カッコーの巣の上で

ALLTIME BEST

劇場公開日:

解説

刑務所の強制労働から逃れるため精神異常を装い、精神病院に入ったマクマーフィは、絶対的な管理体制をしくラチェット婦長のやり方に反発を覚える。マクマーフィは、管理されることに慣れ、無気力になっていた入院患者たちに生きる希望と活力を与えようとするが……。人間の尊厳と社会の不条理を描いたヒューマンドラマの名作。アカデミー賞では作品賞、主演男優賞(ジャック・ニコルソン)、助演女優賞(ルイーズ・フレッチャー)ほか主要5部門を受賞した。

1975年製作/133分/アメリカ
原題:One Flew Over the Cuckoo's Nest
劇場公開日:1976年4月3日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第33回 ゴールデングローブ賞(1976年)

受賞

最優秀作品賞(ドラマ)  
最優秀主演男優賞(ドラマ) ジャック・ニコルソン
最優秀主演女優賞(ドラマ) ルイーズ・フレッチャー
最優秀監督賞 ミロス・フォアマン
最優秀脚本賞 ボー・ゴールドマン
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写真:Album/アフロ

映画レビュー

5.0周囲に好影響を与えていくマクマーフィの姿に感動

2024年1月20日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

マクマーフィが仮病で入院した精神病院は、閉鎖的な空気が漂い、患者達もどこか人生に対する諦めが感じられるところだった。彼はそんな狭い世界に生きている患者達に、バスケや釣りを教えたり、頭の固い婦長の管理体制に抗議したりすることで、少しずつ患者達の意識を明るく変えていく。彼が患者達に人生の希望を見せる姿に感動し、心が温かくなる。

マクマーフィは他の患者達のことを「話も理解していない奴ら」等と差別的な表現をすることもある。しかし、それは彼が他の患者達を対等な人間として見ているからこそ、変に遠慮せずに率直に思ったことを言っているのだと感じる。そこに彼の精神病患者に対する差別心の無さが表れていて、人間的な器の大きさが見ていて気持ち良い。

マクマーフィを演じたジャック・ニコルソンの全力の演技も、マクマーフィの人間的な魅力を表現できていて素晴らしい。この映画を観てジャック・ニコルソンが好きになった。

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根岸 圭一

4.0インディアンウソつかない。 ”正しさ”が托卵するのは”システム”という狂気の雛か。

2024年1月16日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

知的

幸せ

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たなかなかなか

4.0人間らしさとは

2024年1月3日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

 主人公の入った精神病棟には、ルールで何もかも決められて監視されている。
 そんな精神病棟で、偽って入った破天荒な主人公は自由を求めてルールを破り、色々な問題を起こす。
 患者どうしトラブルも起きるが、だんだんと皆人間らしさを取り戻していく。というお話。

笑って楽しい映画だと思って観ていたが、ラスト問題児の主人公を強制的に大人しくさせされ、考えされられる映画だった。
主人公に施された、ロボトミー手術という物は知っていたが、改めてその非人道的さと恐ろしさを感じた。

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ふた

4.5素晴らしい

2023年12月3日
iPhoneアプリから投稿

今観ても、感動する作品。
マックが、来たことで患者達が楽しそうにしていく姿が、とてもよかったし、チーフの変わっていく様子もとてもグッとくる。婦長さんも、悪い人ではなく、仕事に対して責任を持ってやっているなかでの、すれ違い。そして迎えた、ラストが、衝撃的!!なんとも言えない感情になりました。

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どん
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