劇場公開日 2024年10月11日

グラディエーターのレビュー・感想・評価

全185件中、81~100件目を表示

4.0故郷でまったりとか。

2024年10月13日
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楽しい

単純

興奮

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SAKURAI

5.0ジェラシー

2024年10月12日
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興奮

2024年の Ⅱための予習鑑賞しました。

グラディエーター Ⅱは、
どんな風に I から継続するのか、
復活するのか、楽しみ楽しみ。

予告編を見ると、
リメイクのような気がした。

Ⅰ は、愛の裏側 ジェラシー ですね。
         井上陽水の歌詞より

シーザーに推されない者に
      生じるものはジェラシー

^_^

グラディエーター

「ブレードランナー」の巨匠リドリー・スコットが、古代ローマを舞台に復讐に燃える剣闘士の壮絶な闘いを描き、
第73回アカデミー賞で作品賞・主演男優賞など5部門に輝いた歴史スペクタクル。

古代ローマの皇帝アウレリウスは、信頼を寄せる将軍マキシマスに次期皇帝の座を譲ろうと考えていた。
それを知った野心家の王子コモドゥスは父を殺して玉座を奪い、マキシマスに死刑を宣告。

マキシマスは故郷へ逃れるが、コモドゥスの手下に妻子を殺されてしまう。
絶望の中、奴隷に身を落としたマキシマスはやがて剣闘士として名を上げ、闘技場で死闘を繰り返しながらコモドゥスへの復讐の機会を狙う。

主人公マキシマスをラッセル・クロウ、
宿敵コモドゥスをホアキン・フェニックスがそれぞれ演じた。

2024年、続編「グラディエーターII」の公開にあわせて、本作も4Kデジタルリマスター版でリバイバル公開される。

グラディエーター
Gladiator
2000/アメリカ

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カール@山口三

5.0大作!

2024年10月12日
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泣ける

興奮

来月公開のグラディエーターII の予習として「グラディエーター 4Kデジタルリマスター」を劇場で初鑑賞。
ストーリーは奇をてらったものではなく王道。
だが、大作はそれでいいと思ってます。豪華な俳優陣の素晴らしい演技、VFX、多くのエキストラを使った大掛かりな戦闘シーンを堪能するもの。
当時はまだ26歳くらいでしょうか。ホアキン・フェニックスの悪役っぷりが素晴らしい。前日に「ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ」でガリガリの姿を観たので、改めて凄い俳優だなと感じました。
民衆や部下からの人望があるマルクス・アウレリウスの強い姿に憧れを抱いていたルシウス。次作でどのような男に成長したのか、今から鑑賞が楽しみです。

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koji

5.0シスコン独裁者

2024年10月12日
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 『グラディエーターⅡ』の前に劇場で観れてよかった。昔、DVDで鑑賞した記憶を一新する迫力に圧倒される。コロッセオに集まった5万人の観衆の歓声が地響きのように聞こえてくる。

 完璧主義者であるリドスコ監督のこだわった衣装・美術。当時の残虐ショーをこれでもかと再現してしまう徹底ぶり。鑑賞するのにも体力が必要ですね。

 あの可愛いルキウスがグラディエーターとなるなんてワクワクします。デンゼル・ワシントンも出演するし、続編が待ち遠しい。

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bion

5.0マキシマスよ、永遠なれ

2024年10月11日
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中学生の頃にTSUTAYA借りて観た作品がまさかの映画館で観られるなんて…ほんまに感激すぎて😭😭上映してくれてほんまにほんまにありがとうございます🙏
ラッセルクロウをこの作品で知り、子どもながらにそれ以降TSUTAYAでラッセルクロウ出演作を観まくるという。これもまた思い出の作品。

新皇帝に忠義を示さなかったことにより、家族を殺され剣闘士になる男、マキシマスが主人公。復讐がメインではあるんやけど、このマキシマスという主人公がなんとも魅力的。家族、仲間思いの優しさもあり、闘いとなると誰よりも頼りになるリーダー。マキシマスに対抗するのがホアキンフェニックス演じるコモドゥス。こいつがまた憎たらしいし、シスコンだしほんまに嫌味。ホアキン好演!

あらためて見返すと、ああこんなシーンあったなあ〜とか小さい頃に観ていたせいか当時は難しい映画という印象やったけど、マキシマスの愛と漢としての美学を描いた作品やなあと思う。最後のシーンは思わず涙。

劇場公開中なので観たことがない方もある方もぜひ!
Ⅱもはやくみたい!!

