ゴリラ(1986)
劇場公開日:1986年9月6日
解説
「ターミネーター」「コマンドー」のアーノルド.シュワルツェネッガーがFBI捜査官に扮したアクション映画。製作はマーサ・シュマッチャー、監督は「チャンピオンズ」のジョン・アーヴィン、脚本はゲーリー・M・デュヴォアとノーマン・ウェクスラー、撮影はアレックス・トムソンが担当。出演は他に、キャスリン・ハロルド、ダレン・マックギャヴィン、サム・ワナーメーカーなど。
1986年製作/アメリカ
原題または英題:Raw Deal
配給:松竹富士
劇場公開日:1986年9月6日
ストーリー
片田舎の交通取締警官マーク・カミンスキー(アーノルド・シュワルツェネッガー)は、元FBIの捜査官だったが、かつて、少女殺害の犯人を半殺しにしたため、バクスター検事(ジョー・リーガルブート)によって格下げされてしまった。田舎での生活もすでに5年。カミンスキー以上に妻は田舎の生活にイヤ気がさし、酒で気をまぎらわす毎日だった。そんなある日、かつての上司、FBI捜査長官シャノン(ダレン・マックギャヴィン)が訪ねて来た。シャノンはシカゴ最大のファミリーのボス、パトロヴィタ(サム・ワナメイカー)を壊滅すべく動いていたのだが、捜査官である自分の息子が殺されてしまった。内部にファミリーと内通している者がいるらしいのだ。そこでシャノンは個人的にカミンスキーを雇いファミリーに潜入させようとしたのだった。ファミリーが壊滅した時は、再びFBIに戻れることを条件にして。承諾したカミンスキーは、自らのパトカーを郊外の石油倉庫ごと爆破、己れの存在を消し、ジョーイ・P・ブレナーと名乗って、シカゴの暗黒街へ潜入した。彼はまず、パトロヴィタと敵対するラマンスキー一味の賭博場で暴れ、それを土産にパトロヴィタ経営の賭博場に乗り込み、パトロヴィタに接近。用心棒マックス(ロバート・ダヴィ)はブレナーをうさん臭く思うが、パトロヴィタの片腕ロッカ(ポール・シナー)は見て見ぬ振りをして、パトロヴィタに金を借りている女モニカ(キャスリン・ハロルド)にブレナーの素姓を調べるように命じた。翌日、ベーカー刑事(エド・ローター)を中心とする捜査陣が、パトロヴィタの郊外の家を急襲し、大量の麻薬を押収した。怒ったパトロヴィタは麻薬略奪を計画。そこでプレナーは警察署で爆弾騒ぎを起こし、そのスキに乗り込んで略奪する計画を提案。その計画はまんまと成功し、その同時刻に、ブレナーとマックスはラマンスキー一味を襲撃し壊滅させた。だが、一方でマックスはプレナーという男が別に存在していることを調べ出した。翌日、マックスはブレナーに警官殺しを命じた。その警官は墓地で墓参りをしていた。シャノンだ。マックスの銃が火を吹いた。足を撃たれるシャノン。次の瞬間、ブレナーの銃弾がマックスを撃ち抜いた。怒りに燃えたブレナー、いやカミンスキーは、ショットガンと自動拳銃で身を固め、パトロヴィタのアジトヘ単身、乗り込んでいった。そこには、パトロヴィタと通じていたバクスター検事の姿もあった。すさまじい銃撃戦。ベーカー刑事、FBIが駆けつけた頃には、カミンスキーは単身で組織を壊滅させた後だった。
スタッフ・キャスト
- 監督
- ジョン・アービン
- 脚本
- ゲイリー・M・デュボア
- ノーマン・ウェクスラー
- 原案
- ルチアーノ・ビンチェンツォーニ
- セルジオ・ドナティ
- 製作
- マーサ・デ・ラウレンティス
- 撮影
- アレックス・トムソン
- 美術
- Giorgio Postiglione
- 編集
- アン・V・コーツ
- 字幕
- 戸田奈津子