ウィロー

劇場公開日:

解説

悪の女王が支配する暗黒の時代に、その世界を救うという赤ん坊を拾った若者ウィローの冒険を描く。原作及び製作総指揮はジョージ・ルーカス、製作はナイジェル・ウール。監督は「コクーン」のロン・ハワード、脚本はボブ・ドルマン、撮影は「プリンセス・ブライド・ストーリー」のエイドリアン・ビドル、音楽は「薔薇の名前」のジェームズ・ホーナー、プロダクション・デザイナーはアラン・キャメロン、特殊効果は「007/リビング・デイライツ」のジョン・リチャードソン、編集はダニエル・ハンリー、マイケル・ヒル、衣装はバーバラ・レインが担当。出演は「トップガン」のヴァル・キルマー、「ダンス・ウィズ・ア・ストレンジャー」のジョアンヌ・ワーリー、「ラビリンス 魔王の迷宮」のワーウィック・デイヴィスほか。

1988年製作/アメリカ
原題または英題:Willow
配給:MGM映画=UIP
劇場公開日:1988年7月23日

ストーリー

ノックマール城を拠点とする悪の女王バヴモルダ(ジーン・マーシュ)は魔術によって権力を欲しいままにしていたが、体に印を持つ特別な子が生まれ女王を殺すだろうという予言を恐れていた。女王は生まれた子を殺すつもりだったが、助産婦によってその希望の子は秘かに城外の川に流され、ネルウィン谷に流れついた。それを保護したのがネルウィン族の農夫ウィロー(ワーウィック・デイヴィス)だった。彼は長老オールドウィンの指示に従い、親友ミゴッシュらとともに最初に会ったダイキニ族に赤ん坊を渡すために旅立った。森を抜けたところで一行は宙吊りの檻に拘置されている戦士マッドマーティガン(ヴァル・キルマー)に赤ん坊をあずけるが、その矢先ブラウニー族の乗る鷹に赤ん坊は連れ去られ、ウィローもミゴッシュも捕えられてしまった。その夜、光輝く妖精の女王シャーリンドリアが現われ、ウィローはこの希望の子エローラを守るために選ばれたのだと告げられる。次の日、彼はブラウニー族のフランジーンとロールの案内で、良い魔女フィン・ラゼル(パトリシア・ヘイズ)に会うため再び旅立つが、マッドマーティガンと再会した旅籠で赤子捜索に来たバヴモルダの娘ソーシャ(ジョアンヌ・ワーリー)と衝突。いったんはうまく逃れたもののバヴモルダの呪いでフクロネズミに変身させられていたフィン・ラゼルともども遂に捕まってしまう。ケール将軍(パット・ローチ)がキャンプする雪山へ連れられるが、ブラウニー族の惚れ薬を吸ったマッドマーティガンがソーシャに恋をしたり、その混乱に乗じて雪山を無事脱出する。バヴモルダによって全滅させられたエアクらギャラドーンの残党の力も借りて死の城ティル・アスリーンヘ。そこに潜む小鬼トロールや双頭の怪獣エバーシスク、追ってきたケールらと三つ巴の戦いとなり、エローラをまたもや奪われてしまった。だがマッドマーティガンに恋したソーシャが味方についた。一行はエローラを助けるためノックマール城へ向かうが、ハヴモルダの呪いによって全員豚になってしまう。だが呪文によって豚にならずに済んだウィローは、フィン・ラゼルを魔法によって人間に戻し、さらにはマッドマーティガンらの人間に戻してノックマール城に突入。ラゼル対バヴモルダの魔法合戦、そして最後はウィローの知恵と勇気でバヴモルダを見事倒した。地上は再び平和を取り戻し、ウィローは大歓迎をうけながら家族の待つ谷へと戻った。

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スタッフ・キャスト

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受賞歴

第61回 アカデミー賞(1989年)

ノミネート

視覚効果賞  
音響効果編集賞  
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映画レビュー

4.0遠い昔、わりと此方の中世で・・・‼️

2024年2月10日
スマートフォンから投稿

笑える

楽しい

幸せ

この作品は間違いなくジョージ・ルーカスの作品‼️ルーカスの世界観、神話、キャラ‼️簡単に言えば「スター・ウォーズ」の遠い昔、遥か彼方の銀河系の物語を、中世のファンタジーの世界に、フォースを魔法に置き換えて描いた作品‼️キャラ設定も分かりやすいですよね‼️主人公ウィローはルーク・スカイウォーカーだし、マッドマーティガンはハン・ソロ、ソーシャはレイア姫、バブモーダ女王はパルパティーン、ラゼールはオビ=ワン、騒がしい妖精コンビはC-3POとR2-D2、そしてケール将軍はドクロの仮面といい、声といい、ダース・ベーダー‼️悪の女王を滅ぼすと予言された赤ん坊をめぐって、ウィローと仲間たちの活躍を壮大に活写‼️魔法の杖、いろんな動物に変身するばかりでなかなか人間の姿に戻れないラゼール、長い首を持つ双頭の巨大モンスター、手の平サイズの妖精コンビのズッコケぶりなど、楽しい楽しいファンタジーの決定版‼️特にラストの決戦は掘られた穴からマッドマーティガンらが馬で攻め入る場面をはじめ、派手なソードファイトで英雄たちの活躍を勇ましく魅せてくれる‼️お調子者キャラから一転、豪勇無双の剣客ぶりを発揮するマッドマーティガン役ヴァル・キルマーがホントにカッコいい‼️

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共感した! 5件)
活動写真愛好家

3.5爽快な娯楽作で楽しめた

2021年9月23日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

この時代、ビデオを借りてきて家で見るということにハマって、特にアメリカのエンタメ映画を見まくっていました。その中ではお気に入りの一本で、魅力的なキャラクターと、その世界観の壮大さに打ちのめされたことを覚えています。

それほど話題にもならず、時代に埋もれて言った印象でしたが、今見るとずいぶんちゃちに見えるのかもしれません。「ロード・オブ・ザ・リング」以降は、映画に投入する予算も、手間も、人も桁違いに拡大して、表現できることが飛躍的に進歩したと思いますが、この時代、この映画は先端を走っていたと思います。

2018.8.19

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うそつきカモメ

0.5モフィーング技術の開祖

2020年6月12日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
ネタバレ! クリックして本文を読む
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odeonza

2.5楽しい世界観

2020年4月16日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

単純

興奮

小学生の頃によく観ていた作品で、自分の中では「スター・ウォーズ」も新しくジョージ・ルーカスのCMも流れていた懐かしい時代。

とにかくヴァル・キルマーが格好良くて、この作品で好きになり暫くして「HEAT」に出た時には嬉しかった。

ハン・ソロとレイア姫の関係性を思い起こされる男女、実際に夫婦になってるし、別れたけれど。

G・ルーカスがロン・ハワードに"スター・ウォーズ"を撮らせたような雰囲気がするのは気のせいか?ウィローの村はウィケットが出て来そうだし、ハン・ソロ撮る訳だし"スター・ウォーズ"の呪縛から抜け出せない!?

序盤はホドロフスキーが喜びそうな!?小人の人たちをあんなに集められる驚きと、子供をワクワクさせてくれる物語を作るG・ルーカスに拍手。

今の子供が観ても、楽しめると思う。

DisneyTHEATERにて鑑賞。

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万年 東一