愛と哀しみのボレロ

劇場公開日:2026年1月9日

解説・あらすじ

フランスのクロード・ルルーシュ監督が1981年に手がけ、ルドルフ・ヌレエフ(バレエダンサー)、エディット・ピアフ(歌手)、ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮者)、グレン・ミラー(音楽家)という実在の4人の芸術家をモデルに、運命の糸に結ばれた人々の物語を描いた3時間を超える大作メロドラマ。

ベルリン、モスクワ、パリ、ニューヨークを舞台に、第2次世界大戦前から戦中、そして現在へと至る中で、芸術家たちのドラマチックな人生模様が描き出される。「シェルブールの雨傘」「ロシュフォールの恋人たち」などで知られるミシェル・ルグランと「ある愛の詩」のフランシス・レイという映画音楽の巨匠2人が音楽を担当。さらに、モーリス・ラベル作曲、モーリス・ベジャール振付によるバレエの名作「ボレロ」を天才バレエダンサー、ジョルジュ・ドンが舞う。

2015年、2024年、2026年にそれぞれデジタルリマスター版でリバイバル公開。

1981年製作/185分/G/フランス
原題または英題:Les uns et les autres
配給:JAIHO
劇場公開日:2026年1月9日

その他の公開日:1981年10月16日(日本初公開)、2015年10月17日、2024年11月22日

原則として東京で一週間以上の上映が行われた場合に掲載しています。
※映画祭での上映や一部の特集、上映・特別上映、配給会社が主体ではない上映企画等で公開されたものなど掲載されない場合もあります。

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

受賞歴

第5回 日本アカデミー賞(1982年)

ノミネート

優秀外国作品賞  

第34回 カンヌ国際映画祭(1981年)

受賞

コンペティション部門
フランス映画高等技術委員会グランプリ クロード・ルルーシュ

出品

コンペティション部門
出品作品 クロード・ルルーシュ
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(C)1980 / LES FILMS 13 - TF1 FILMS Production

映画レビュー

4.0 巧みで濃密。実感2時間のち脳疲労。

2026年8月13日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

入場時に窓口で人物相関図をもらったけど開演ギリギリだったので予習できず。でも集中すれば追いつけます。

4家族の45年間を3時間にまとめた作品だから展開のスピードが凄い。シーンを味わってる暇なんかない。それでいて4家族それぞれが関わりあってストーリーが複雑な上に、世代代わりも合って登場人物が多い。しかし意外なほど不自然さはなくて現実のヨーロッパで非常に有り得る話。それだけに変に気持ちがそれず、最後まで集中できました。3時間があっと言う間。

特定の主人公を持たないから、それぞれの展開を理解して記憶しておく必要がある。説明的表現が非常に少ないのは35年前の映画らしく想像力を試される。いろんなところにヒントが散りばめられているから目を話せない。

読後感?は、まさに愛と哀しみが入り交じる複雑な印象が残る。哀しい過去を乗り越えて、EUとして統一通貨を持つところまで発展したのは尊敬に値する。表向きでは明るいヨーロッパ人も暗い過去を背負って踏ん張って生きているひとが多いのかもしれない。レスペクト。

プラス見逃したところがないか、きちんと理解しているか不安が残ったかな?鑑賞後にカフェで人物相関図を見ながら映画を思い返したら、二度美味しかった。つぎはDVDでじっくり見てみたい。

巧みに計算された作品。カンヌ映画祭フランス映画高等技術委員会グランプリ受賞は伊達じゃない。脳のエクササイズにオススメです。

映画と関係ないけど、第二次大戦でヨーロッパは大混乱したのは事実。隣国と殺し合った間柄になったのに、戦後は隣国と友好関係を築かないとやっていけなくなった。心の平穏は与えられるものではなく、自分で切り開かないといけない危機。簡単に信用しなくても話し合いはフラットかつ濃密。日本の会話は非常に冗長で、内容よりも感情重視。猜疑心を露骨に人を勘ぐるのは平和ボケだな。

