アトランティス 7つの海底都市

劇場公開日:

解説

アトランティスが地球上の文明ではなく火星より脱出してきた小惑星が大西洋に没したものという新説にもとづいて描くSFファンタジー映画。製作はジョン・ダーク、監督は「続・恐竜の島」のケヴィン・コナー、撮影はアラン・ヒューム、音楽はマイケル・ヴィッカーズ、特殊効果はジョン・リチャードソンが各々担当。出演はダク・マックルアー、ピーター・ギルモア、シェーン・ライマー、マイケル・ゴザード、リー・ブロディー、ジョン・ラッツェンバーガー、ハル・ガリリ、デリー・パワー、ドナルド・ビセット、ロバート・ブラウン、アシュレイ・ナイトなど。本国公開題名はWar lords of Atlantis

1978年製作/イギリス
原題または英題:7 cities of Atlantis War lords of Atlantis
配給:松竹=富士映画
劇場公開日:1979年2月3日

ストーリー

19世紀の終り。南大西洋のバーミューダ海域近くに一艘の船が漂っていた。アトキン教授(ドナルド・ビセット)とその息子のチャールズ(ピーター・ギルモア)がアトランティスの謎を探るべく、ベル号という釣鐘型の潜水艇を積み込んで探検に来ていたのだ。チャールズの大学時代の友であり、その潜水艦の設計者であるグレッグ(ダク・マックルアー)が操縦するベル号がチャールズと共に海に潜って行った時、巨大なタートル・スネークに襲われるが辛うじて撃退した。さらに潜航を続け、岩陰に黄金像を発見したアトキン教授が喜び勇んで母船“テキサス・ローズ号”にもとるが、黄金に目のくらんだ乗組員の一人が教授を撃ち、さらに船長ダニエルス(シェーン・ライマー)をも亡き者にしようとした。その時、突然、巨大なタコに襲われ、一行は砂浜にうちあげられた。気がつくと、そこにはこの世の者とは思えぬ男アトミール(マイケル・ゴザード)と半魚人が姿を見せていた。まさしくそこがアトランティス海底都市だったのだ。グレッグとチャールズ、そして船長のダニエルと3人の乗組員は安全な第7都市ゼフトへ案内されるが途中ヤスデの怪獣に襲われそうになり第3都市トロイに到着。さらに第4の都市パールに向かい、そこでグレッグはデルフィン(リー・ブロディ)という女を知るが手助けしようとしたことから、半魚人達に囚われ、チャールズだけが第5の都市チンクワへ向った。アトシル(C・チャリース)という女に案内され第6の都市セイスを越え、最後の都市ゼフトに着く。一方囚われの身となったグレッグは、24時間以内にえら人間の手術を受けることになっていたが、その寸前怪獣ザルクに襲われ、その混乱で一行は外に逃げ出した。グレッグは洗脳寸前のチャールズを救い出し、デルフィンの助けを得て無事潜水艇のある砂浜へ辿りついた。しかし“テキサス・ローズ号”へ戻ってみると、船員たちが黄金の像欲しさに反乱を起しており、船長たちを襲撃しようと待ちかまえていた。その時、再び巨大なタコが現われ、黄金の像を奪って海底へと消えた。海底でなくては生きられないというデルフィンを残し、船長、グレッグ、チャールズらは救命ボートで脱出に成功するのだった。

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映画レビュー

4.0特撮マニア、怪獣映画ファンはまあ、観ておいて損はないと思います

2022年3月4日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

監督はケヴィン・コナー 知っている人はかなりのオタク 1975年 恐竜の島 1976年 地底王国 1977年 続・恐竜の島 毎年のように恐竜の登場する特撮を撮っているイギリスの監督です その監督が1978年に撮ったのが本作です 今回は恐竜ではなく、オリジナルの怪獣です それも着ぐるみ! お話は19世紀後半、バミューダトライアングルを潜水球で探査してみたら大ダコ怪獣がでるわ、海底の地中にあるアトランティス帝国を発見するわというもの まあ、この監督の作品はどれもテキトーなお話なのであまり真剣に観てもはじまりません 軽い気持ちでご覧なって下さい 地底の大空間の都市の高い防壁に巨大怪獣が攻めてくる映像は進撃の巨人を思わせます ここだけは値打ちがあります ですが、4作品も連続して怪獣を出す特撮映画を撮ったコナー監督ですが、流石に怪獣ものは本作で打ち止めとなってしまいます 七つの海底都市といっても、劇中でてくるのは二つくらい 劇中でプラトンはアトランティスには九つの都市があると書いているというくだりがあります そのうち二つが長い時間が経つうちに喪われて現在は都市が七つだけになったというだけのことで、大した意味はありません とはいえ、もしかしたら「ふしぎの海のナディア」の発想の元ネタになった作品かも知れません 特撮マニア、怪獣映画ファンはまあ、観ておいて損はないと思います そうでない方にはおすすめしません

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あき240