荒野の七人

ALLTIME BEST

劇場公開日:1961年5月3日

解説・あらすじ

黒澤明監督の名作「七人の侍」を西部開拓時代のメキシコに舞台を移してリメイクした西部劇の金字塔的作品。メキシコの寒村イスカトランの住民は、毎年収穫期になると現れる野盗たちの略奪行為に苦しんでいた。ついに立ち向かうことを決意した彼らは、少ない資金を出し合って銃を買いに街へ向かう。そこで偶然にも凄腕ガンマンのクリスとヴィンと出会い、協力を依頼することに。仲間を集めて村にやって来たクリスたちは、住民を指揮して戦いの準備を整え、野盗たちを迎え撃つ。7人のリーダーとなるクリス役に「王様と私」のユル・ブリンナー。スティーブ・マックイーン、チャールズ・ブロンソンは本作の世界的ヒットにより一躍脚光を浴びた。監督は「大脱走」のジョン・スタージェス。

1960年製作/128分/アメリカ
原題または英題:The Magnificent Seven
配給:日本ユナイテッド・アーチスツ
劇場公開日:1961年5月3日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第33回 アカデミー賞(1961年)

ノミネート

作曲賞(ドラマ/コメディ) エルマー・バーンスタイン
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映画レビュー

3.5 あの曲はこの映画のだったのね

2025年12月28日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

興奮

カワイイ

面白かったベルナルド生きててほしかったな。

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symi

3.5 タイトルなし(ネタバレ)

2025年11月5日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD
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ナイン・わんわん

3.5 「正義のガンマン」なんて存在しない

2025年5月18日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

楽しい

単純

 黒澤明監督の名作時代劇『七人の侍』(1954)の西部劇版リメイク。

 監督は『OK牧場の決斗』(1956)のジョン・スタージェス。そのためか、クリスのセリフには「トゥームストーンから来た」なんてクスグリも。ヴィンのいたダッジシティもワイアット・アープゆかりの地。

 セルジオ・レオーネ監督が『用心棒』(1961)を翻案した『荒野の用心棒』(1964)と異なり(盗作といわれることが多いが、イタリア側の事前の申請を東宝が無視したという説も)、本作は正式に許可を得ており、オープニング・クレジットにも「baced on the Japanese film “SEVEN SAMURAI”」の文言が確認出来る。
 筋書きだけでなく、勇壮なテーマ曲を作ったエルマー・バーンスタインも劇中で早坂文雄の旋律を部分的に拝借している。

 重い印象の残るオリジナルのラストとは違い、たくさん人が死んでるのにハッピーエンドに持ち込むのは西部劇の従来のパターン。一方で、序盤に先住民の埋葬を巡りひと悶着あるのは当時の公民権運動の影響だろうし、ほかにも旧い西部劇からの脱却が認められる。

 銃を買い付けに来たメキシコ人から助言を求められたクリスは「ガンマンを雇え」とアドバイスするが、アメリカにおけるgunmanは殺し屋とほぼ同義語で、ならず者を指す言葉。正義の銃使いはガンファイター、もしくはガンスリンガーと呼ばれ区別される。
 つまりは「毒をもって毒を制す」戦法。正義感だけでは悪党に立ち向かえないことを農民に示唆している。
 言ってるクリス本人も黒ずくめの衣装にスキンヘッドと、本来なら悪役の出で立ち。本作が「良き友、良き父、良き夫」を主人公にした勧善懲悪のアクション・ヒーローものではなく、ピカレスクムービーの側面を持つことの視覚的な暗示になっている。
 結局、集まった顔ぶれのほとんどが金で殺しを請け負った経験のあるアウトロー。菊千代以外は武士で構成されたオリジナルとは異なる趣き。

 メンバー個々の設定も、勘兵衛に相当するリーダーのクリスと久蔵に相当するナイフの達人ブリット以外は再構築されているなど、細かい異同を挙げればキリがないが、いちばんの相違はオリジナルの野武士(野伏せり)がほぼ無個性だったのに対し、本作の山賊の頭目カルヴェラはよくしゃべるし人間臭い所もあるなど、ステレオタイプの悪党ではなく極めて個性的。登場時にいささか左翼的な主張を展開するのは、当時の冷戦体制を反映しているからか、それとも赤狩りの揶揄なのか。

 カルヴェラを演じたのはアクターズ・スタジオ出身のベテラン俳優イーライ・ウォラック。貫禄の演技で若手俳優を圧倒している。
『おしゃれ泥棒』(1966)のセレブや『ゴッドファーザーPARTⅢ』(1990)のマフィアなど幅広い役柄で知られるが、彼のベスト・パフォーマンスは『続・夕陽のガンマン』(1966 原題THE GOOD, THE BAD, AND THE UGLY)のトゥーコ。本人も気に入っていたのか、自伝のタイトルは“THE GOOD, THE BAD, AND ME”。
 ブルックリン生まれの生粋のニューヨーカーなのに、メキシカン役がよく似合う。

 ウォラックを含め、ユル・ブリナー、チャールズ・ブロンソン、ジェームズ・コバーンの合計四人がのちにマカロニ・ウエスタンに出演しているからか、本作をマカロニ・ウエスタンの原点と位置づける媒体もかつてあった。
 レオーネの大作西部劇『ウエスタン』(1968)からのオファーに躊躇していたヘンリー・フォンダに『絶対出ろ』と決断を迫ったのは親友のウォラック。そして今度はフォンダが『夕陽のギャングたち』(1971)への出演を迷っていたコバーンに「いい経験になるから」と背中を押している。

 一般的にあまり知られていないが、裁判で早々に白旗挙げて権利面で譲歩した『荒野の用心棒』に対し、本作は正式なリメイクにも拘わらず黒澤を含むオリジナルの脚本陣の権利を無視したことや、ビデオ時代の到来で発生するあらたな権益を巡り日米間で泥沼の法廷闘争を繰り広げることに。
 リメイクなのに多くの派生作品が存在する本作。この時の顛末も映像化出来そうな気がするが、その際のタイトルは是非“FOR A HUGE DOLLARS MORE”に。

 BS12トゥエルビにて視聴。

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TRINITY:The Righthanded Devil

4.0 侍をガンマンに…心躍る西部劇

2025年4月20日
PCから投稿

知らない人が居てもいいけど
知らない人は知るべき映画。

骨太な作品を作るジョン・スタージェス監督は
OK牧場の決斗、老人と海など印象の強いものが多く
彼のスタイルにピッタリの物語を選んだ。

黒澤明監督の「七人の侍」の西部劇版だが
要素だけ頂いて上手く料理している。
ここから生まれたスターは多く
正義のために戦う姿は後世に残った。

嘘か誠かわからないが
メキシコ政府との間に
メキシコ人を弱虫にしない等
交渉が有ったとか無かったとか

しかし勝ったのは農民…
侍もガンマンも着地点は同じで
有名なテーマ曲同様、今に残る。

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星組

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