劇場公開日 2000年6月17日

「フィクションなんですよね」グラディエーター zem_movie_reviewさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0フィクションなんですよね

2023年6月20日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

興奮

午前十時の映画祭で鑑賞。昔の名作を映画館で観られることに感謝です。ありがとうございます。
冒頭のゲルマニアでの戦いのスケール感、迫力に圧倒されました。陰影を上手く使って緊迫感を出しているのかなあ?観ていて落ち着かなかったんですよね。なんか恐怖心を煽られるというか。そこに頸を切られた死者が乗馬で帰ってくるとことで恐怖心は最高潮に。そこからの戦闘開始。カタパルト、火矢、剣、疾走する馬、それぞれの音がビュンビュンと襲ってきて、あとはアドレナリンが吹き出す嵐へ。こういう流れの作り方、うまいですよね。素晴らしい。
ということで導入のところで一気にローマ帝国の世界に引き込まれました。

さて、主人公マキシマスが勲功第一から陰謀というかコモドゥスの嫉妬心から軍を追われ、家族を失い、奴隷に身を落とし、グラディエーターとしてローマに帰ってくるという感じです。
古代ローマ時代の街、コロッセオ、武具、戦車、何やら何まで雰囲気有り過ぎで驚きでした。2000年の作品ですがこの頃ってバカ高いシリコングラフィックス社を使ってゲームとか作っていた時代だったよなあということで、特にCGの完成度の高さ、今観てもすごい完成度に驚きました。

zem_movie_review