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TKひっち

3.5 こんな時代だからこそ

2026年3月19日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:その他

 ろくでもないニュースばかり見ていたら、ふと、昔観た映画を思い出しました。ラストシーンを、配信動画で改めて見てました。

 今更説明するまでもなく、ヨーロッパって、いろんなクニ、いろんな民族のモザイク世界。それぞれの事情を抱えた方々が、刻を重ねてゆきます。皆が同じ方向、同じスタイルで、進むことはなく、それぞれの道が、クロスロードを繰り返す。そんな、点と線が織りなす群像劇が、この映画です。
 正直、細かい内容、まるで記憶してません。ただ、あのラストステージ。数多のヒトの万感の想いが、あのステージに結びついてゆく。それ自体が奇跡のような出来事に見えました。
 今の時代、このような映画はできないでしょう。世界はあまりにも、分断が進行しています。勿論、この映画が創られた80年代も、核軍拡という、ゴールの見えないチキンレースが繰り広げられていたのですが、西と東だけで割り切れなくなった今の世界は、モザイクと云うより、底の抜けたパンドラの箱。
 みんなの想いが1つになる。みんなが同じことを望む。そう考えること自体が、大いなる幻影に思えてなりません。でも、だからこそ、奇跡を信じたくなる。みんなが同じ思いを描けるなら、今よりマシな未来を選択することだってできる、と。
 それにしても、ボレロって不思議な曲ですね。同じリズムと同じ旋律が繰り返されるだけ。囁くような音色から始まり、最後は全員が奏でる怒涛の楽曲と化す。小さな音も、みんなが寄り添えば…。
 芸術が世界を変えるとは、思いませんが、芸術がヒトを動かすことは、ある気がします。そして、ヒトが動けば、世界だって…。
 こんな時代だからこそ、観てほしい。そして、信じてほしい。今よりマシな未来は、他の誰かではなく、皆様ひとりひとりの旋律の裡にあるということを。

 これ以上、世界が壊れませんように…

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機動戦士・チャングム

3.0 邦題が昭和テイストだけど名作映画の香り高い一品か これを十分に味わうには人生修行が足りない?

2026年1月14日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

えー、なになに「愛と哀しみのボレロ」ってか。なんだか、阿久悠•作詞、平尾昌晃•作曲で唄うは五木ひろしとかの昭和歌謡のヒット曲のタイトルにこんなのがあっても不思議はないよな、と思いつつ、初鑑賞いたしました。まあ「お噂はかねがね」のレベルで、この邦題のクロード•ルルーシュ監督の名作があることは知ってはいましたが、製作されてから40年以上たってから、劇場にて目に触れるともなると、縁があったんだなと感無量です。原題は “Les Uns et les Autres” というそうな。フランス語で「ある人たちとその他の人たち」みたいな意味になる(?)のですが、私はこの言語に詳しくないのでニュアンスはよくわかりません。この作品では四つの家族のほぼ半世紀にわたる歴史が描かれており、その四家族がそれぞれパリ、ベルリン、モスクワ、ニューヨークを拠点としていますので、フランス語を話すパリの人たちからみたら、他の拠点にいる人たちは他人ということにはなるのでしょうね。でも、この四家族には「芸術」という共通項があります。それゆえ、それまでは独自の展開を見せていたそれぞれの人生は、独自であることに変わりはないのだけれど、最後にある一つの場所で一堂に会して交わることとなります。そのことになんだか妙に感動してしまいます。

この作品、ストーリーが追いにくいし、冗長な感じもするけど、名作感は確かにあります。今回、初鑑賞して思ったのは、完成直後の初公開時に当時20代半ばだった私が観てたら、まったく刺さらない退屈な映画だと思っただろうな、ということです。そういう意味で、それなりに人生経験を積んで古希に近い年齢になってから観てよかったとも思ったのですが、なんだか、この映画を本当に味わうには自分はまだ十分に成熟していないのではないかという不思議な感覚にも襲われました。ラストの場面に「悟り」みたいなものを感じて、でも、自分はそこまで悟りきれてはいないよな、と感じたからかもしれません。ともあれ、還暦を過ぎた爺いに「これを味わうにはまだ早い」と思わせた不思議な名作ということで、とりあえず真ん中の星3つにして、またそのうち機会があったら、再鑑賞してみようと思います。

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Freddie3v

3.0 複々線が交わってのボレロの演奏とダンスで圧倒されました

2025年3月29日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

難しい

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ねこたま