カサブランカ

ALLTIME BEST

劇場公開日:

解説・あらすじ

第16回アカデミー賞で作品賞、監督賞、脚色賞の3部門を受賞し、主演ハンフリー・ボガートによる名セリフ「君の瞳に乾杯」でも広く知られる名作ラブロマンス。第2次世界大戦下の1941年、アメリカへ行くためには必ず通らなければならない寄港地だったフランス領モロッコのカサブランカ。そこで酒場を営むアメリカ人リックのもとに、かつてパリで恋に落ちたものの、突然目の前から姿を消した恋人のイルザが、夫で反ナチス活動家のラズロを伴って現れるが……。共演にイングリッド・バーグマン。監督はマイケル・カーティス。2021年5月、人気声優による名画吹き替えプロジェクト「NEW ERA MOVIES」で新たに制作された吹き替え版(リック役=池田秀一/イルザ役=潘恵子/ラズロ役=古屋徹)で公開。

1942年製作/102分/G/アメリカ
原題または英題:Casablanca
配給:モービー・ディック
劇場公開日:2021年5月7日

その他の公開日:1946年(日本初公開)、1975年

原則として東京で一週間以上の上映が行われた場合に掲載しています。
※映画祭での上映や一部の特集、上映・特別上映、配給会社が主体ではない上映企画等で公開されたものなど掲載されない場合もあります。

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映画レビュー

5.0題名でバーティ・ヒギンズを思い出します

2025年4月10日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

幸せ

この映画はあまりに有名すぎるはずなのに近年、映画館で上映される機会はあまりないような気がします。「風と共に去りぬ」や「ローマの休日」は、しつこいぐらいリバイバル上映されてるのに平成になってから、この映画は午前十時の映画祭以外でかかっているのを見た事がありません。
ミニシアター系はヨーロッパの巨匠(ヴィスコンティ、ゴダール)やヌーベルバーグが推す巨匠(ホークス、ヒッチコック)などの意識高い系などがメイン(←そんな事はないですよ💦)で今さら「カサブランカ」でもないか・・・
今では本屋さんレジ横に置かれている懐かしDVDで見かける程度(これ安すぎるけど版権どうなってるの!?)

私の中で、この映画はキザな映画(名セリフ:君の瞳に乾杯)、よくパロディにされる(ウッディ・アレン「ボギー俺も男だ」←この映画も上映して欲しいなぁ)、昔観たNHK教育で放映されていたのがショボかった(←ふっ、ガキが何分かるんだよ!)

まぁ「カサブランカ」て、ようするに懐メロでしょ?あの頃は良かったわ。
じゃ、お前、映画館で最初から最後まで観たのか?そっから評価しろや!
・・・という事で観にいきました。

観に行く前に気がついた事なんですけど、これ戦中に作られた映画なんですね。日本公開は戦後だったので勘違いしておりました。作られた当時、フランスはドイツに占領されておりましたのでフランスの植民地であったモロッコ(カサブランカのある国)もドイツの支配下に置かれてるという事ですね。まぁ、ある意味、国策映画でドイツを倒せ!というスローガンで作られた映画でもあります。イルザ(イングリッド・バーグマン)も突然リック(ハンフリー・ボガート)から姿消して勝手な奴だよ!と物語的に破綻しているのに、
なんやかんや上手くいってしまう・・・(←まっ、いいか😅)
それを補うように白黒画面の階調が美しい。うーむ、アカデミー撮影賞はノミネートされたのに受賞されずにか。モロッコはダークトーンでパリ占領前の幸福時代は明るいトーン、終盤の空港シーンの、どう転ぶかモヤモヤした状態は霧で表現して緻密に場面展開されております。有名なプロペラが回るシーンは映画館の音響で迫力があります。

ドイツ軍の程よい悪役感はジョン・スタージェス「大脱走」に引き継がれてるのかな。ドイツのシュトラッサー少佐が唄うドイツ国家(かな?)に対抗してラズロらが楽団にラ・マルセイーズを演奏してくれと頼み、その後の大合唱はロバート・ワイズ「サウンド・オブ・ミュージック」のエーデルワイスにも共通する場面ですね。

とりあえず映画館で観れてよかった作品ですし、とても優しい映画でした。登場人物に無駄な人もいないし脇役の持ち味がそれぞれ生かされてました。ペーター・ローレーが出ていたのは意外でした。

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naoki

4.0渋いなぁ

2025年3月23日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

難しい

幸せ

戦時下のカサブランカを舞台にしたラブロマンスということですが、ハードボイルドな感じでした。

やっぱり戦中戦前とかの作品て、時代背景知らないとちょっと難しいです💧今作の舞台がフランス領で、ドイツとの関係はどうなんだとか、反ナチスが出てきてどーなんだとか。リックが「政治の話はやめてくれ」って言ってたけど、こっちのセリフだよ!(泣)説明もあまりないので、当時は知ってて当然の社会背景を知らない身としては少し置いてかれてしまいました。

ハンフリー・ボガートの渋い演技、イングリッド・バーグマンの美しさ。この2人が画面に映っているだけで華がある。「君の瞳に乾杯」かぁ…。ええなぁ(^Q^)でも全編通して淡々とした雰囲気があり、ラブロマンスというよりはハードボイルドと言ったほうがしっくりくる気が。ラストの展開とかもね。

私にはちょっと渋すぎたかなぁ。「ニノチカ」くらいが丁度いいっす(笑)

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共感した! 9件)
吹雪まんじゅう

4.0ボガートの思い

2025年3月10日
PCから投稿

ハンフリー・ボガートの代表作の一つですが、
実は彼はあまりこの作品が好きではなかったそうです。
でもそんな思いとは関係なく、これぞ映画、と言えるような娯楽大作ですね。
イングリット・バーグマンはじめ出演俳優の豪華さと演技の確実さ。
ストーリー、演出、脚本、カメラ、そして音楽。どれをとっても1級品の映画です。
ボギーはとてつもなくかっこよく、バーグマンは息をのむほど美しい。
そしてこの時代のこういった作品にみられる、たまらないセリフの良さ。
レイモンド・チャンドラーやダシール・ハメットの作品に通ずるものがあります。
実際にチャンドラーは映画の脚本も書いていたようです。
今の時代では決して作られることのない映画ですね。
「ツーリスト」がちょっとだけ雰囲気あったかな。(セリフの面で)

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ニューマン

3.0集中できなかった

2025年3月6日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

萌える

なぜかあまり集中出来ず、内容が頭に入ってこなかった、、。
白黒がダメなのかなぁ。。ラブロマンス系がダメなのかなぁ。。

でも大人気の映画だから、またいつか見返そう🤔

名前はずっと知っていたがなかなか見る機会がなかった。
会社の忘年会でおじさんがこの映画のセリフを話してたので、やっと見ようと思って鑑賞した。

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ゆい