奇人たちの晩餐会

劇場公開日:

解説

バカな人間を招待しては仲間同士で笑いモノにする晩餐会を主催するブロシャンと、そこへ招待された税務局勤めのピニョンとのやり取りを小気味よく描くコメディ。監督は「メルシィ!人生」のフランシス・ヴェベール。ゴダール作品にも出演する喜劇俳優ジャック・ヴィルレ主演。

1998年製作/80分/フランス
原題または英題:Le Diner de Cons
配給:アート・キャップ
劇場公開日:1999年12月25日

ストーリー

編集者のピエールは、毎週水曜日、友人にそれぞれ一人づつ身近の奇人を連れてこさせ晩餐会を開いていた。そして今夜ピエールが選んだのは、税務署に勤めるお喋り男ピニョン。そんな主催者の悪意も知らず大喜びで晩餐会へ赴くピニョン。しかし、この日に限ってピエールはゴルフで腰を痛め、おまけに妻は愛想を尽かして家を出てしまった。晩餐会は中止になったものの、奇妙な夜は刻々と更けていくのだった…。

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映画レビュー

3.0「バカをバカにするつもりが、自分自身が人生のバカを見る」という、よくある含蓄を含んだ因果応報ドラマ

2024年10月28日
PCから投稿

タイトルやパッケージの説明から、「ピンクフラミンゴ」並みの奇人・変人たちの凄まじい饗(狂)宴かと思い、相当に覚悟を決めて見始めたが、実際は饗宴が開かれることもなく、まるで大人しい作品だったのには、さすがにちょっと拍子抜けした。

「バカをバカにするつもりが、その行いの不道徳さゆえに、自分自身が人生のバカを見る」という、よくある含蓄を含んだ因果応報ドラマであり、笑いによって人生哲学を鮮明化させるという見せ方も分かりやすい。

そういう観点でなら別に悪い作品ではないけど、コメディとして見ると笑いの部分に斬新な要素はまったく見当たらず、この手の「バカがボケて場を混乱させる」というタイプの笑いは、それこそ欧米以上に「お笑い先進国」である日本も昔からやってきた事で、笑い慣れしている人にとってはあまりにも笑いの作り方が基本的すぎて物足りない。

「コメディを媒体に人間ドラマを際立たせる」という点では良質な作品ではあるけれど、「ボケとツッコミ」というお笑いの基本部分は前時代的でベタベタだし、フランス風味のジョークなど、日本人の感覚として受け付けない部分も多い。

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Fate number.9

5.0こじれる・こじれる

2019年9月21日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

アバンタイトル、公園でスーツ姿のおじさんがブーメランを投げて遊んでいる、絶対顔に当たるなと思っていたら別の話に切り替わる、なーんだと思いきや続きに戻ってノックアウト。一旦シーンを変えるなんてあり? 監督が只者でないことを予感させられる。
晩さん会がタイトルだが晩さん会が話の舞台ではない、高級アパートメントの一室で疫病神のようなお節介好きでお馬鹿なおじさんと趣味が悪い出版社社長のまるで舞台コント(それもその筈、元は舞台劇)、お馬鹿のせいで話がどんどんこじれてゆく様をハラハラしながら笑ってしまうというシチュエーション・コメディの傑作。タイトルバックに流れるジョルジュ・ブラッサンスの唄が辛辣、「~♪二十歳でも白髪頭の爺さんでも馬鹿は馬鹿、年なんて関係ない、馬鹿は馬鹿~♪」(Le temps ne fait rien à l'affaire)
とても神経が持たないのだが80分で終わるので命拾い、ほんとフランス人て面倒くさいが愛すべき人達・・?。

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odeonza

4.0ぎっくり腰になったら

2019年7月18日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

税務署勤務でマッチ棒芸術のミニョン。すごい。なんつうコメディだ。一人で笑いっぱなし。

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kossy

3.5思ってた感じとは違かったけど、、

2017年1月20日
iPhoneアプリから投稿

でもおもしろかったかな!
よくああいうボケというか馬鹿な間違いとかを
思いつくなあって感心してしまった!
あの役者さんいいよなあ
コメディに向いてる

オチもしっかりしてるし
構成練ってあんなあって

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JYARI

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