1982年にガーフィールド高校の18人はAP 微積分のテストで全員合格
一番好きなシーンはエンジェルがスカランテ先生、(キモ)に数学の本を2冊貸してくれというところ。エンゲルは数学に興味があるが、ギャング仲間に頭がいいところを見られたくない。スカランテは一冊、家に、もう一冊学校に、もう一冊ロッカーにと本を与える。エンジェルは本を持って学校に来なくても済む。 誰にも勉強かだということを見られなくて済む。ギャングは勉強しないから。スカランテ先生はエンジェルの気持ちを理解している。
スカランテ先生はコンピューターサイエンスを教えるために、イーストロサンジェルスのガーフィールド高校にきたが、(予算不足で) 教えるクラスがなかった。そのため、数学を教えることになった。 校長先生や数学科の主任の子の学校の高校生に対する期待感は大変低い。教師として、こういうのが問題だ。この映画の日本題をつけた人も『落ちこぼれ』という期待感のない言葉を平気で使っている。そして、それに意味のない様な天使を付け加えている。
でも、スカランテ先生は生徒の心に入っていく教え方をして、カレッジボードのAP 微積分のテストで生徒たちは3−5までの成績をとる。この意味は合格点。
しかし、カンニングのお疑いをかけられる。
生徒は皆、カレッジボードから手紙を受け取り、それには皆が似た間違いをしているので、受け入れられないと。
ETS (APテストの採点をする会社)に落とし前を付けてもらわなきゃ気が済まない。この再テストの後のETSはガーフィールド高校の生徒や数学の先生、ハイメスカランテにどんな行動を取ったのだろう。映画では何も言ってないので、わからないが。
生徒を信じていたのはエスカランテ先生のみ。
もし、ビバリーヒルズの高校なら、ETSからの疑いをかけられると思う? それに、スペイン語の苗字? ラテン系の人々が住んでいる地域からだから? スカランテ先生は映画の最初で、生徒に向かって、苗字、肌の色は避けられないが、数学は人を平等にするといっている。