伝統的な西部劇の奔放さも受け継いでるし、なるほど『七人の侍』をハリウッドが作ったらこうなるよなと思える作品だ。『七人の侍』とは、それぞれが傑作だし、西部劇の最高傑作の1つだと思う。

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瀬戸口仁

3.0元ネタの七人の侍の方が圧倒的に面白い。こちらは戦闘シーンが本当にし...

2024年10月4日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

元ネタの七人の侍の方が圧倒的に面白い。こちらは戦闘シーンが本当にしょぼい。脚本も七人の侍の方が上。リメークなら本作を上回ってくれないと。(2024/10/04/NICL)

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タスカプレミアム

4.00001 生まれた年の映画だってさ

2024年6月23日
PCから投稿
鑑賞方法:TV地上波

てことで拙の生まれた年からのレビューを
地味に作成していきたく。

1961年公開
ガキの頃には土曜映画劇場にて前編後編でよく
オンエアされました。
ウキペによると1974年が初回放映。128分。
当時のテレビ放送枠は2時間でスペシャル版時間などは
設定しておらずバッタバッタ切りまくって90分に抑えて
放送しており、128分って前後編にわけるほどの尺でもなく
に対しこの土曜映画劇場だけ1時間半枠。
前後編にわけるにはちょうどよかったのですね。
筈見有弘の名調子解説が光る。

エルマー・バーンスタインが書き上げたテーマ曲は、雄大で
これぞ西部劇音楽!
ユルブリンナーはヒーローなのに何故ハゲなのか?
少年は不思議でなりません。
マックイーンもブロンソンもコバーンもワグナーも公開時は
無名の域だったと思うがテレビ鑑賞時は大スターだったわけで
豪華さが増しました。
黒澤明原作でなかったとしても
永遠に残ってほしい映画の一本です。
80点

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NWFchamp1973

5.0西部劇でよみがえった「七人の侍」

2024年3月29日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

楽しい

興奮

黒澤明監督の名作「七人の侍」をリメイクした西部劇ってのが誇らしい。ユル・ブリンナーやスティーブ・マックイーン、チャールズ・ブロンソンといった豪華俳優陣のガンアクションも素晴らしい。1960年製作の古い映画だが、今見ても見応えがある。ジョン・スタージェス監督は「七人の侍」の精神を忠実に理解し、西部劇に作り変えた。「七人の侍」を知らない世代にも十分楽しめる作品になっている。

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焼き鳥ポン太

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