カーネギーホール
劇場公開日:1952年1月25日
解説
音楽会場として世界的に著名なニューヨークのカーネギー・ホールと、同堂に関係の深い演奏家とを紹介する半ば記録的な劇映画。「運命の饗宴」のボリス・モロスと「ロッキーの春風」のウィリアム・ルバロンが挙動製作に当たった1947年作品である。シーナ・オウエンのストーリーからカール・カムが脚色、「地獄から来た男」のエドガー・G・ウルマーが監督に当たった。撮影はウィリアム・ミラー、音楽指導はジグモンド・クラムゴールド、指揮はチャールズ・プレヴィンが担当している。劇部分では「塵に咲く花」のマーシャル・ハント、「シラノ・ド・ベルジュラック」のウィリアム・プリンス、「猿人ジョー・ヤング」のフランク・マクヒュー、「未完成交響楽」のハンス・ヤーライが共演する。
1947年製作/アメリカ
原題または英題:Carnegie Hall
配給:ユナイト=松竹
劇場公開日:1952年1月25日
ストーリー
ノラ・ライアン(マーシャ・ハント)はカーネギ・ホールの掃除婦であったが、かの女はこの音楽家の登龍門たるミューズの殿堂に1891年の開場以来深い愛情を持っていた。彼女には若いピアニストのトニー(ハンス・ヤーライ)という恋人があったが、彼は芸術家気質のムラ気な男で、ノラと結婚して一子をもうけてから、指揮者と喧嘩、泥酔して階段から落ちて死んでしまった。ノラは守衛のドン・ドノヴァン(フランク・マクヒュー)に励まされ、トニーが成長して立派な音楽家になることだけを楽しみに生きた。やがて彼女は事務係に昇進し、ピアノを習うようになったトニー(ウィリアム・プリンス)を連れてカーネギー・ホールの演奏会にかかさず出かけた。トニーはある日ホールでルス(マーシャ・オドリスコル)という歌手志願の娘に会い、彼女からヴォーン・モンローに紹介されてモダン音楽に烈しくひかれた。クラシック一辺倒のノラにとってこれは大変なおどろきだったが、トニーはついに母の元を去ってまで自己の道に生きようとした。息子を失ったノラは急に老いたが、ある夜ドノヴァンが彼女とルスを案内したカーネギー・ホールの舞台に、ストコフスキーに紹介されて颯爽と登場した若い作曲家こそ、トニーの晴れの姿であった。
スタッフ・キャスト
- 監督
- エドガー・G・ウルマー
- 脚色
- カール・カム
- 原作
- シーナ・オーウェン
- 製作
- ウィリアム・ルバロン
- ボリス・モロス
- 撮影
- ウィリアム・ミラー
- 美術
- マックス・リー
- 音楽
- ジグムンド・クラムゴールド
- 録音
- Walter Hicks
- Richard J. Vorisek
- 編集
- フレッド・R・フェイシャンズ・Jr.
- 衣装デザイン
- マックス・リー
- 指揮
- チャールズ・プレビン
- 音楽演奏
- ロバート・ラッセル・ベネット
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Nora_Ryanマーシャ・ハント
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Tony_Salerno _Jr.ウィリアム・プリンス
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John_Donovanフランク・マクヒュー
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Ruth_Hainesマーサ・オドリスコル
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Tony_Salernoハンス・ヤーライ
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Anton_TribikJoseph Buloff
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Oline_DownesOline Downes
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HenryEmile Boreo
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Walter_Damrosch_(1891~1909)ハロルド・ドレインフォース
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KatinkaEola Galli
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Musical_ArtistWalter Damrosch
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Musical_ArtistBruno Walter
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Musical_ArtistN. Y. Philharmonic Symphony Orchestra
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Musical_Artistリリー・ポンス
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Musical_ArtistGregor Piatigorsky
-
Musical_Artistリーゼ・スティーブンス
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Musical_ArtistArtur Rodzinski
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Musical_Artistアーサー・ルビンスタイン
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Musical_ArtistJan Peerece
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Musical_ArtistEzio Pinza
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Musical_Artistボーン・モンロー
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Musical_Artistヤッシャ・ハイフェッツ
-
Musical_ArtistFritz Reiner
-
Musical_Artistレオポルド・ストコフスキー
-
Musical_Artistハリー・ジェームス