オズの魔法使のレビュー・感想・評価
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プラグマティック
虹の向こうには何も無いし、全ては人為である。勲章をつければ勇気が出るし、ディプロマをもらえば賢くなるし、ハートの時計をつければ心を持てる。ホーム以外にいい場所なんてないんだよっ!!/それはそれとして、ライオンがかわいい。誰もしっぽは引っ張ってないし、羊さんも怖くないよ。
タイムカプセル
現在ではパブリックドメインとなるほどに古い作品。
児童文学の映像化作品であり、1939年の作品であることを考えれば目が覚めるような摩訶不思議映像力がある作品。
物語の途中でセピアから抜け出したカラーの世界は鮮やかで魅力的な世界だった。
ピンク色になった馬の存在感がすごくて好きだった思い出。(着色の際に色が無かったからピンクにしたとか聞いた気がする…)
これを子供の頃に見れたことはひとつの幸運だと思う。
と、個人的には高評価な映画ではあるのだけど、この作品のキモがおとぎ話と映像的なギミックであるため、現在の子供の視聴に耐えられるかと言えば難しいところ。
どんな体験でも時代・文化・自分の年齢など様々なものが複合しているものだと思うので、この作品は今となってはかつての子供がアルバムやタイムカプセルのように楽しむ作品になっているんじゃないかと思う次第。
ちょっとサルに襲われるシーンとか、魔女が溶けるシーンとか子供心に怖かった思い出。
あと、カカシとブリキがちょっと不気味。
over the rainbowよい
Somewhere over the rainbow♪
子供の頃に見ておきたい作品🌟
丸の内ピカデリーDolby cinema🎦
先日の『グランツーリスモ』で味をしめたリクライニング最前列シートで💕
ちょうど先日ふと「あれ?あたしって実は“オズの魔法使い”のストーリーちゃんと知らないかも」と気付き、原作を読むのか子供向け絵本で済ますのかどーしよっかなー、と思ってたところ。『ジュディ 虹の彼方に』観た時もジュディ・ガーランドをよく知らないからそんなに刺さらなかったのも残念だった。
だから今回はめちゃ楽しみにしてた😊そもそもなんで上映してるのかも謎💦でもこんな機会滅多にないから素直に嬉しい✨✨✨1939年上映って84年も前の映画とは思えない‼️そりゃセットはかなりチャッチイよ?映画のセットというよりかは『おかあさんと一緒』のセットみたいな子供騙し感アリアリ。それでも色彩豊かで夢がギッシリ詰まってる感じは十分伝わる💕現実世界はセピアで、魔法の国(なのか?)にたどり着いた後はカラーで表現されるそのコントラストも素敵😊
カカシとブリキとライオンがみんな牧場でドロシーを常に気に掛けてくれてるお兄さん達だってのもまた良い❤ ❤ ❤
ドロシーも(昔の映画特有のオーバーリアクション演技はまぁ置いといて)とにかく超キュート💜そしてトトわんちゃんもさらに輪をかけてカワユス🐶
そしてアレコレ思っても身近にある日常を大事にすることの大切さを教えてくれる素敵なお話✨✨✨
ほっこり出来ました♪ありがとう😊✌️
只々素晴らしい舞台芸術としての映画
内容は、童話オズの魔法使いを映画化した作品。孤独な少女が夢の国に行く事を望み行き着いた夢の中で、仲間達と出逢い其々の幸せについて考えて願いを叶える物語。好きな台詞は『おかしいわ!昔から知っている様な気がする?!』色の無い灰色の国から来た主人公がオズの世界で一人語りする台詞。微妙な伏線が舞台っぽくて良かったです。印象的な場面は、オズの世界観で皆んなが出迎えるパレードの迫力には圧巻です。豪華すぎてアメリカの景気回復の早さに驚きました。作り手の衣装や細部まで拘ったフォーメーションダンスには作り手の意気込みを感じる素晴らしい作品です。印象的な音楽は、有名すぎるover the 🌈です。初主演作品のジュディーガーランドの下手上手い慣れない感じか何とも味ありました。正に別名・近所の女の子だけあります。人造国家🇺🇸としての創世神話的な位置付けのある作品は、🇺🇸としての戦争や人種や格差や外交様々な問題を民主的に解決しようとする苦悩が暗喩されていて面白い。この作品を観るにあたり、NHKのバタフライエフェクト『ハリウッド夢と狂気の映画の都』を見てしまい。この映画に関する見方が変わってしまった。ジュディーガーランドの数奇な運命。最後のナレーションと言葉が印象的でした。MGM解雇後も薬物中毒や自殺未遂を乗り越えながら最後までハリウッドで生き続けた。ハリウッドという怪物に全てを捧げたジュディーの言葉。『何処へ行こうと何をしようとハリウッドから離れられないのです。(中略)もし、もう一度やれと言われたら、同じ選択同じ間違いを犯していたでしょう。それが生きると言う事だから』最後まで、キャッチコピーgirl next door近所の女の子を公私共に演じたジュディーガーランド。この映画の最後にある様に『我が家が一番』と自分に言い聞かせて生きた人生に寂寥感・諦観・優越感も覚える考える所も多い作品でした。ドロシー役ジュディーガーランド1969/6/27享年47死因・睡眠薬の過剰摂取。
