カー・ウォッシュ

劇場公開日:

解説

ダウンタウンのある洗車場の1日をディスコ・サウンドに乗せて描く。製作はアート・リンソンとゲイリー・ストロンバーグ監督はマイケル・シュルツ、脚本はジョエル・シューマカー、撮影はフランク・スタンレー、音楽はノーマン・ホイットフィールド、歌・演奏はローズ・ロイスが各々担当。出演はフランクリン・アジャイ、サリー・ボイヤー、リチャード・ブレストッフ、ジョージ・カーリン、アーウィン・コーリー、アイバン・ディクソン、ビル・デューク、アントニオ・ファーガス、マイケル・フェネーリ、アーサー・フレンチ、ロレイン・ゲイリー、ダロー・アイガス、レナード・ジャクソン、ドウェイン・ジェシー、ローレン・ジョーンズ、ジャック・キホー、ヘンリー・キンジ、メラニー・メイロン、クラレンス・ミューズ、ダ・ポインター・シスターズ、リチャード・プライヤー、トレイシー・リード、ペペ・セルナ、ジェームズ・スピンクス、レイ・ヴィットなど。

1976年製作/アメリカ
原題:Car Wash
配給:ユニヴァーサル=CIC
劇場公開日:1977年9月17日

ストーリー

朝、7時44分。ラジオからの軽快なリズムと共に、ロサンゼルスのダウンタウンにある『デラックス・カー・ウォッシュ』という名の洗車場の1日が始まる。一番乗りはロニー(アイヴァン・ディクソン)、続いてデブのヒッポ(ジェームズ・スピンクス)、おしゃれのT・C(フランクリン・アジャイ)、チェコ(ペペ・セルナ)、チャーリー(アーサー・フレンチ)、インディアンのグッディ(ヘンリー・キンジ)、ジェロニモ(レイ・ヴィット)、それに昨夜浮気を楽しんだスクラッグズ(ジャック・キホー)、オカマのリンディ(アントニオ・ファーガス)、歌手志望のフロイド(ダロー・アイガス)とロイド(ドウェイン・ジェシー)、洗車場で靴磨きをするスナッパー(クラレンス・ミューズ)、意地悪のアール(レナード・ジャクソン)等、従業員がやってきた。そしてここの経営者ミスターB(サリー・ボイヤー)と、毛沢東かぶれのドラ息子アーウィン(リチャード・ブレストッフ)もご出勤。タクシーで駆け込んだのはキャッシャーのマーシャ(メラニー・メイロン)、そしてラストは過激思想かぶれのデュアン(ビル・デューク)だ。さあ、顔ぶれは揃った。仕事だ! ソウル・ステーションKGYSのDJの紹介するヒット・チャートNo1「カー・ウォッシュ」のテーマに乗ってスタート! タクシーが止まり、商売女の黒人娘(ローレン・ジョーンズ)が、タクシー代を払わず女子トイレに身を隠し、運チャン(ジョージ・カーリン)はカッカと追跡を開始した。また、今日も少年カルビン(マイケル・フェネーリ)が皆の仕事の邪魔をはじめた。通りをへだてたレストランのウェイトレス、モナ(トレイシー・リード)も出勤。デートを申し込んで断られるT・C。ラジオでは曲名を当てるテレフォン・クイズをやっており、T・Cは曲が流れるたびに赤電話に駆け込むが、タイミング悪く、ダメ。そんなところへ、教育ママ(ロレイン・ゲイリー)のベンツがやってき、続いて、リンカーン・コンチネンタルに乗ったリッチ牧師(リチャード・プライヤー)と助手のウイルソン・シスターズ(ザ・ポインター・シスターズ)もやってきた。やっと、昼になった。ディスコを流すKGYSのDJがコーラ爆弾魔のニュースを流す。一方、昼下りの情事は例のタダ乗り黒人娘とヒッポ。女への代償はトランジスター・ラジオだ。やがて、気分すっきりのヒッポが職場に戻ると、怪しげな男(アーウィン・コーリー)がウロウロ。奴こそコーラ爆弾魔だ。ヒッポとT・Cが力を合せて、男にタックルするが、コーラのビンから流れ出たのは……オシッコ。遅刻常習犯デュアンがミスターBよりクビにされ、ロニーがとりなすがダメ。そんなミスターBがマーシャにデートを申し込むが、ダメ。そして、それをアーウィンに知られ父子断絶。しかし、T・Cはツイていた。曲名当てクイズに当選し、ロック・コンサートへ御招待だ。むろんモナも同伴で。KGYSのDJも夜の担当者に変わり、洗車場の1日が終わろうとしている。ドタバタのうちに従業員達は仕事を終え、去っていく。だが、まだ残っているロニーはその日の売り上げの計算。と、そこへデュアンがクビになった腹いせに、金を盗みにくるが、ロニーが思いとどまらせる。やがて、人気のなくなった夜の洗車場。静けさだけが重くあたりを支配する。そして暗いものかげから、あの商売女がトランジスター・ラジオを片手に、客を求めて夜の街へ--。『デラックス・カー・ウォッシュ』の1日が終わった。

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スタッフ・キャスト

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受賞歴

第30回 カンヌ国際映画祭(1977年)

受賞

フランス映画高等技術委員会グランプリ マイケル・シュルツ
音楽賞 ノーマン・ホイットフィールド

出品

出品作品 マイケル・シュルツ

第34回 ゴールデングローブ賞(1977年)

ノミネート

最優秀主題歌賞
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