カリブ 愛欲の罠

劇場公開日:

解説

灼熱のカリブを舞台に、巨大犯罪組織のブラック・マネーを狙う男と女の欲望と裏切りを描くサスペンス。二転三転、どんでん返しに次ぐどんでん返しのプロットの妙が見もの。クレイグ・スミスの小説『ladystinger 』を自身で脚色。監督には「ロックアップ」「ブレインスキャン」のジョン・フリンが当たった。製作はデイヴィッド・ランカスター、撮影はリック・ウェイト、美術はマレク・ドブロウォルスキー。音楽はスコアをスティーヴン・グラツィアーノが書き、主題歌はゲスト出演もしているマキシ・プリースト。出演は「パルプ・フィクション」のクリストファー・ウォーケンと「ザ・スタンド」のロレイン・ブラッコ。共演は「ロボコップ」「ハーヴェスト」のミゲル・フェラー、「愛・アマチュア」のマーティン・ドノヴァンほか。

1994年製作/アメリカ
原題または英題:Scam
配給:パイオニアLDC
劇場公開日:1995年2月4日

ストーリー

マイアミ。マギー(ロレイン・ブラッコ)はその肉体を武器に男を巧みに誘っては睡眠薬で眠らせ、金や所持品をいただくという犯罪を繰り返していた。ある夜、ジャック(クリストファー・ウォーケン)という男を例によって誘ったが、彼は全て見抜いており、「警察に通報するかわりに報酬1万ドルで俺の仕事を手伝え」と迫る。タフで冷徹な彼に否応なしに協力せざるをえなくなった彼女は、二人でカリブ海のリゾート地へ向かう。マギーの相棒のバリーも後を追った。警備会社に勤務していると語るジャックは、ライバル会社の警備ソフトをゴードン(マーティン・ドノヴァン)という男から盗むよう指示する。彼女はゴードンを眠らせたが、ソフトはなかった。その時、現地の暗黒街を牛耳るボスのマグリオッコ(ダニエル・フォン・バーゲン)の配下たちが襲撃し、彼女はスーツケースに入った札束を奪って逃げ、危ういところをジャックに助けられた。ジャックは5年前までFBI捜査官で、不正資金流用の疑いで職を追われた過去があった。それは当時内偵中だったマグリオッコの罠であり、復讐の機会を伺っていた彼は、組織の専任会計士ゴードンが着服していた金に目をつけたのだった。ジャックは彼女をひと足先にマイアミへ逃がしたが、いつしか彼を愛していた彼女は胸騒ぎがして、飛行機を降りて彼の後を追うが、やはりジャックは金をひとり占めする腹だった。やがて二人ともマグリオッコ一味に捕らえられるが、マギーの活躍によって無事に逃げおおせ、二人は別れた。6ヵ月後、ジャックの潜伏先に現れた彼女は、FBIに彼の身柄を渡す。だが、これはひと目彼に会いたかったマギーが、再びジャックが自分を追って来るように仕組んだ狂言だった。

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