吸血 狼男
劇場公開日:1961年6月16日
解説
狼男の伝説を映画化した怪奇映画。ガイ・エンドールの原作を「ミイラの幽霊」のテレンス・フィッシャー監督が映画化。シナリオを担当したのはジョン・エルダー。撮影をアーサー・グラントが受けもっている。音楽はベンジャミン・フランケル。出演するのはクリフォード・エヴァンス、オリヴァー・リードなど。製作をうけもったのはアンソニー・ハインズ。
1961年製作/イギリス
原題または英題:The Curse of the Werewolf
配給:ユニヴァーサル
劇場公開日:1961年6月16日
ストーリー
二百年前のスペイン。変質者の侯爵は結婚披露宴の席に現れた乞食を座興で土牢にぶちこんだ。それから十数年乞食は牢番のおし娘に育われて土牢で暮した。ある時それを思い出した侯爵は、今度はおし娘を乞食に与えて同じ土牢におしこめた。娘に暴虐の限りをつくして乞食は死に、狂乱状態になったおし娘は侯爵を殺して森に逃れた。森の湖でおぼれたおし娘を救ったのは町の学者アルフレッド・カリド(クリフォード・エヴァンス)と下女テレザだった。おし娘はクリスマスの晩男の子を生んで死んだ。その男の子はレオン(オリヴァー・リード)と名づけられ可愛く育った。その頃町の近くの牧場で夜中に山羊がひんぴんと狼にくい殺された。ある夜見張り番がその狼を撃った。するとその晩ベッドで寝ていたはずのレオンの足に傷が発見された。アルフレッドは牧師に相談し、狼の精霊が人間の身体の中に宿ることを知って慄然とした。レオンはやがて青年となりぶどう園主の娘クリスチナ(カトリーヌ・フェラー)と愛し合うようになった。が、ある夜売春宿に友人と遊んだレオンは突然狼男に変って友人と売春婦を殺した。それからは月夜の晩になるとレオンは狼男となって狂った。彼は牢獄に閉じこめられる身となった。クリスチナはそんな彼をまだ愛していて、結婚しようとした。しかしある月夜の晩、彼は鉄格子を破って屋根に逃れた。アルフレッドは十字架をつぶして作った銀の弾丸で狼男を撃った。
スタッフ・キャスト
- 監督
- テレンス・フィッシャー
- 脚本
- ジョン・エルダー
- 原作
- ガイ・エンドア
- 製作
- アンソニー・ハインズ
- 撮影
- アーサー・グラント
- 美術
- Don Mingaye
- 編集
- Alfred Cox
- 作曲
- ベンジャミン・フランケル
- 指揮
- ベンジャミン・フランケル