おかしな夫婦

劇場公開日:

解説

栄転で田舎からニューヨーク本社へ乗り込むご機嫌のサラリーマン夫婦が、当地で散々な目にあう辛辣な社会諷刺を織り込んだ喜劇。製作はポール・ネイザン、監督は「トブルク戦線」のアーサー・ヒラー、オリジナル脚本は「おかしな二人」のニール・サイモン、撮影はアンドリュー・ラズロ、音楽は「愛は心に深く」のクインシー・ジョーンズがそれぞれ担当。出演は「おかしな二人」「幸せはパリで」のジャック・レモン、「雨にぬれた舗道」のサンディ・デニスなど。イーストマンカラー、ビスタサイズ。1970年作品。

1970年製作/アメリカ
原題または英題:The Out-of-Towners
配給:CIC
劇場公開日:1971年1月15日

ストーリー

オハイオ州のデイトンで働くサラリーマンのジョージ(ジャック・レモン)は、ニューヨーク本社の営業副社長に栄転となり、妻のグエン(サンディ・デニス)とご機嫌で面接に出かけることにする。エリート社員としての生活、しゃれた都会生活と、夫婦の夢はふくらむ。ところが、その夢は第一歩でつまづいた。ニューヨークのケネディ空港がラッシュと悪天候で閉鎖され、飛行機は3時間もグルグル廻ったあげく、ボストン飛行場に降りたのだ。空港はニューヨークへ向かう客の大ラッシュ。騒ぎの中で夫婦は荷物を見失った。必死の思いで超満員の列車に乗り込むが、食事もとれない有様。やっとニューヨークに着くと、大都会はドシャ降りの雨と乗り物のゼネストで歓迎してくれる。濡れネズミでホテルに行くと、予約切れで他の客に部屋を奪われていた。サンザン悪態をついて夜の街に出るとゴミの山で、どうにでもなれとフテくされていると、パトカーがやってきて、2人をストのための臨時宿泊所に連れていってくれる。が、その途中、本署からの急報で、パトカーは強盗現場に急行する。ところが、警官が飛び降りると同時に、反対側から強盗が乗り込んできて、闇の中を一目散、森の中へほうり出される。翌朝、目を覚ますと、どうやらセントラル・パークらしい。とにかくホテルへ戻ると、荷物は無事着き、部屋もとれて、昨日とは別人のような待遇。ベッドに入って死んだように眠るグエンを後に、ジョージは本社に走っていく。時間キッカリに現れた彼に、社長はご満悦。「いや、君は私が思っていたとおりの人物だよ、ミスター・ジョージ。--きっとニューヨークは君を歓迎するよ!」

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スタッフ・キャスト

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受賞歴

第28回 ゴールデングローブ賞(1971年)

ノミネート

最優秀主演男優賞(コメディ/ミュージカル) ジャック・レモン
最優秀主演女優賞(コメディ/ミュージカル) サンディ・デニス
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