追われる男

劇場公開日:

解説

「熱風の町」のウィリアム・H・パインとウィリアム・C・トマスのコンビが1955年に製作した西部劇。「賭博の町」のハリエット・フランク・ジュニアと「幌馬車隊」のアーヴィング・ラヴェッチ共作の原作から「勇魂よ永遠に」のウィンストン・ミラーが脚色、「大砂塵」のニコラス・レイが監督した。テクニカラー色彩の撮影は「あの手この手」のダニエル・L・ファップ、音楽はハワード・ジャクソンである。出演者は「明日に別れの接吻を」のジェームズ・キャグニー、「ジープの四人」のヴィヴェカ・リンドフォース、「コロラドの急襲」のジョン・デレク、サイレント時代に活躍したジーン・ハーショルト、「西部の掠奪者」のグラント・ウィザース、「ヴェラクルス」のジャック・ランバート、「日本人の勲章」のアーネスト・ボーグナイン、「スタア誕生(1954)」のアーヴィング・ベーコンなど。

1955年製作/アメリカ
原題または英題:Run for Cover
配給:パラマウント映画会社
劇場公開日:1955年7月31日

ストーリー

無実の罪で服役中だったマット・ドー(ジェームズ・キャグニー)は刑期を終え、新生活を求めて西部へやって来た。牧畜の中心地マディスンの近くで、彼はデイヴィ(ジョン・デレク)という青年と知り合った。2人が鷹を狙って撃った銃声が誤解され、マディスンの町民は彼らを強盗と思いこんで捕えようとした。直ぐ誤解はとけたが、デイヴィは抵抗して重傷を負い、農場を営むスウェンスンの家で看護をうけた。スウェンスンと娘ヘルガ(ヴィヴェカ・リンドフォース)それにマットの熱心な看護でデイヴィは恢復したが、足の傷がもとでビッコになった。町民は2人に謝罪する気持ちからマットをシェリフに選んだ。マットはデイヴィを代理シェリフの役につかせたが、彼は不具になったのを根に持って正常な人間に反感を抱くようになっていた。ある日無法者ジェントリーの子分が2人、町の銀行を襲った。マットは1人を捕えてデイヴィに渡し、もう1人のモーガンという男を追った。そしてモーガンを捕えて町に戻ると、デイヴィに預けた男は町民たちから縛り首にされていた。マットは驚いたが、デイヴィにシェリフを勤める気がないことには気づかず、モーガンをとなり町に護送させた。デイヴィはその途中モーガンを逃亡させてしまった。数日後、ジェントリー一味がまた銀行を襲った。マットはすぐかけつけたが、ピストルをつきつけられてどうすることもできなかった。このときマットとジェントリーがかつて同じ囚人仲間だったことがわかり、町民たちはマットを疑ったが、彼は率直に前科者であることを認め、ジェントリーを必ず捕えてみせるといって町民たちとともに一味を追った。ジェントリー一味はインディアンの勢力範囲内に逃げこんだので、町民はマットとデイヴィに後を託して引き揚げた。2人が更に追って行くと、一味はすでにインディアンに殺されていた。デイヴィはここでジェントリーと内通していたことをマットに告げ、彼1人を残して去って行った。マットはインディアンに襲われたが九死に一生を得てデイヴィのあとを追った。捜し当ててみると彼はモーガンと一緒だった。最後の対決で、マットがモーガンに殺されそうになったとき、良心にめざめたデイヴィはモーガンを倒して、自らはマットのピストルに倒れた。

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映画レビュー

3.01955作、男シリーズ第3弾。ジェームズ・キャグニー主演。若い方か...

2023年6月3日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

1955作、男シリーズ第3弾。ジェームズ・キャグニー主演。若い方かと思ったらおっさんの方か、おっさんがモテモテの時代?(笑)
銀行強盗に間違えられた男が保安官に。若い方の男の動向が見もの。ちょっと信じられない人物設定、こんな奴いる?
ラストは完全に読めた、えっへん。

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はむひろみ

4.062年前の映画かあ。

2021年12月8日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

せっかく立ち直るきっかけを与えたのに、若者は裏切り続ける。

しかし、最後は、恩義に応えた。

何となく日本的なストーリー。

『困難があっても逃げてはダメだ。人生にただ乗りするな。』

知らない俳優ばかりだったが、観てよかった。

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藤崎敬太

3.0若者は思うようには・・・

2021年12月5日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

主人公(ジェームズ・キャグニー)は旅の途中で知り合った若者と、列車強盗に間違えられる。
若者は撃たれるが奇跡的に回復する。
主人公は若者を正しい道へ導こうとするのだが・・・。
ほろ苦い西部劇。

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いやよセブン