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める

5.0好きな映画ランキング:13位

2024年10月7日
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バトルシーンの迫力がすごい!
目的が復讐ってのもいい。
それ以上に人間ドラマが濃厚。

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Nux/ニュークス 👑

4.5「グラディエーター Ⅱ」に向けて‼️

2024年9月19日
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泣ける

怖い

興奮

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活動写真愛好家

4.5『夕陽のガンマン』や『ウェスタン』をリスペクト。

2024年9月15日
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マサシ

3.5悲しみの余韻を残す男の闘い

2024年8月23日
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悲しい

レンタルDVDでの観賞。予想通りの物語でしたが、全編に悲しさを感じました。ラッセル・クロウが良い表情でした。
良い余韻を残し、民族風の音楽も素晴らしかったです。

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ゆきとう

4.5続編が近々あるとの事で。

2024年7月15日
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続編情報があったので観た事無かったので鑑賞した所ハマりました、出演陣も豪華で若々しくパッと見別人かと思いました。
良い終わり方で満足したので逆に次は蛇足にならないか不安。

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はまぐりの短い感想文

3.5暴君マルクス・アウレリウスに、人生を壊された三人。

2024年7月11日
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鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

映画の中では”賢帝”のように評される先帝マルクス・アウレリウス。
けれど、どこかじゃ?と思ってしまう。

「お前がダメなのは、父がダメだからじゃ」と言われて嬉しい子どもがいるのだろうか?
 息子が自分の期待に合わなかったからと、あからさまにその息子の前で、自分の期待に応える息子をかわいがる父(今なら心理的虐待に入る)。
 領土拡大したから、偉大な皇帝?まるでロシアのプーチンだ。
 そうやって、原住民を蹴散らし、被害を与えておいて、死期が近づき、己への後世での評価を気にし、「私は何をしたのだろうか」って。
 自分のことしか考えない。
 「共和制に戻す」っていきなり言って、さも良さげな人になっているが、段取りを考えない。思い付き。組織変更の苦労をすべてマキシマスに丸投げ。そんなの引き受けたくない。
 わが子可愛さに、上に立つ者としての才が無い者を2代目にして、つぶれていく組織は多いから、それをしなかったのは英断。でも、それにしたって、根回しして、周りの重臣を巻き込みながら、息子の気持ちに寄り添いながら、穏やかに代替わりしたのならこんなことにはならなかったのに。急いては事を仕損じる。その典型。
 老いて、自制が効かなくなり、死期も近いことから衝動性が止められなくなったのだろうか?

そんな父の元に生まれてしまった姉と弟。
 姉は、マキシマスに「嘘ばかり」と評され、「そうしなければ生きていけなかった」と返す。どんな生活を送ってきたのだろうか?日本の”大奥”のような暗殺・権謀に幼いころからさらされたのだろうか?『英国王のスピーチ』で語られていたように、乳母たちからの虐待? 実際、ヨーロッパ貴族の子弟は、召使たちからの性被害にあっていた人が多いと聞く。そんな中で、権謀術にたけたのだろうか?
 弟も、かしずかれていても、己の欲のために動く召使たち・取り巻きに、よいしょされ、下げずまれて、生きてきたのだろうか。誰にも安心して甘えられず。
 母は?
 父は評価するのみ。
 二人は、お互いのみを頼りとするしかなかったのか。

マキシマスには、そんな親子関係など、想像もできなかったのだろう。
 ひたすら、妻と子の元に帰りたかったマキシマス。子は目に入れても痛くないほどかわいいはず。誰にとってもという環境。
 だから、せっかく、コモドゥスに一矢報いるチャンスが巡ってきても、息子と同じ年頃のルキウスがコモドゥスの前に立つと諦めてしまう。
 ルッシラが裏切っても、ルシウスを守るためだろうと許してしまっている様子。
 マルクス・アウレリウスが、マキシマスに固執しなければ、こんなことにならなかったのに。ちゃんとマキシマスの望みを叶え、故郷に帰し、そののち呼び出せばよかったのに。
 マキシマスとコモドゥスとの間には、ゲルマニアへの遠征以前から確執があったのだろうか。コモドゥスがゲルマニアに到着した時点で既に、コモドゥスへの思いやりも敬意もないマキシマスの振舞。”父”として慕う先帝を殺された思い、(実)父殺しをした輩への思い。そのうえでのコモドゥスへの振舞。軍は自分の味方、コモドゥスには何もできないという驕りがあったのではないか。
 そんな確執に巻き込まれて亡くなったマキシマスの妻と子が不憫でならない。

