パンサー
劇場公開日:1996年3月30日
解説
60年代アメリカで、黒人が自衛のために結成した“ブラック・パンサー党”をめぐる実録ドラマ。監督は「ニュー・ジャック・シティ」のマリオ・ヴァン・ピーブルス。脚本は彼の実父で、「スウィート・スウィートバック」などの、“ブラック・ムービーの代表的存在、メルヴィン・ヴァン・ピーブルス。父子の本格的な共同作業は本作が初めてで、二人は特別出演もしている。製作は父子とプレストン・ホームズ、エグゼクティヴ・プロデューサーはエリック・フェルナー、ティム・ビーヴァン、撮影はエディ・ペイ。音楽は「ニュー・ジャック・シティ」でマリオと組んだ、「ハイヤー・ラーニング」のスタンリー・クラーク。音楽監修はラリー・ロビンソンで、ジョージ・クリントンはじめ、有名黒人アーティストが多数参加したのも話題に。美術はリチャード・フーヴァー、編集はアール・ワトソンがそれぞれ担当。出演は「勇気あるもの」のカディーム・ハーディソン、「ポケットいっぱいの涙」のタイリン・ターナー、「コンゴ」のジョー・ドン・ベイカーほか。
1995年製作/アメリカ
原題または英題:Panther
配給:アスミック
劇場公開日:1996年3月30日
ストーリー
60年代後半。サンフランシスコはオークランドの黒人居住区。白人中心の社会のもと、政治家は警察支配を強化するだけで、当地にはまともに信号もつくらない差別的な態度で臨んでいた。そんな状況下、“ブラックパンサー党”なる組織が結成された。ベトナム戦争に従軍し、傷病兵として退役した学生のジャッジ(カディーム・ハーディソン)は、友人でパンサー党の若きカリスマ・リーダー、ヒューイ・ニュートン(マーカス・チョン)が警察と対峙する場を目撃。感動した彼は入党を決意、友人のサイ(タイリン・ターナー)らと地域の浄化を目標に、困難な仕事に取り組み始めた。ヒューイはそんな彼に二重スパイの任務を課すが、ヒューイを目の敵にするタイロンから疑いをかけられる。ばかりか、警察からもつきまとわれ、パンサー抹殺のための情報提供を迫られる。友人のサイが死んでしばらく後、ジャッジは地元の暴力団のボス、タイナンが用意した麻薬で、黒人居住区を麻薬漬けにしようという恐るべき陰謀を知る。リーダーのヒューイは警官殺しの罪を着せられ逮捕された後、ジャッジは陰謀の黒幕がFBI長官にまでつながる事実を知り、戦慄する。なすすべないジャッジは反目していたタイロンの協力を得て、問題の麻薬の処分に乗り出し、成功するが、根本問題がそれで解決したわけではなかった。ジャッジらの奮闘はその後も続き、“ブラックパンサー党”の戦いは今も終わっていない。
スタッフ・キャスト
- 監督
- マリオ・バン・ピーブルズ
- 脚本
- メルビン・バン・ピーブルズ
- 製作総指揮
- エリック・フェルナー
- ティム・ビーバン
- 製作
- マリオ・バン・ピーブルズ
- メルビン・バン・ピーブルズ
- プレストン・ホームズ
- 撮影
- エディ・ペイ
- 美術
- リチャード・フーバー
- 音楽
- スタンリー・クラーク
- 音楽監修
- ラリー・ロビンソン
- 編集
- アール・ワトソン
- 衣装デザイン
- Paul Simmons
- 字幕
- 岡田壯平
-
Judgeカディーム・ハーディソン
-
Tyroneボキーム・ウッドバイン
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Brimmerジョー・ドン・ベイカー
-
Bobby Sealeコートニー・B・バンス
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Cyタイリン・ターナー
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Huey Newtonマーカス・チョン
-
Eldridge CleaverAnthony Griffith
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AlmaNefertiti
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Rodgersジェームズ・ルッソ
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Ritaジェニファー・ルイス
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Drinker No.1クリス・ロック
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Pruittロジャー・グーンバー・スミス
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TyranMichael Wicott
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Hooverリチャード・ダイサート
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DorsettM・エメット・ウォルシュ
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Reverrend Slocumディック・グレゴリー
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特別出演Jerry Rubin
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不明ジェームズ・レグロス
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不明ロバート・カルプ
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不明マリオ・バン・ピーブルズ
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不明メルビン・バン・ピーブルズ