インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア

映像美や魅せ方、各役者の演技どれをとっても素晴らしい作品だった

結局その立場にしか分からないことや孤独感、苦しみ、悲哀、またその反面その立場だからこその幸せの形があるのだと改めて考えさせられる映画だったなぁ
ってかなによりこれが30年前って凄いね、映像技術もそうだし、魅せ方もそうだし、シンプルにビジュが良いのもあるけど凄く見入ってしまった

昔映画館で鑑賞したけれど、十何年ぶりかに再度鑑賞。（好きすぎてVHS買ったなぁ）
トム・クルーズ、ブラッド・ピット、クリスチャン・スレーター、若き3人が共演の貴重なヴァンパイアもの。キルステン・ダンストの子役時代が見れるというのも楽しめる。
終始漂う耽美な空気と退廃感。原作を読んだことがある者としては、かなりストーリーを端折ってるな感は否めない。でもルイの、人を殺さないと生きていけない罪悪感、クローディアの成長できない悲しみと苛立ち、それがよく伝わってくる。この2人の、親子であり恋人でもある関係がまた切ない。クローディアが大人だったら、また違う結末になったんだろうなぁ。
衣装も凝ってるし、とても大好きなヴァンパイア映画。

記者とバンパイアの対談から始まり回想録で描く異色のホラー

家族を失い絶望するも炎のような怒りを秘めた主人公が吸血鬼レスタトに魅入られ吸血鬼になるもその先輩！？吸血鬼のレスタトは自由奔放に生き人を襲い誰かの命を奪う事に疑問を感じる主人公の想いや行動は考えさせられるものがあった。

永遠を生きることの苦痛が主人公に付きまとっていたけれど、ラストに落ちぶれていたレスたとが復活し颯爽と記者を襲い車を運転するシーンはホラーながら明るく『気楽に自由に行こう』ってメッセージを感じた。

歴史好きだからニューオーリンズが元々フランスの領土だった。映画がつくられモノクロ作品がカラーになりそして大都市になっていった。こういう出来事を目撃していく吸血鬼・・・こういう構図も面白いなと思った。

若いトム・クルーズにブラッドピットが美しい一本