画家とモデル(1955)

劇場公開日:

解説

ブロードウェイのミュージカル『画家とモデル』をもとにしたもので監督は「腰抜け 二挺拳銃の息子」のフランク・タシュリン。製作はハル・B・ウォリス。マーティンとルイスの相手役は「底抜けびっくり仰天」のドロシー・マローン、「ハリーの災難」のシャーリー・マクレーン、「雨の朝巴里に死す」のエヴァ・ガボール、「中共脱出」のアニタ・エクバーグ。

1955年製作/アメリカ
原題:Artists and Models
配給:パラマウント映画
劇場公開日:1956年5月3日

ストーリー

リック(ディーン・マーティン)はニュー・ヨークで広告デザイナーをしていたが、親友ユージーン(ジェリー・ルイス)のおかげでいつも仕事をしくじりどこに勤めても永つづきしない。ユージーンは少々頭の足りない漫画狂。或晩のことユージーンがスリラー漫画の夢を見て突然大声で叫び出す。半人半鳥の「ハゲタカ・ヴィンセント」という怪人の夢で、この怪人が不思議な“X34-R51+6=33X”という秘密の方程式を知っていた。ユージーンが余り叫び声をあげるので、おなじ下宿のベシー(シャーリー・マクレーン)とアビゲイル(ドロシー・マローン)が文句を云い出した。アビゲイルは漫画の本を書いている女流画家で、ベシーは彼女のモデルになっているのだった。ユージーンはベシーとアビゲイルの部屋へあやまりに行き、ベシーが「こうもり女」の扮装をしているのを見て、自分のスリラー漫画の夢の中の「こうもり女」があらわれたものとおもい、おどろいて逃げ帰った。翌朝リックとユージーンは漫画本の出版社をたずねるとアビゲイルに出会う。彼女はどぎつい漫画を書くのが厭になって仕事を断わりにきたのだ。リックはアビゲイルを一眼見て忘れられなくなり一緒に帰る。リックはユージーンの夢から思いついて、スリラー漫画を書き始める。アビゲイルは子供の本を書くことになり、やはりユージーンをモデルに使った。べシーは星占いからどうしてもユージーンを恋人にしなければならないと思い込み、暇さえあれば彼を追いかけるようになった。リックのスリラー漫画はヒットする。が、ユージーンが夢見たのはロケットの秘密方程式そのままだった。外国のスパイたちがこれに気づく。美しい女スパイ、ソニヤ(エヴァ・ガボール)が、リックからさらに秘密をさぐることを命ぜられた。ソニヤはリックを下宿に訪ねるがアビゲイルに邪魔されたので、こんどはユージーンをねらい舞踏会で「こうもり女」に化け、ユージーンをだまして、スパイの秘密の隠れ家へつれこんだ。リックはそこでしばられているベシーを発見し、事情を知り、ベシーと一緒にソニヤとユージーンの後を追う。リックとべシーがスパイの隠れ家へつくと、ソニヤがユージーンに眠りくすりを飲ませてスリラー漫画の夢を見させようとしているうちに、スパイたちの一団がかけつける。リックたちの命が危険にさらされたとき、連邦警察の一隊が後を追ってきてスパイ一味は一網打尽、リックとアビゲイル、ユージーンとベシーの4人はそれぞれ結婚する。

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