おっぱいとお月さま
劇場公開日:2022年9月30日
解説
スパニッシュ・エロスの名手ビガス・ルナ監督が自身の幼少期の記憶を基に、美しい胸に魅せられた少年の心情をファンタスティックに描いたドラマ。
大好きなママのおっぱいを弟に奪われたと感じる9歳の少年テテは、「僕だけのおっぱいが欲しい」と月に願いをかける。すると、美しいおっぱいを持つ踊り子エストレリータが、海辺の見せ物小屋でショーをするためパリからやって来る。テテはエストレリータに夢中になるが、近所の青年ミゲルも彼女に心を奪われ、恋敵となった2人は彼女の気を引こうと奮闘する。
「スペースバンパイア」のマチルダ・メイがヒロインを務め、当時実生活でも彼女のパートナーだったジェラール・ダルモンが夫を演じた。1994年・第51回ベネチア国際映画祭で脚本賞を受賞。
1994年製作/91分/スペイン・フランス合作
原題:La teta y la luna
配給:キングレコード
日本初公開:1995年9月30日
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今は亡きビガス・ルナと、スペインの奇才としてライバル視されていたアルモドバルの現在の巨匠っぷりを思うと、ビガス・ルナが生きていればどんな映画を作ったのだろうと考えてしまうのだが、いや、ビガス・ルナの全盛期は一にも二にも『ハモン・ハモン』であり、歴史にもしもはないという以前に、ファンの勝手な願望でしかないなと思いなおす。しかし、『おっぱいとお月さま』を観ると、やはりビガス・ルナにはもっと輝かしい未来が待ち受けていたのではないか、と妄想してしまう。
ほろ苦い青春恋愛ものであり、どうしようもない男と女のラブストーリーであり、リアルな庶民の生活と突拍子もないファンタジーを同居させ、不謹慎でありつつも文芸映画の趣きと上品さを兼ね備えている。『ハモン・ハモン』のインパクトには及ばないにしても、もっといろんな引き出しがあったに違いないし、まったく別種の監督に変貌していた可能性もある。今はとにかく、この時代のマチルダ・メイをフィルムに焼き付けてくれていたことに感謝したい。
2022年10月6日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
ビガス・ルナ監督のハモン・ハモン、ゴールデン・ボールズに続く三部作最終章。
ハモン・ハモンに続き、日本製のバイクがなんだか嬉しい。
弟が生まれて、母親を取られたと感じる9歳の少年テテはおっぱいはミルクタンクで、ママのミルクの元はパパがママに注入したミルクだと考える。
なんとも斬新な発想。
思わず口元がゆるむ。
だからか、妊娠していないエストリータの乳頭からほとばしる乳を少年が口を開けて受けるシーンもさほど抵抗なく受け入れられる。
聖乳にまみれるお坊っちゃま。
トレーラーハウスで旅をするオナラ芸のフランス人とエキゾチックなダンサーの夫婦。
このとき実際にパートナーだったとのこと。
すばらしく息が合っていました。
人間の塔のお祭りは以前にテレビのドキュメンタリーで見たことがある。
毎回、死者が出ないのが不思議。
情熱の国スペイン。陽気な人々。すばらし~いっ。
2021年7月6日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
深夜枠のTVで放映されると、ついつい見てしまう。こっそり一人で観る映画としては最高だ。「毎夜パパはままにミルクを入れている」という台詞など、テテ少年の語りが笑える。人間タワーの登り手であるという基本設定におならの名人ジェラール・ダルモン、そして何と言ってもマチルダ・メイの美乳に釘付けになってしまう。少年の純粋なおっぱいへの執着がほほえましい。
2016年8月18日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
テテは9歳の少年、まだママのおっぱいが恋しかったが、弟が生まれ取られてしまう。
そこへ現れたのが旅芸人夫婦でテテは踊り子のエストレリータ(マチルダ・メイ)のおっぱいに恋してしまう。
そして登場する恋敵は青年ミゲルで、フラメンコの歌で恋心を訴える。
マチルダ・メイのおっぱいはとても美形。