確かに、コモドゥスは、マキシマスから妻と子を奪った。
でも、コモドゥスから父と栄光を奪ったマキシマス。勿論、それは父の咎で、マキシマスのせいではないのだが。
  『三国志』で、劉氏が息子を差し置いて、劉備に国を譲ろうとした時の劉備の対処と比べて、なんとも拙い。戦いにはたけていたが、情勢を見るのは下手だったのか。辺境にいたから、ローマの情勢がつかめなかったのか。

★ ★ ★ ★ ★

なんたる愛憎劇。
 求めるものを得られなかった二人。
 帰郷したかっただけのマキシマス。
 父の、姉の、民衆の愛を得たかっただけのコモドゥス。

初見では、ホアキン・フェニックス氏の演技に魅了された。
 この方は、他の映画でも、得られぬ愛を乞う演技が本当に上手い。
 そして、この映画では、青白い顔、目の下のクマ。監督による演出だそうだ。
 皇家のやんごとない生まれの立ち振る舞い。視線の投げ方。
 それでいて、中二病らしい繊細さ。壮大なことを考えていそうでの短絡思考。脚本・演出とはいえ、この方が演じるとハマる。
 姉から渡された薬を飲むときの表情。”毒”?と怪しみながらも、飲み干す姿。そしてなんでもなかった時のかすかな表情。緊張感あふれてドキドキする。

そして、ニールセンさんの演技にも共感する。
 いかにも、権謀術にたけた登場。
 息子を思う気持ちと、弟を思う気持ちの変化。やつれ具合。

何度か見直すうちに、クロウ氏の繊細な演技に気づく。
 カリスマ性のある将軍・グラディエーターの役。
 強さが目立ち、初見では猛々しさだけが印象的だが。
 故郷を、妻・子を思う時の表情。こんな穏やかな表情をするんだ…。

そして、ルキウスを演じたクラーク君。
 母からの、叔父からの愛情を疑わない爛漫さ。
 それでいて、自分の発言で、叔父と母の仲が崩れていくことに目を白黒させながら、母を気遣う姿。夫婦喧嘩の間に挟まれた子のようで、抱きしめたくなる。

ジュバが、たんなる愛憎・復讐物語のこの映画を昇華させる。
 背筋の伸びた、フンスー氏の言い方が良い。

衣装や舞台背景が煌びやかで重厚。
 ローマの皇帝の館。
 グラディエーターの周りは、赤土色。
 マキシマスが乞う農村風景。

冒頭の闘いの迫力。伐採が予定されていた森を焼いたそうだ。

世界観に酔わせてくれる。

★  ★  ★

この作品は、音楽も称賛されているのだけれど…。
私は、時折、『パイレーツ・カリビアン』を思い出してしまって…。
一瞬、私は何を見ているのだっけ?と混乱してしまう。

★ ★ ★

実話をもとにしたフィクション。

Wikiによると、
 コモドゥスは、マルクス・アウレリウスのたくさんの子どものうちで、ただ一人成人した男児で、父の溺愛を受けていたそうだ。父の存命中から、10代で副帝になって、父の死後、皇帝になったとか。
 初めは、それなりに皇帝として政治を行った。けれど、妻の一族を重用し、それに危機感を感じた姉・ルシアにより暗殺されそうになったとか。
 その後くらいから、重臣を処刑したりして…。
 ヘラクレスの生まれ変わりと自称して、実際にコロシアムで動物と戦ったりしたとか。
 最終的には暗殺されたとか。

この映画の元ネタになった先行映画もあるらしい。

時代考証の専門家に監修してもらっていたらしいが、その人たちの指摘より、演出を優先したとDVDについていた解説で、監督が言っていた。「あなたの言うことって絶対正しい?実際に見てきたのか?」とか言って。
 なんて、失礼な!と怒りたくなるが、指摘通りに作っていたら、あのうっとりするような衣装も、迫力ある戦いシーンも無くなっていた。映画は映画と割り切るべきなのだろうな。