物語と美術・合成の世界に迷い込み、驚いて、楽しんで、感激した。ミュージカル好きになる基本的映画。
普通に凄い映画
幼少の時にテレビ東京で見た記憶があり、大人になってからタイトルもストーリーも思い出せないまま
ただ、なんだか凄い映画だった事だけ覚えており
数年前にやっと見つけられた作品
今のハリウッドの演技とは真逆の舞台劇の要素が強い作品だが主人公が非常に愛嬌があり歌もダンスも素晴らしく出てくる役者全てが芸達者である
見る楽しさに特化してるので子供向けではあるが、技で作られているので大人も充分見れるものになってます。
CGの無い時代の限界はあるがセットの作りも素晴らしく、世界観を崩すことなく面白いお話が続いていく軽快さがある。
USのアニメやドラマ等でも、オズは何度も元ネタとして出てきていたので アメリカ人からすると
古い映画のクラシック的な位置付けなのだろうか?
リマスターされて映像的には現代に引けを取らないバージョンが出てるので、アナログの特撮と人の手だけで作った映画劇として一度は観ておいた方が感性や視野が広がる気がします。
勉強抜きにしても普通に面白いです
名犬トトだ。
脳ミソと心と勇気を得るためにエメラルドの都へ!
この映画見る子どもたちは、『血湧き肉躍る』だろうね。さぁー『イエローブリックロード』をいざいざ。
教育と感受性と勇気が必要だよって言っているのだろう。しかし、カンザスに戻ると『モノカラー』に戻っている。つまり、自分で『虹を越えようね』って言っている。魔女の手下がロシアのコサックみたいで、そう言ったプロパガンダな部分もあるかもしれないが、それを抜きにして、傑作だと思う。そして、名犬トトを忘れてはいけない。長回しの映像でも希望通り収まってくれている。いくつテイクを重ねたか分からないが。
全て、大学と勲章と偽善(慈善)の為に。素晴らしい。
但し、白人でなければならない。
何故?おばさんなのだろう?お母さん、お父さんは?もう一度見てみよう。その説明はあったかなぁ?みなしごか。
アメリカ人は、みなしごでも白人なら『誰も知らない』って言えない。みんな勇気ある頭脳明晰な慈善家ですからね。
まぁ、奥が深い作品だろうね。
栄華の彼方へ
この映画のすべては茶褐色の画面からギラギラした魔法の世界に降り立ったあの瞬間に賭けられている。『ジャズ・シンガー』で音声を得た映画が、今度は色彩を得た。ハリウッドの栄華はこれからも、どこまでも果てしなく続いていくんだという希望と歓喜の表明。
めくるめく活劇を織り成す4人の冒険者たちはそれぞれがみなある欠落を抱えている。カカシは脳みそを、ロボットは心を、ライオンは勇気を、そして少女は家を。しかしそれらの欠落が悲痛げに強調されることはなく、それよりはむしろやがて来たる充足に対する希望ばかりが謳われる。できないことは何もない、という全能感とでもいおうか。それはますます存在感を強めていくハリウッドという空間の自信の表れのようにも思われる。
ただまあ今見るとキャラクターの物理造形にせよ背景美術にせよあるいは物語にせよハリボテの感は否めない。あの頃ハリウッドが追い求めた理想世界が、かくもチープな虚構だったという事実は、それ以降ハリウッドが辿ることになる一連の凋落劇を踏まえるといくぶんか示唆のように思える。
30年ぶりに見たオズの魔法使い。
おそらく人生で初めて見た映画。
今は亡きおばあちゃんの家で、何度も何度も繰り返し見た、大好きな物語だった。
日本語版だったからストーリーの内容はわかっていたはずだけど、やっぱり幼さのために細かい所の理解が全く出来ていなくて、今回 30年ぶりにアマプラ英語版 日本語字幕付きで観賞。
全てが新鮮に感じた。
まずOVER THE RAINBOWに鳥肌。
素晴らしい女優さんに序盤から拍手。
気の強そうな凜とした顔も美しくて惚れ惚れ。
当たり前だけど今みたいなCG技術なんか無い時代で、セットが全て手作りで背景は絵だよね。
カメラワークだけで物語が進む、場面の切り替え、色の対比の美しさ。
まるで舞台を見ているような感覚。
カカシさんの動きの素晴らしいこと。
ワラの演技って凄くないか。
ブリキさん、見た目のインパクト凄いのに
キャラはちょっと薄いんだなw
ライオンさんには相変わらず笑わせてもらった。
トト、おりこう!
