河と死

劇場公開日:

解説

長年、対立しあう2つの家庭の争いをコミカルに描くドラマ。監督は「欲望のあいまいな対象」のルイス・ブニュエル、製作はアルマンド・オシーヴェ・アルバ、ミゲル・アルバレス・アコスタの『黒い岩の上の白い壁』の小説を基にブニュエルとルイス・アルコリサが脚本を執筆、撮影はラウル・マルティネス・ソラレス、音楽はラウル・ラヴィスタが担当。

1954年製作/メキシコ
原題:El rio y la muerte
配給:ヘラルド・エース=日本ヘラルド映画
劇場公開日:1992年4月23日

ストーリー

灼熱のメキシコの小さな町、サンタ・ビビアナは平和そのものの見かけと裏腹に、死が支配する血なまぐさい町だった。というのも、昔はほんの些細なことからアンギアノ家とメンチャカ家の家長同士の殺し合いが始まり、それ以降、名誉のための無意味な争いが繰り返されているためだった。殺した者は町に住むことを許されず、川を泳いで渡り対岸の山に潜むことが掟となっていた。都会の病院にいたアンギアノ家の若い医師フェリペ(ホアキン・コルデロ)のところへ、メンチャカ家のロムロがやってきて決闘を申し込む。ロムロの父はヘラルドの父フェリペ(ミゲル・トルッコ)に殺され、ロムロにとってヘラルドは父の仇の息子なのだ。フェリペがロムロの父を殺したのも、彼が従兄弟の仇であったからで、そのフェリペも争いに巻き込まれ故人となってしまった。ヘラルドが故郷に帰ると、町中を巻き込んだ復讐劇が待ち受けていた。祭の夜、決闘の火蓋が切られるが、ヘラルドとロムロはお互いの過去の愚かさを悟って抱き合い、両家の長い復讐の歴史にようやく終止符が打たれたのだった。

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