★ ★ ★

ローマ時代の絵巻。
 迫力があるシーンが多い。
 蜂起とか、元老院の暗躍も多少描かれるが、
 結局、マキシマス・コモドゥス・ルッシラの愛憎劇に終始して、場面もコロシアム主体となり、物語は小さくまとまっている。
 その分、コモドゥスとルッシラの心情をたっぷり描き、マキシマスのアクションもたっぷり堪能できる。
 加えて、プロキシモの生き様、ジュバの死生観も興味深い。
 筋をシンプルにした勝利と言うか。

そして、皇帝の地位が、民衆の人気度に頼っているらしいところが、映画や芸能が民衆の人気度次第なところとかぶってしまう。民衆の思いが移り気なところも…。
 よくできた構造だなと思う。

ただ、私は、冒頭に書いた部分や、
   クィントゥスの処世術に違和感を覚え(あの時点で「剣を渡すな!」って言ったからって、マキシマスを運ぶのに、躊躇なく一番乗りしてくるって…)、
   コモドゥスがかわいそうすぎて、高評価をつけられない。

   (マキシマスを運びたいのに、背が足りないから周りをウロウロしているルキウスはかわいいが)

㊟引用台詞はすべて思い出し引用。間違っていたらごめんなさい。

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とみいじょん

4.5ラストの美しさ

2024年5月2日
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ouosou

4.5やっぱりマキシマスがかっこよすぎる

2024年2月2日
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鑑賞方法:DVD/BD、映画館

泣ける

悲しい

興奮

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shocolat

5.0迫力満点、感動的で奇跡のような─

2024年1月30日
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泣ける

興奮

公開当時、劇場は結構がらがらだったと、ある映画好きから聞いたことがあります。実際に自分もDVDでこの作品を見たし、日本の興行成績も驚くくらいに低い。そういえば、エイリアンもブレード・ランナーも、後々どんどん評価されていったという印象です。
そもそもローマ帝国の話となると、スパルタクスとかベン・ハーといった不朽の名作があるのに時を経て何でまた作るのかという思いが・・・だから正直、ラッセル・クロウが一人佇むそのビジュアルに全く惹かれなかったし、なんか長いし、しぶしぶレンタルした気がします。そしてそれが予想外に面白くて、ビジュアルと音楽の素晴らしさですっかりこの作品の虜になってしまいました。
この作品以降、リドリー・スコットはもちろんのこと、ラッセル・クロウ、ホアキン・フェニックス、そしてハンス・ジマーという名前に目がいくようになりました。その名をもとに作品を選ぶことも多く、とかくホアキンとハンス・ジマーには多大な恩恵を受けた気がします。でも、この監督には何度も裏切られた(と勝手に思っているだけなのですが・・・)と感じています。もしかしたら、グラディエーターだけが奇跡なようなものだったと感じ始めています。だから、続編などもかなり不安なのですが・・・まぁ見る前のものをとやかく言うのはやめましょう。
最高の映像と最高の音楽の融合、それがまさにこの作品の醍醐味なのだと思っています。興奮や感動、悲しみや苦悩、映像と音楽でもってどっと押し寄せてくるような─。展開とストーリーもまた非常に分かりやすく自然とカタルシスを感じるようなエンディング。結果を知ってから何回見たか分かりませんが、見るたびに泣いてしまいます。あのリサ・ジェラルドの歌声が流れてくると、たまらんのです;;;
はじまりもかなり格好いいんですよねぇ。静かーに始まったと思いきや、迫力満点でド派手な戦闘シーンがバーンと来て、そして感動的で静かに悲しく物語が動き出す─。途中もたくさん見どころがあって、続編の前にどこかデカイ劇場でリバイバル上映してくれないかなと密かに思っています。これこそ大画面と質の良い音響に包まれながら鑑賞したい作品です。

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SH

4.0ローマに捧げる挽歌

2024年1月30日
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鑑賞方法:DVD/BD

多分、ローマ皇帝の二人は第16代ローマ皇帝、マルクス・アウレリウス・アントニヌス帝と彼の息子である、ルキウス・アウレリウス・コンモドゥス帝がモデル。
偉大な父から放蕩の暴君へと委譲された帝国の歴史を大胆に脚色しながら、より深みのある人間ドラマと壮大なスケール、今観ても説得力のあるこだわりのプロダクトデザインで描き出す、歴史大作だ。

