グリズリー
劇場公開日:1976年7月3日
解説
北米大陸の山岳地帯に住む灰色大熊グリズリー対人間の戦いを描く。製作総指揮はエドワード・L・モントロ、製作はデイヴィッド・シェルドンとハーベイ・フラックスマン、監督はウィリアム・ガードラー、脚本はハーベイ・フラックスマンとデイヴィッド・シェルドン、撮影はウィリアム・A・アンダーソン、音楽はロバート・O・ラグランド、編集はバブ・アンダーソンが各々担当。出演はクリストファー・ジョージ、アンドリュー・プライン、リチャード・ジャッケル、ジョアン・マッコール、ジョー・ドーセイ、ヴィッキー・ジョンソンなど。
1976年製作/アメリカ
原題または英題:Grizzly
配給:コロムビア映画
劇場公開日:1976年7月3日
ストーリー
大自然の景観の美しい国立公園のある朝。昨夜ここに一泊した2人のティーンエイジャーのキャンパーは大きく伸びをした。そのとき、巨大な灰色大熊グリズリーが突如、2人に襲いかかり、あっというまになぎ倒した。最初の犠牲者が出たとき、大多数の人はそれが想像もつかない大事件の前ぶれだとは思いもよらなかった。ひとたび人間の肉を味わったグリズリーが次々に犠牲者をつくりあげていくとは……。唯一人、公園管理官のケリー(クリストファー・ジョージ)だけがそのことを予測した。彼は森林関係のエキスパート、スコット(リチャード・ジャッケル)を招き、巨大な殺し屋の追跡作戦を開始。同時に公園責任者キットリッジ(ジョー・ドーセイ)に公園の閉鎖を要求した。しかし、キットリッジはそれを拒否、そればかりか宣伝する絶好の機会だとTVや新聞、雑誌などマスコミに総動員をかけて取材を呼びかけた。人命か利益か、2人は激しく対峙した。今や、静かだった国立公園は取材人とハンターの大群でごったがえした。そんな人間どもを尻目に、グリズリーの跳梁は一段と大胆になった。ケリーはあせった。恋人アリソン(ジョアン・マッコール)との間がうまくいかなかったことも、焦りに油をそそいだ。ケリーとスコットは、ベトナム帰りのヘリコプター操縦士のドン(アンドリュー・プライン)を仲間に加え、新たな作戦を練った。だがグリズリーは、彼らをあざ笑うかのようにすべての罠をかわして殺戮をくり返した。若い女性の公園管理官、ゲルイ(ヴィッキー・ジョンソン)が、全裸で滝にうたれようとしたところを襲われ、ついで母親と3歳の男の子が惨殺された。キットリッジがやっと公園を封鎖することを決心した。スコットはグリズリーを生け獲りにすべく、単身森へ入っていった。手にはトランキライザー弾を仕込んだ特殊なライフルをたずさえていた。やがて、身近に獣の気配を感じたスコットの馬が立ち上がろうとした瞬間、グリズリーがその愛馬の首をふきとばした。今、まさにスコットは、グリズリーと面と向って戦うことになった。彼は必死にグリズリーに挑んだ……しかし、彼もまた1度は命を救われたかのように思ったが、ふたたびグリズリーに襲われ、彼のライフルも無に期した。一方、ケリーとドンも憎むべきグリズリーを倒すため命がけで森へ来ていた。突然グリズリーがドンに飛びかかった。今や復讐の鬼と化したケリーは銃を撃ちつづけたがグリズリーは、うけつけない。今度はケリーに襲いかかろうとしたが、その時、爆破銃がグリズリーをめがけて火をふいた。
スタッフ・キャスト
- 監督
- ウィリアム・ガードラー
- 脚本
- ハーベイ・フラックスマン
- デビッド・シェルドン
- 製作総指揮
- エドワード・L・モントロ
- 製作
- デビッド・シェルドン
- ハーベイ・フラックスマン
- 撮影
- ウィリアム・アズマン
- 音楽
- ロバート・O・ラグランド
- 編集
- バブ・アンダーソン