66年前の映画なのに「大切なものはいつも自分の側にあるんだよ」っていうメッセージは今も昔も変わらないし、それだけ忘れがちなんだなって思った。
ノスタルジックな気分になれる、幸せな映画。
Over The Rainbow♪
すごく面白い
脳のない案山子、心のないブリキ人間、勇気のないライオンという大きな欠落を抱くキャラがドロシーと旅をするみたいなのはなんとなく知っていたのだけど、どんな物語なのかぼんやりした印象しかなかったため、その全貌をようやく知ることができた。
脳のない案山子と言ってもけっこう知的だし、ブリキ人間も詩や芸術をたしなむ感性がないと悩んでいたけど、かなりエモーショナルだ。ライオンも単に気の持ちようだ。
音楽や歌がとても楽しいし、話も面白い。カラーだし、第二次世界大戦が開戦した年に制作されていたとは驚異的でこんな文明の進んだ国に日本が勝てるわけがない。
こんなに面白い映画だと思ってもみなかった!笑いのセンスもテンポも素...
こんなに面白い映画だと思ってもみなかった!笑いのセンスもテンポも素晴らしい!
衣裳、舞台セット、楽曲、特撮、脚本、オーディエンスの扱い方、、、翻訳と字幕のタイミングさえも。
あげればきりがないけど、各セクションが当時の技術の粋を総動員して、しかもそれが個々で終わるのでなく連携を取り合って世界を作り上げてる。
トト役の犬はもちろん、カラス役のカラスまでも演技は完璧で。
特撮と分かっていても
愛と温もりが溢れているのはなんでだろう
物に魂が宿ることがあるならば
CGでそれを表現することが難しいからではないでしょうか
(表現を星や点数で評価することに、それは違うのではないかと最近思い始めてきてる。つけないと投稿できないので仕方なくつけてる)
ジュディ・ガーランド
1939年に作られた子供向けのミュージカルファンタジー。
知恵の欲しいかかし男、心の欲しいブリキ男、勇気の欲しいライオン男も見事、現実世界がモノクロで、夢の世界は鮮やかなテクニカラーも素晴らしい。
主役のジュディ・ガーランドもはまり役、いい歌が多く楽しめる。
虹の彼方に
主演のジュディー・ガーランド(子役時代)が歌う「虹の彼方に」が印象に残るが、それ以外の曲は特に印象に残らない。この時代にしては、カラーの映像や特撮がすばらしい。「虹の彼方に」だけでも見る価値がある。
夢が叶うエメラルド王国へ進むために、黄色いレンガ道を通っていくが、あとで、私が大ファンであるエルトン・ジョンのグッドバイ・イエロー・ブリックロードという曲はこの映画からヒントと得て作詞したものとわかった。
レインボウのコンサートのオープニングで使われただけでも涙・・・
不時着したところは魔法使いオズの国。一面がカラーになる瞬間で涙が出そうになる。ここはカンザスじゃないわ。 We must be over the rainbow
家は悪い東の魔女の上に落ちて死んでしまい、いもうとの西の魔女がドロシーに復讐しようとするが、良い魔女グリンダに助けられる。マンチキン踊りも素敵だ。イエロー・ブリック・ロードを辿って偉大なるオズの魔法使いを訪ねてカンザスの帰り道を聞かなければならないドロシー。途中で出会うのはカカシ、ブリキマン、ライオン。それぞれ脳みそがない、ハートがない、勇気がないので、オズの魔法使いにお願いするため4人でエメラルドの都へ向かうのだ。
大王になんとか面会できたものの、簡単に願いをかなえてくれない。条件はなんと、西の魔女のほうきをとってくることだった。結局大王は胡散臭い教授だったけど、「勇気なら、ほら、もう持ってるじゃないか」等々の詭弁さでドロシーと仲間たちを納得させる。このパターンはその後もジュヴナイルの物語ではよく使われるパターンだ。
なんと言っても“Over The Rainbow”が心に響き、大人になってもノスタルジーを感じさせてくれる珠玉の名作。のちにエルトン・ジョンの「グッバイ・イエロー・ブリックロード」もこの映画の道だと知り、また感動!
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