グッドフェローズのレビュー・感想・評価
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恐ろしさが先に立つ。
イタリアンマフィアはご飯にこだわる。
実在の人物の話を基にしたマーティンスコセッシ監督作。マフィアものと言えば、ゴッドファーザーに次いで、これ、って形で各所に出てたので気になってました。今となってはマフィアものたくさんありますけど、やはりイタリアンマフィアって、食べ物に異常にこだわるよね、ってところは共通だね。犯罪の計画の話と、飯の話が同列になってて笑える。ソースをかき混ぜろ、ってことを殊更気にしてるのも。
大概飯食うシーンが多いね。フード理論という飯食うやつに悪いやつは出てこない、ってのがあるけど、マフィア映画となるとやはり、そのもの存在が悪者なのにどこか、それだけでは語れない人間的な魅力も出てくるから、異色だ。
もはや、殺す殺される、というレベルではなく、死んだ、死んでた、ってレベルで殺されるので、緊張感もずっとある。ある日突然、笑顔で出会った人間に撃ち殺されてもおかしくない。
グッドフェローズは、よい仲間、良い奴ら、って感じの意味。マフィアでの仲間の隠語。作中では、ワイズガイって表現の方が多い。これは原作のタイトルがワイズガイだからでもあるが、意味的に、賢い奴らよりも、良い仲間、ってのが最終的に裏切り合う奴らへの皮肉がこもってて、いいタイトルだと思う。
リアルなギャングの世界。キャストも良い。
懐かしみ
名人芸
いつだって抜け出せない家族
チンピラ風主人公
総合75点 ( ストーリー:75点|キャスト:80点|演出:75点|ビジュアル:70点|音楽:70点 )
根っからの犯罪者たちが勢揃いで他人の迷惑などおかまいなしに好き勝手に生きている。盗みだけでなく殺しもする。若いときに観たときは所詮は映画だと気にもしなかったが、本来は唾棄すべき人々で今観ると好きになれなくていらいらした。『ゴッドファーザー』の時はそんなこともなかったし登場人物の立場を理解し共感も出来たのだが、本作の場合は登場人物がチンピラ風なのが気に障る。
でもそんなことは置いておいて、実際の犯罪者はこんなものなのだろうし役者の演技は良かったので、良きにつけ悪しきにつけ登場人物たちの存在感はあった。主人公のレイ・リオッタより、デ・ニーロとジョー・ペシがさらに目立っていた。上がり下がりの激しさがあるのは職業上やむを得ないが、仲間を売って危機を脱して平凡な生活に不満を示す主人公はやはり暴力団員が染み付いている。
スコセッシは天才
ディパーテッドを鑑賞してからマーティン・スコセッシが大好きになった私にとって、スコセッシ作品、3作目。やはりギャング映画の金字塔と呼ばれるグッドフェローズも見応えがあった。マフィアのやりとり、そのはかなさ、冷酷さがひしひしと伝わってくる。個人的に特にもマーティン・スコセッシは音楽のチョイスがすばらしいと思う。今作でも、CreemのSunshine of your love 、Aretha FranklinのBaby,I love you 、Muddy Watersの Mannish boy、ディパーテッドでも使われていたthe Rolling StonesのGimme shelterと選曲がすばらしすぎる。完璧だ。
おいおい凄い映画じゃないですか! 何気なく見始めたら、世にも恐ろし...
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