LOVE COLLECTION ココロとカラダ

劇場公開日:

解説

ベテランから気鋭・新鋭まで、6人の映画監督が挑む「ラブコレクション」シリーズの第2弾。モスクワ映画祭で最優秀女優賞を受賞した「blue」の安藤尋監督が、実際に起こった事件を元に、少女たちの恋愛にも似た友情と傷ついたココロとカラダの不透明さを描く。主演は「おぎゃあ。」の阿久根裕子と「花と蛇」の未向。

2004年製作/83分/日本
配給:ラブコレクション製作委員会
劇場公開日:2004年12月11日

ストーリー

数年前、学校帰りの知美(阿久根裕子)は、森に挟まれた細い砂利道で友人・恵子(未向)の自転車が転がっているのを見つける。森の奥へ行くと、恵子は男にレイプされていた。知美は男の頭を石で殴り、恵子を救う。そして現在、恵子は過去をすべて捨て、東京で体を売って生きていた。そこに卒業以来逢っていなかった知美から連絡がくる。二人は再会し、恵子は自分のアパートに知美を泊める。翌日、恵子は部屋の鍵を知美に渡して仕事に出かける。知美は合鍵を作り、部屋に戻ると、見知らぬ男・西山(池内万作)が上がり込んでいた。西山が恵子の援助交際の相手だと知った知美は、恵子と同じようにしてくれと、西山に体を開く。戻ってきた恵子は、アパートから帰っていく西山を見かけ携帯電話にかけるが、彼は無視して去っていく。部屋に戻った恵子は、知美が西山と寝たこと、勝手に合鍵を作ったこと、そして再会したことで過去のことを思い出させたことに怒り、知美を追い出す。しかし、知美は怪我をしても立ち去ろうとしない。恵子は言う「ここにいたいのなら、あんたも働きな」。そして知美も体を売り始め、二人の奇妙な生活が始まる。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

2.0実際の事件をもとにしている!

2019年12月16日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 なんとなく知美まで体を売るようになる展開は読めるのだが、その後がすごい。心も体もボロボロになって、少女を誘拐。実際に起きた事件を題材にしていると、後で知ったのでビックリ。

 よっぽど恵子のことが好きだったのだろうか、恵子の生活を知りたくて、自ら処女を捧げだす知美。怒られても殴られても恵子と同じように生きていたい・・・恵子の流産のシーンも痛々しいが、警察のごやっかいになるのだけは“痛い”を通り越している。

 もっと厭世観たっぷりに終盤の誘拐シーンを描いてくれたら高評価になったに違いない。

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kossy

4.5映像に力あり

2010年3月3日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

この年代の女の子が本当に、こんな行動をするのかわからないけれど、(僕のようなおじさんには)そこにリアリティーがあるのかさえ分からないけれど、ある一人の、二人の女の子のお話としては、受け入れることができる、お話だが、ラストのいきなりな展開と終わり方は、総合芸術としての映画とは言い切れない感じだ。力のある映像と、力のあるストーリーを発想できる監督なだけに、もっと、ストーリーを練ってほしかった。

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水空色

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