ウォーキング・トール
劇場公開日:1975年6月7日
解説
実在したシェリフ、ビュフォード・パッサー(1938~74年)をモデルに、悪と戦う不屈の勇気を描く。製作・脚本はモート・ブリスキン、監督は「サイレンサー 沈黙部隊」のフィル・カールソン、撮影はジャック・マータ、音楽はウォルター・シャーフが各々担当。出演はジョー・ドン・ベイカー、エリザベス・ハートマン、レイフ・ギャレット、ジーン・エヴァンス、ローズマリー・マーフィー、ノア・ビアリーなど日本語版監修は和田真知子。テクニカラー、ビスタサイズ。1973年作品。
1973年製作/アメリカ
原題または英題:Walking Tall
配給:MGM映画=松竹・富士
劇場公開日:1975年6月7日
ストーリー
プロレスラーの不安定な生活に見切りをつけたビュフォード(ジョー・ドン・ベイカー)は、妻ボーリン(エリザベス・ハートマン)と長男マイク(レイフ・ギャレット)を連れて故郷のテネシーに帰ってきた。ある日、幼なじみのルーティにさそわれ、町はずれのバー“ラッキー・スポット”へ行った。ビュフォードはルーティがいかさま博打にひっかかっているのに黙っていられず、大乱闘が始まった。だが多勢に無勢、打ちのめされて草むらに捨てられた。煮えきらない保安官ターマン(ジーン・エヴァンス)の態度が、ビュフォードに何かを決心させた。保安官選挙に立候補するといい出した夫に、ボーリンは気をもんだ。選挙が近づくと、ターマンはスピード違反の名目でビュフォードを捕らえようとしたが、運転を誤り、死んだ。保安官に当選したビュフォードの初仕事は密造酒の摘発で、“ラッキー・スポット”一味の本拠地に棍棒一本の丸腰で乗り込んだ。彼の捜査に、一味の報復もエスカレートし、殺し屋が家でくつろぐ彼を狙った。一味のボス格のコーリーは執拗にビュフォードの命をつけ狙った。ある日、密造所があるという密告があり、ボーリンを連れてパトカーで出かけたが、途中で待ち構えていた一味のために妻は殺され、彼も瀕死の重傷を負った。病院は重苦しい空気に包まれた。一人の男の死はこの町の正義が死ぬことだと、つめかけた町民たちは思った。そのとき、長男のマイクが自分の背より高いライフルを握りしめて現われた。その後姿は、この戦いがまだ終わっていないことを物語っていた。(MGM映画=松竹・富士共同配給1時間43分)
スタッフ・キャスト
- 監督
- フィル・カールソン
- 脚本
- モート・ブリスキン
- 製作
- モート・ブリスキン
- 撮影
- ジャック・マータ
- 音楽
- ウォルター・シャーフ