実はこれが2回目の鑑賞で、初めて観た時は気がつかなかったのだが、主人公・マキシマスと対立関係となるコモドゥス帝の人物描写がとても丁寧だ。
伝記的な記述よりもダメな子に描かれてる部分はあるが、「何故彼はこんな行動に出たのか」という部分をきっちり作り込んでいる。
そのお陰でラストまでの筋書きが収束していく流れに、淀みがない。
マキシマスを応援する一方で、コモドゥスへ憐れみを感じてしまう。

自分が求める「生きる意味」とは何なのか?
その問いを突き詰めたとき、相見えるマキシマスとコモドゥスは、その意味を永遠に失った哀しい二人の男だ。マキシマスの絶望の裏で、コモドゥスもまた絶望している。
帰る家を失ったマキシマス。家に居場所のないコモドゥス。二人はこんなにも似ているのに、どうしてマキシマスは愛され、コモドゥスは愛されないのか?
この悲しみしかない世界にに終止符を打つことが「自由」なのか。

悲壮で物悲しい物語の中で、ラストショットのコロシアム越しの夕陽だけが「生命力あふれる自由」を感じさせてくれる。
全編を通して、神話を観ているような気持ちにさせられる圧巻の映像美。その重厚な迫力は今も色褪せない名作だ。

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つとみ

5.0剣闘士を題材に「ベン・ハー」やってみた件

2024年1月9日
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鑑賞方法:TV地上波、VOD

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しゅうへい

3.0見た。

2023年12月31日
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プライア

4.0パンフレットによると、左利きのコモドゥスは映画では右利きで、主人公...

2023年12月28日
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鑑賞方法:DVD/BD

パンフレットによると、左利きのコモドゥスは映画では右利きで、主人公マキシマスは架空の人物とのことだ。

ローマ帝国には冬がない。
世界の気候が今と異なっていたとしたら、考古学も根本的に見直さなければならないだろう。
ローマ帝国に限らず歴史の正確な資料は”無い”とされている。
というのが私の考えである。

想像の世界(リドリー・スコット監督はフィクションと断言している)だとしても壮大なセット建造とスケール感は見応えがある。
現代の支配構造と重ねて視聴すると、落とされても這いがる主人公の姿に感銘を受ける。

剣闘士試合の再現が見どころ。
ラッセル・クロウの優しくも悲しげな表情、ホアキン・フェニックスの悪役っぷりも文句なし。
高い完成度で大満足。

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Don-chan

3.5ラッセル・クロウの翳りある眼差し

2023年12月3日
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鑑賞方法:VOD

怖い

公開当時に映画館で見ていたらもっと感動したかも知れないと思いました。「ベン・ハー」に似ているなあとかそんなこと考えながら見てました。音楽ハンス・ジマー、でも想像以上に弦楽器多用で少し感傷的過ぎるかなと思いました。

人物造型は単純ではなくて、マキシマス(ラッセル・クロウ)の軍人としての有能さ、国や皇帝への思い、謙虚さ、仲間や部下を大事にする、妻子への思いに説得力ありました。それは彼の翳りある美しい眼差しがとっても効いていたからだと思います。コモドゥス役のホアキン若い!こんな風貌のときがあったんだーとびっくりしました。承認欲求が強く精神的に弱く、自信と不安の間を揺れ動き、一歩まちがうと狂気スレスレの所に行ってしまいそうな人間の複雑さをホアキン・フェニックスは本当に素晴らしく演じている!と思いました。

血がドヒャーとか首が飛ぶとかそういう映像にあんまり強くないので怖かったです。リドリー・スコット監督、80代でもガンガンと積極的に映画制作をしているのは凄いと思います。だから来年、グラディエーターの2が公開されたら映画館で見たいです。

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talisman

5.0素晴らしい作品(映画館で観るべき作品)

2023年11月28日
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ラッセルクロー、リドリースコット共に脂が乗り、最高に素晴らしい映画を作りあげた。そして今現在脂が乗り名声を欲しいままにしているホアキンフェニックスが脇を固めている。その当時のホアキンの演技も既に素晴らしく完全に主演のラッセルを飲み込む勢いがあった。その悪役たるや憎たらしいにも程があった。また映画は巨大スペクタクルで映像、音楽、ストーリー、どれを取っても素晴らしい作品であった。この当時の映像を映画館で観れた事の幸運を今正に噛み締めています。

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えーじ
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