劇場公開日:1997年4月12日
解説
デンマークの鬼才ラース・フォン・トリアーの長編第5作で、第49回カンヌ国際映画祭審査員グランプリを受賞するなど世界的に高く評価された愛の物語。1970年代初頭、プロテスタント信仰が強いスコットランド北西部の村。信仰心の厚い無垢な女性ベスは、油田で働くよそ者のヤンと結婚する。ベスは遠く離れた油田へ仕事に行ったヤンの帰りが待ちきれず、彼が早く戻ることを神に願うが、その願いは思わぬかたちでかなえられる。ヤンは仕事中の事故で重傷を負い、全身麻痺となってしまったのだ。ヤンは妻を愛する気持ちから彼女に愛人をつくるよう説得し、ベスもまた夫を愛するが故に見知らぬ男たちと関係を持つようになるが……。主人公ベスをエミリー・ワトソンが見事に演じ切り、映画デビュー作にしてアカデミー主演女優賞にノミネートされた。
1996年製作/158分/デンマーク
原題または英題:Breaking the Waves
配給:ユーロスペース
劇場公開日:1997年4月12日
スタッフ・キャスト
- 監督
- ラース・フォン・トリアー
- 製作
- ビベケ・ウィンデレフ
- ピーター・オルベク・イェンセン
- 製作総指揮
- ラーシュ・ヨンソン
- 脚本
- ラース・フォン・トリアー
- 撮影
- ロビー・ミューラー
- 美術
- カール・ユーリウスソン
- 衣装
- マノン・ラスムッセン
- 編集
- アナス・レフン
- 音楽
- レイ・ウィリアムズ
受賞歴
第69回 アカデミー賞(1997年)
ノミネート
主演女優賞 | エミリー・ワトソン |
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第54回 ゴールデングローブ賞(1997年)
ノミネート
最優秀作品賞(ドラマ) | |
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最優秀主演女優賞(ドラマ) | エミリー・ワトソン |