愛と哀しみのボレロ

劇場公開日:

愛と哀しみのボレロ

解説

フランスのクロード・ルルーシュ監督が1981年に手がけ、ルドルフ・ヌレエフ(バレエダンサー)、エディット・ピアフ(歌手)、ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮者)、グレン・ミラー(音楽家)という実在の4人の芸術家をモデルに、運命の糸に結ばれた人々の物語を描いた3時間を超える大作メロドラマ。

ベルリン、モスクワ、パリ、ニューヨークを舞台に、第2次世界大戦前から戦中、そして現在へと至る中で、芸術家たちのドラマチックな人生模様が描き出される。「シェルブールの雨傘」「ロシュフォールの恋人たち」などで知られるミシェル・ルグランと「ある愛の詩」のフランシス・レイという映画音楽の巨匠2人が音楽を担当。さらに、モーリス・ラベル作曲、モーリス・ベジャール振付によるバレエの名作「ボレロ」を天才バレエダンサー、ジョルジュ・ドンが舞う。

2015年、2024年にそれぞれデジタルリマスター版でリバイバル公開。

1981年製作/185分/G/フランス
原題または英題:Les uns et les autres
配給:JAIHO
劇場公開日:2024年11月22日

その他の公開日:1981年10月16日(日本初公開)、2015年10月17日

原則として東京で一週間以上の上映が行われた場合に掲載しています。
※映画祭での上映や一部の特集、上映・特別上映、配給会社が主体ではない上映企画等で公開されたものなど掲載されない場合もあります。

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

受賞歴

第5回 日本アカデミー賞(1982年)

ノミネート

外国作品賞  

第34回 カンヌ国際映画祭(1981年)

受賞

コンペティション部門
フランス映画高等技術委員会グランプリ クロード・ルルーシュ

出品

コンペティション部門
出品作品 クロード・ルルーシュ
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(C)1980 / LES FILMS 13 - TF1 FILMS Production

映画レビュー

人生は同じ物語の繰り返し

2024年9月3日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 第二次世界大戦を挟んだ1930年代から80年代に掛けての、フランス・ドイツ・ロシア・アメリカを舞台にした音楽にまつわる大叙事詩です。

 僕は公開時に観たのに、ラスト15分以外は何も覚えていませんでした。今回、40年ぶりに観てその謎が解けました。中盤以降、時空を隔てた人間関係が複雑になって頭が(今回も)こんがらがったからでした。でも、最後の15分のジョルジュ・ドンによる圧巻のバレェには、やはり感動がジワジワせり上がって来ました。ボレロとは、人生は同じ物語の繰り返しというテーマの象徴だったんだな。

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La Strada

5.0やっと見ることができました

2024年4月9日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

アカウントが二つできちゃった問題は解決しました。三か月間の新アカウントの間に見た映画のレビューも従来アカウントに引っ越ししましたが、取りこぼしがあったみたいです。この映画レビューもそのようなので書き直してます。

ボレロ、私がライブで見たのはシュトットガルト・バレエ団のマルシア・ハイデだけです。同じ大きな赤テーブルのセット、全て同じ。彼女も本当に素晴らしかった。真っ暗な中、両手が上がりそこに照明が当たりますが、スポットライトが探るんでなくて、ピタ!と光の中にもう手があるんです、日本公演の時の照明さんは!劇光社という、バレエやオペラがメインの照明会社のスタッフの皆さんです。本当に彼らの技術は素晴らしい。

そしてこの映画で初めて全貌を見たジョルジュ・ドンのボレロ、素晴らしい。ベジャールはジョルジュのために振り付けしたのか?と思いこまされるほど、力強くしなやかで美しい。

世代に渡るドラマがついていることはこの映画で初めて知りました。戦争を挟んだ壮大なドラマでした。誰も自分でどこに誰のもとに生まれるのか自分で決めた訳でないのに、いろんなことに翻弄される。極めてアクチュアルで悲しくやるせなくなります。

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talisman

3.5やはり冗長な感じは否めなかった

2024年4月1日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

「午前十時の映画祭」で鑑賞。

音楽と舞台芸術の世界を中心として、時代に翻弄される人々を描いた超大作。
「いや~、これは今こそ見るべき作品ではないか」と思いながらスクリーンを見つめていた。途中までは。

そう、中盤まではなんとか集中力を保てた。でも終戦からあとのお話が長かった。ダラダラという感じはしなかったが、さすがに長々となにをやってるんだろうという気がしてきた。いっこうに終わる気配がないので、ちょっと不安にさえなりました。

作品の力はじゅうぶんに感じたし、これくらいのボリュームにしないと表現できない内容なのかもしれないなとは思う。
でも、大しておもしろい話でもないので、やはり冗長な感じは否めなかった。

けっきょく、「なんなんだ、この映画は?」という印象を残したままエンド・ロールが流れはじめた。
ひょっとして、赤十字の宣伝映画なのかな?

追記
今期も「午前十時の映画祭」で数々の素晴らしい作品を鑑賞することができました。
関係各位に深く感謝いたします。ありがとうございました。
来期もよろしくね😊

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peke

3.0わからんかった

2024年3月29日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
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SP_Hitoshi