S・H・E クレオパトラ・ジャガー

劇場公開日:

解説

アメリカ情報局に勤務する美しい女機密捜査員が数々の新兵器と変装を駆使して国際犯罪組識の私設軍隊を相手に活躍する女性版“007”。製作総指揮はウィリー・エガー、製作はマーティン・ブレグマン、監督は“The San SheppardMurder Case”で監督デビューしたロバート・ルイス、脚本はリチャード・メイボウム、撮影はジュールス・ブレンナー、特殊効果はルチアーノ・ビードが各々担当。出演はコーネリア・シャープ、オマー・シャリフ、ロバート・ランシング、ウィリアム・トレイラー、イザベル・ライ、アニタ・エクバーグ、ファビオ・チェスティなど。

1980年製作/アメリカ
原題または英題:S.H.E.
配給:松竹=富士映画
劇場公開日:1980年12月6日

ストーリー

美しくセクシーな肢体と明晰な頭脳を使い、アメリカ情報局のナンバー・ワン機密捜査官であるラビニア(コーネリア・シャープ)は、S・H・E・(SecurityHazards Expert)と呼ばれ、各国に飛び回り活躍していた。イタリア諜報部のルディ・カセルタ(ファビオ・チェスティ)から早速新しい仕事を依頼されたラビニアは、敵の本拠地であるイタリアへと向かった。その任務というのはアメリカ、イギリスの国家機密が漏れているのを調査することだ。手掛りになる大物は1人、首領であるオーエン・フーパーと交流があるらしいマニヤスコ(オマー・シャリフ)という男だ。フーパーは正体がつかめず、現在イタリアで有数のワイン製造元の男爵として村を築いたこのマニヤスコに近づくことを、ラビニアはまず考えた。ワインの雑誌の記者に変装したラビニアは、マニヤスコの城に招待されることに成功し、そこで寄生虫学の権威エルザ博士(アニタ・エクバーグ)を紹介される。そこで、ラビニアは1枚の写真に目をとめた。その写真にはフーパーのサインが写っていたのだ。隠しカメラで複写した彼女は、それを早速現像させた。その字の筆跡鑑定の結果、島にある会員制のアスレチック・クラブの支配人ハント(ロバート・ランシング)が浮かび上がってきた。そのクラブは、私設軍隊の秘密訓練キャンプだったのだ。そしてハントはフーパーの変名だった。彼らは全世界の石油施設を破壊できる石油凝固菌をエルザの研究室で繁殖させ、それを基に国連社会経済委員会に30億ドルを要求してきたのだ。エルザの研究室に潜入したラビニアは、カセルタに援助の連絡を取り、本格的な戦いが始められた。ラビニアに好意を寄せるマニヤスコは、彼女にいっしょに逃げてくれと説得するが、既に応援のパラシュート部隊は駆けつけ、マニヤスコを囲んでいた。ラビニアは、冷たくマニヤスコを拒み、諜報局に引き渡すのだった。

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