アンジャリ

劇場公開日:

解説

無垢な魂を持つ幼女が人々の心をほだしていく様を描いたハートフル・ロマン。監督・脚本は「沈黙の⊆旋律%ラーガ⊇」「ボンベイ」のマニラトナム。製作は監督夫人のスハーシニの監督作品「インディラ」のG・ヴェンガデュワラン。撮影はマドゥ・アンバト。音楽は「沈黙の⊆施律%ラーガ⊇」のイラヤラージャが作曲、ヴァーリが作詞を担当。振付はスンダラム。美術はトーッター・タラニ。編集はレーニンとV・T・ヴィジャヤン。衣裳はV・サイバーブー。出演は本作でインド国立映画祭最優秀子役賞を受賞した『Raja Nadhai』のベビー・シャーミリ、「ムトゥ 踊るマハラジャ」のラグヴァラン、「沈黙の⊆旋律%ラーガ⊇」のレヴァーティ、「インディラ」のジャナカラージほか。

1990年製作/147分/インド
原題:Anjali
配給:ゼアリズエンタープライズ
劇場公開日:1999年4月17日

ストーリー

知的障害と虚弱体質のため生まれながら2年間施設にあずけられていたアンジャリ(ベビー・シャーミリ)が、家族である建築家シェーカル(ラグヴァラン)とその美しい妻チトラ(レヴァーティ)夫婦とその息子アルジュン(マスター・タルン)と娘アヌ(ベビー・シュルティ)の4人のもとに戻ってきた。施設育ちのせいもあってはじめて会う母親にも兄妹にもなかなかなじめず、すぐに泣いてしまったりするアンジャリ。姉となったアヌはそんなアンジャリが妹であることを嘆くが、父親はそんな彼女にアンジャリは神様から授かった子供だとさとす。生まれたままに無垢な心を持つアンジャリは、母の頬に流れる涙に手を伸ばし、近所の子供たちと手をつなぎたいようなそぶりをする。そして抱きしめられれば輝くばかりの笑顔をみせる。ある日、学校から帰ったアルジュンとアヌは、近所の子供たちがいたずらでアンジャリの足に空き缶を結んで笑い者にしているのをみて、彼らにつかみかかる。駆け寄ったアヌに抱き上げられたアンジャリは傷だらけの膝にもかかわらず無邪気に笑う。いつしか子供たちはそんなアンジャリに触れるようになり、彼女を囲んで歌い踊る。アンジャリはこうして周囲の人々の心のわだかまりを溶かし、人々の心に優しさを取り戻させる。アンジャリはやはり、奇蹟をもたらす神様の子供だったのだ。

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