ケープ・フィアー

劇場公開日:

解説

レイプ犯として長く獄中生活を送った男が、弁護士一家を恐怖のドン底に追い詰めるスリラー。「恐怖の岬」(62)のリメイク作品。エグゼクティヴ・プロデューサーはキャスリーン・ケネディとフランク・マーシャル。監督は「グッドフェローズ」のマーティン・スコセッシ。脚本はウェズリー・ストリック。撮影はフレディ・フランシス。音楽はエルマー・バーンスタインが担当。出演はロバート・デ・ニーロ、ニック・ノルティ、ジェシカ・ラングほか。

1991年製作/128分/アメリカ
原題または英題:Cape Fear
配給:UIP
劇場公開日:1991年12月21日

あらすじ

レイプ罪により14年間の獄中生活を終えたばかりのマックス・ケイディ(ロバート・デ・ニーロ)は、自分を敗訴に導いた弁護士サム・ボーデン(ニック・ノルティ)に対する復讐を誓い、サムばかりか妻のレイ(ジェシカ・ラング)や娘ダニエル(ジュリエット・ルイス)の前にも姿を現すようになった。愛犬が殺され、サムの愛人ローリー(イレーナ・ダグラス)が襲われるが、マックスの犯行とは認められない。ダニエルにマックスが接近したことを知ったサムは私立探偵カーセク(ジョー・ドン・ベイカー)を雇い、力づくでマックスを町から追い出そうとするが、鍛え抜かれた肉体を持つマックスには通用せず、逆に暴行罪で告訴されてしまう。焦るサムは自宅にマックスをおびき寄せるが、またもや逆襲にあい、せっぱつまった一家は、夜、密かに町を離れハウスボートのあるケープ・フィアーへ向かった。しかしマックスは、執拗に追い続け、岸を離れた一家を襲撃。嵐の中、悪夢のような復讐劇が繰り広げられるが、一家は命からがら脱出に成功。鬼と化したマックスは深い海へと引き込まれていくのであった。

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スタッフ・キャスト

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受賞歴

第49回 ゴールデングローブ賞(1992年)

ノミネート

最優秀主演男優賞(ドラマ) ロバート・デ・ニーロ
最優秀助演女優賞 ジュリエット・ルイス
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写真:Album/アフロ

映画レビュー

4.0第1級の監督が撮ったB級スリラー‼️

2025年3月14日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

怖い

単純

興奮

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活動写真愛好家

4.0久々に見たけど、 やっぱ怖かった。 デ・ニーロのやさしそうな顔のし...

2024年12月17日
PCから投稿

久々に見たけど、
やっぱ怖かった。
デ・ニーロのやさしそうな顔のしわ、
理知的にも見えるし、
それなのに、急に無表情になり、
怒りにゆがむ顔怖かった。
弁護士の娘役のジュリエット・リュイスのあどけなさ、
世間知らずのくせに生意気も言う、
大人への憧れと反発心もうまく演出されていて、
よりいっそうデ・ニーロの狂気を引き立てる。

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あとぅーし

3.5役立たず不倫親父

2024年5月31日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

怖い

興奮

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蜷川吝塀

3.5狂気の128分。

2024年5月21日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

ふとしたきっかけでの初鑑賞だったが楽しめた。
デ・ニーロ×スコセッシという事でやや期待して見たが、序盤のカメラワークや全身タトゥーだらけのデ・ニーロを見て掴みは完璧。
その後のストーリー展開も非常に面白く、唯一無二の魅力に溢れた怪作であった。

まずはデ・ニーロ演じる復讐鬼と化したサイコパスの造形が素晴らしい。タクシードライバーのトラヴィスを追い落とす勢いで役を演じきっている。後年のホアキン版ジョーカーにもかなり影響を与えたのではないだろうか?
このキャラクターがいるだけで映画の価値がグンと上がる。

加えて、スコセッシ独特のカメラワーク。緊張感をしっかり維持しつつテンポ良く展開していくストーリーも素晴らしかった。

総じてスコセッシとデ・ニーロの個性が光る怪作であった。カルト的人気も頷ける。

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ジョイ☮ JOY86式。