おっぱいとお月さま

劇場公開日:

おっぱいとお月さま

解説

スパニッシュ・エロスの名手ビガス・ルナ監督が自身の幼少期の記憶を基に、美しい胸に魅せられた少年の心情をファンタスティックに描いたドラマ。

大好きなママのおっぱいを弟に奪われたと感じる9歳の少年テテは、「僕だけのおっぱいが欲しい」と月に願いをかける。すると、美しいおっぱいを持つ踊り子エストレリータが、海辺の見せ物小屋でショーをするためパリからやって来る。テテはエストレリータに夢中になるが、近所の青年ミゲルも彼女に心を奪われ、恋敵となった2人は彼女の気を引こうと奮闘する。

「スペースバンパイア」のマチルダ・メイがヒロインを務め、当時実生活でも彼女のパートナーだったジェラール・ダルモンが夫を演じた。1994年・第51回ベネチア国際映画祭で脚本賞を受賞。

1994年製作/91分/スペイン・フランス合作
原題:La teta y la luna
配給:キングレコード
劇場公開日:2022年9月30日

その他の公開日:1995年9月30日(日本初公開)

原則として東京で一週間以上の上映が行われた場合に掲載しています。
※映画祭での上映や一部の特集、上映・特別上映、配給会社が主体ではない上映企画等で公開されたものなど掲載されない場合もあります。

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(C)1994 LOLA FILMS/2007 VIDEO MERCURY FILMS S.A.

映画レビュー

3.5ビガス・ルナが行きていたら?の「もしも」を妄想したくなる。

2023年2月28日
PCから投稿

今は亡きビガス・ルナと、スペインの奇才としてライバル視されていたアルモドバルの現在の巨匠っぷりを思うと、ビガス・ルナが生きていればどんな映画を作ったのだろうと考えてしまうのだが、いや、ビガス・ルナの全盛期は一にも二にも『ハモン・ハモン』であり、歴史にもしもはないという以前に、ファンの勝手な願望でしかないなと思いなおす。しかし、『おっぱいとお月さま』を観ると、やはりビガス・ルナにはもっと輝かしい未来が待ち受けていたのではないか、と妄想してしまう。

ほろ苦い青春恋愛ものであり、どうしようもない男と女のラブストーリーであり、リアルな庶民の生活と突拍子もないファンタジーを同居させ、不謹慎でありつつも文芸映画の趣きと上品さを兼ね備えている。『ハモン・ハモン』のインパクトには及ばないにしても、もっといろんな引き出しがあったに違いないし、まったく別種の監督に変貌していた可能性もある。今はとにかく、この時代のマチルダ・メイをフィルムに焼き付けてくれていたことに感謝したい。

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村山章

3.5タイトルなし

2024年2月4日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

登場するバイクがとてもカッコ良い。
月面着陸したり、ミルクを飲ませてもらう場面など、少年の妄想癖が楽しい作品でもあるが、真面目な恋愛物語。
執着と愛は違うんだなあなどと大人の恋愛について真剣に考えされられた。

ラストがとても素敵で、お氣に入りの映画。

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Don-chan(Daisuke.Y)

3.5【男という生き物は、小さい頃からおっぱいが好きなんです。少年の淡い恋心と成長を描いたエロティックロマンティックコメディ。イタタ、石を投げないで下さい!】

2023年10月22日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

興奮

幸せ

ネタバレ! クリックして本文を読む
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NOBU

4.0聖乳~ それは君が見た光 ボクが見た希望~🎵 聖乳~ それはふれあいの心 幸せの白い液 聖乳~🎵

2022年10月6日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

単純

幸せ

ビガス・ルナ監督のハモン・ハモン、ゴールデン・ボールズに続く三部作最終章。
ハモン・ハモンに続き、日本製のバイクがなんだか嬉しい。

弟が生まれて、母親を取られたと感じる9歳の少年テテはおっぱいはミルクタンクで、ママのミルクの元はパパがママに注入したミルクだと考える。
なんとも斬新な発想。
思わず口元がゆるむ。
だからか、妊娠していないエストリータの乳頭からほとばしる乳を少年が口を開けて受けるシーンもさほど抵抗なく受け入れられる。
聖乳にまみれるお坊っちゃま。
トレーラーハウスで旅をするオナラ芸のフランス人とエキゾチックなダンサーの夫婦。
このとき実際にパートナーだったとのこと。
すばらしく息が合っていました。
人間の塔のお祭りは以前にテレビのドキュメンタリーで見たことがある。
毎回、死者が出ないのが不思議。
情熱の国スペイン。陽気な人々。すばらし~いっ。

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カールⅢ世
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