宇宙からの脱出

劇場公開日:

解説

宇宙船の故障で沈黙の宇宙にとり残された飛行士たちの不安と恐怖、彼らを救助すべくいらだつ地上基地の苦慮を描く、SFサスペンス。製作は、「サボテンの花」のマイク・フランコビッチ、監督は「大脱走」のジョン・スタージェス、マーティン・ケイディンの原作をメイヨ・サイモンが脚色。撮影は「ウエスト・サイド物語」のダニエル・ファッブ、特殊視覚効果をローレンス・バトラー、ドナルド・C・グルーナー、ロビー・ロビンソン、音楽をレス・フレショルツ、アーサー・ピアンタドシィ、編集をウォルター・トンプソンがそれぞれ担当。出演は「レッド・ムーン」のグレゴリー・ペック、「スター!」のリチャード・クレンナ、「暴動」のジーン・ハックマン、デイヴィッド・ジャンセン、ジェームズ・フランシスカスなど。テクニカラー、パナビジョン。1969作品。

1969年製作/アメリカ
原題または英題:Marooned
配給:コロムビア
劇場公開日:1970年4月11日

ストーリー

ヒューストン基地から発射された宇宙船アイアンマン1号は、いま順調な飛行を続けていた。この宇宙船には、プルエット(リチャード・クレンナ)、ロード(ジーン・ハックマン)、ストーン(ジェームズ・フランシスカス)の3飛行士が搭乗していた。3人は、地上基地の責任者キース博士(グレゴリー・ペック)と、主任飛行士ダウティ(デイヴィッド・ジャンセン)から送られてきた指令通り、宇宙ステーション建設のためのすべての作業をすませ、やがて、地球へ戻ることとなった。だがここで、原因不明の事故が起き、地球へ戻るための推進ロケットが点火しなくなってしまった。さっそく、地上センターでは、原因究明のため電子計算機を駆使した。初めのうちは余裕を示していた当の飛行士たちにも、無限の沈黙の宇宙空間にとり残された、不安と恐怖が、じわじわと迫ってきた。そのころ地上基地では、テッドを一人乗り宇宙船に乗せ、救助に向かわせることにした。しかし、この救助計画には、数多くの困難が伴った。数日もかかる軌道計算、宇宙船の食料と酸素の心配等々。その上に、救出船発射間際に、基地は大暴風雨に見舞われてしまった。そのため、いったん発射を見あわせた基地では、台風対策に頭を悩ませるのだった。こうして、地上基地があせりを感じていたころ、宇宙空間では、3人の飛行士たちが、懸命の脱出作業にはげんでいた。しかし、その作業中、プルエットが命を落としてしまい、無辺の宇宙に、ロードとストーンの2人がとり残されてしまった。救助作業に全力を傾けた地上基地は、しばらくして、すばらしい考えを思いついた。台風の目の無風状態を利用して救助船を打ち上げようという考えがそれだった。基地のすべての人々がその成功を祈った。その中で、無事救助船は、宇宙の迷子となった2人を救出すべく、上昇して行くのだった。(コロムビア配給*2時間13分)

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スタッフ・キャスト

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受賞歴

第42回 アカデミー賞(1970年)

受賞

特殊視覚効果賞  

ノミネート

撮影賞 ダニエル・L・ファップ
音響賞  
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映画レビュー

3.0ジーン・ハックマンが若い

2023年3月22日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

2023年3月22日
映画 #宇宙からの脱出 (1969年)

宇宙船の故障で自力で帰還出来なくなった3人の宇宙飛行士と管制塔との緊迫したやりとりを描くSFサスペンス

ソ連が救助を断ったり、助けに来たりと微妙な動きをするのは冷戦下では微妙な落とし所なのかな?

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とし

3.0グレゴリー・ペック

2019年3月20日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

泣ける

知的

 アポロが月面着陸した年に作られたんだなぁ。地球を94分で回るという、現代にも通ずる宇宙観。ロケット発射はとてもリアルだ。

 ソ連の宇宙船とランデブーってのが最初断られていたのに、救助船が到着する前にソ連船が来ちゃった。最後はなんかややこしくなってたけど、酸素欠乏のために数分前にプルエット(クレンナ)が自殺したというのも悲しい話。

 地上からはグレゴリー・ペックが必死に連絡していたところが印象的。

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kossy

3.0シミュレーション映画

2017年8月3日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

怖い

5ヵ月という長期のミッションを終え、三人の宇宙飛行士は帰途につく。
ところがエンジンが点火せず、残りの酸素も48時間という絶体絶命に追い込まれる。
NASAは救援ロケットを急遽、準備するがハリケーンが近付いていた。
真面目に作ってあるので、最後が盛り上がらない。

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いやよセブン