外套と短剣

劇場公開日:

解説

「遠い太鼓」のミルトン・スパーリングが1946年に製作した原子研究をめぐるスパイ劇で「秘密警察」のボリス・イングスターとジョン・ラーキンのオリジナル・ストーリーを「裸の町」アルバート・マルツ及び「永遠のアンバー」のリング・ラードナー・ジュニアが脚色、「地獄への逆襲」のフリッツ・ラングが監督した。撮影は「ヴァジニアの血闘」のソル・ポリート、音楽は「遠い太鼓」のマックス・スタイナーである。主演のゲイリー・クーパー「遠い太鼓」以下、「マルセイユの一夜」のリリー・パルマー、「婿探し千万ドル」のロバート・アルダ、ウラジミル・ソコロフ「誰が為に鐘は鳴る」、エドワード・ブロムバーグ、ルドウィヒ・ストッセルなどが出演。

1946年製作/アメリカ
原題または英題:Cloak and Dagger
劇場公開日:1953年2月21日

ストーリー

第二次大戦中、米国ミドウェスタン大学の物理学教授アルヴァ・ジェスパー(ゲイリー・クーパー)は当局の命令をうけ、スイスに向かい、ナチに強制されて原子研究をしている女流物理学者ローダー博士を救い敵の研究内容を探ろうとした。ドイツ側は事前にこれを知りローダー博士を山中にかくし、ジェスパーたちが山小屋を襲ったとき彼女を射殺してしまった。彼の最後の手段はイタリアでナチの原子研究に協力させられているポルダ博士に近づくことであった。潜水艦でイタリアに潜入したジェスパーはパルチザンのピンキー(ロバート・アルダ)、ジーナ(リリー・パルマー)らの協力をうけ博士に会うことができた。ジェスパーはナチの人質になっている博士の令嬢を救出する条件で博士に協力を求め、承諾をえた。ピンキーらは令嬢を救出することになりジェスパーとジーナは地下に潜って待機した。ナチの追求を逃れてピンキーたちからの連絡を待つうちに2人の心は接近していった。待望の令嬢救出の知らせをうけたジェスパーがナチの護衛を倒して博士と共に集合場所の飛行場にかけつけると令嬢は偽り者で気がついたときはすでにドイツ兵の包囲をうけていた。敵の一斉射撃を防ぎながらピンキーはジェスパーに飛行機で逃れるようにとすすめた。ジーナと再会を約した彼は博士と共に心を後にのこしながら機上の人となった。

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