グッドフェローズのレビュー・感想・評価
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恐ろしさが先に立つ。
マーティンスコセッシ監督作品初鑑賞。 名作と名高い作品なのでワクワクしながら観始めたのですが… 展開が不条理すぎてついて行けなかった…。 簡単に人殺しすぎでマフィアの世界恐ろしすぎ…と終始引いてしまって入り込めなかった。残念。 ただ、主人公とロバートデニーロの演技は素晴らしかった。 今回は私には合わないと感じてしまったけど、また改めて観てみたい。違う感想を持てるかも。
イタリアンマフィアはご飯にこだわる。
実在の人物の話を基にしたマーティンスコセッシ監督作。マフィアものと言えば、ゴッドファーザーに次いで、これ、って形で各所に出てたので気になってました。今となってはマフィアものたくさんありますけど、やはりイタリアンマフィアって、食べ物に異常にこだわるよね、ってところは共通だね。犯罪の計画の話と、飯の話が同列になってて笑える。ソースをかき混ぜろ、ってことを殊更気にしてるのも。 大概飯食うシーンが多いね。フード理論という飯食うやつに悪いやつは出てこない、ってのがあるけど、マフィア映画となるとやはり、そのもの存在が悪者なのにどこか、それだけでは語れない人間的な魅力も出てくるから、異色だ。 もはや、殺す殺される、というレベルではなく、死んだ、死んでた、ってレベルで殺されるので、緊張感もずっとある。ある日突然、笑顔で出会った人間に撃ち殺されてもおかしくない。 グッドフェローズは、よい仲間、良い奴ら、って感じの意味。マフィアでの仲間の隠語。作中では、ワイズガイって表現の方が多い。これは原作のタイトルがワイズガイだからでもあるが、意味的に、賢い奴らよりも、良い仲間、ってのが最終的に裏切り合う奴らへの皮肉がこもってて、いいタイトルだと思う。
リアルなギャングの世界。キャストも良い。
レイ・リオッタ、ジョー・ペシそしてデ・ニーロに尽きる作品。この3人の軽妙なやり取りは面白く自然でいつまでも観ておきたいと思わせる。 特に凄いギャングが出てくる訳ではないが、ギャングの世界をリアルに描いていて飽きなかった。 そして何よりも音楽の使い方が秀逸。
懐かしみ
久しぶりに観直し。やはりいい映画だ。ギャング映画はこういつも皮肉めいていなければ。昔は気がつかなかったけれど、ジミーと主人公はアイルランド系だから、やはり少し差別されるのね。イタリア系マフィアというのはこうも恐ろしいのだなと思い直した。デニーロはいつも少し大袈裟に見える。トミーは怖い。あと主人公が途中、コカでヘリを恐れているところがめちゃめちゃ笑える。
名人芸
煙草を吸いながらコイツは殺さないといかんのかと思いを巡らすデニーロ。 立て板に水の饒舌から自分のペースで一気に緊張へと高めていくジョーペシ。 品のないバカ笑いをするレイリオッタ。 役者の演技を純粋に楽しめる。音楽の使い方が実にシニカル。ギャングを美化も批判もしていない。戦後のギャングを扱った映画というのも珍しい。
いつだって抜け出せない家族
視聴:1回目 推薦:スコセッシ好きマストで 感想:実話ベースで重いファミリーの話を軽妙な音楽を織り交ぜてエンタメベースで仕上げてます。すぐにぶっ放すイタリア野郎が仲間にいたら僕の肝っ玉はもちません。後半長いなと思ってしまったが、見入ってしまう人物が多かったです。
チンピラ風主人公
総合75点 ( ストーリー:75点|キャスト:80点|演出:75点|ビジュアル:70点|音楽:70点 )
根っからの犯罪者たちが勢揃いで他人の迷惑などおかまいなしに好き勝手に生きている。盗みだけでなく殺しもする。若いときに観たときは所詮は映画だと気にもしなかったが、本来は唾棄すべき人々で今観ると好きになれなくていらいらした。『ゴッドファーザー』の時はそんなこともなかったし登場人物の立場を理解し共感も出来たのだが、本作の場合は登場人物がチンピラ風なのが気に障る。
でもそんなことは置いておいて、実際の犯罪者はこんなものなのだろうし役者の演技は良かったので、良きにつけ悪しきにつけ登場人物たちの存在感はあった。主人公のレイ・リオッタより、デ・ニーロとジョー・ペシがさらに目立っていた。上がり下がりの激しさがあるのは職業上やむを得ないが、仲間を売って危機を脱して平凡な生活に不満を示す主人公はやはり暴力団員が染み付いている。
スコセッシは天才
ディパーテッドを鑑賞してからマーティン・スコセッシが大好きになった私にとって、スコセッシ作品、3作目。やはりギャング映画の金字塔と呼ばれるグッドフェローズも見応えがあった。マフィアのやりとり、そのはかなさ、冷酷さがひしひしと伝わってくる。個人的に特にもマーティン・スコセッシは音楽のチョイスがすばらしいと思う。今作でも、CreemのSunshine of your love 、Aretha FranklinのBaby,I love you 、Muddy Watersの Mannish boy、ディパーテッドでも使われていたthe Rolling StonesのGimme shelterと選曲がすばらしすぎる。完璧だ。
おいおい凄い映画じゃないですか! 何気なく見始めたら、世にも恐ろし...
おいおい凄い映画じゃないですか! 何気なく見始めたら、世にも恐ろしいギャングの世界にすぐさま引き込まれてしまいます。しかもこれ、ほぼ実話というから恐怖倍増。 男ってなぜかこういう悪の世界に一度は憧れます。ギャング、マフィアそしてヤクザ映画が人気なのは、悪への憧れは万国共通ってことですね。男ってバカですよね(笑) まあ、多くは足がすくんだり、その末路を予測したりして、この映画曰くのクズのような人生を過ごしているのです。悲しい(笑) 何はともあれこれ、見ずには死ねない一本認定です。ほんと面白い。
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