悲しき小鳩

劇場公開日:

解説

製作は「母の山脈」の山口松三郎が担当、「母の願い」の伏見晁の脚本で、「お景ちゃんと鞍馬先生」の瑞穂春海が監督に当っている。撮影は同じく布戸章。出演者の主なものは、「月形半平太(1952)」の美空ひばり、「父帰る」の徳大寺伸、「郷愁」の三宅邦子、岸恵子、「華やかな夜景」の佐田啓二のほか、清水一郎、堺駿二、磯野秋雄、阿南純子などで、川田晴久が特別出演している。

1952年製作/91分/日本
配給:松竹
劇場公開日:1952年7月15日

ストーリー

小野まり子は信州の小都市のミッション・スクールに預けられて勉強していた。学校の聖歌隊の一員だが、かくれて唄う流行歌に天才的なひらめきを見せていた。農林技師とばかり思っていた父隆太郎がサーカスの道化師だったことがわかると、まり子は学校をやめて父と共にサーカスの巡業に加わった。そのうちにまり子の唄が人々の注意をひき、彼女は象使いの河多の伴奏で観客の拍手を浴びるようになった。まり子は父との生活に満ち足りていたが、唯一つ母が一緒でないことが淋しかった。母信子はサーカス暮しに愛想をつかし、隆太郎と別れ、パトロンを見つけて熱海で旅館を経営していた。まり子の学資はその信子から出ていたが、まり子がサーカスの父の許にいるときくと、まり子の将来のために、自分の許へひきとりたいといい出した。が、隆太郎はそれをきっぱりはねつけた。ある日若い猛獣使いの健吉が恋人の春江のことで仲間と争い、怪我をさせられたので隆太郎が昔に帰って出演し、致命的な負傷した。父の容態があぶないと知って、まり子は初めて母の居所を知らされ熱海まで迎えに行くが、母に他の男があると知って失望して帰って来た。然し息を引きとる父の手をにぎってまり子は、母が心配してすぐに後から来ることになっていると、慰めるのだった。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

3.5主に、サーカス団の映画

2020年9月29日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

まり子(美空ひばり:1937.5生)は、扶養してくれる父親の苦労を知り、
  学校をやめて、父親と同じサーカス団に入り、歌い手となるのだが、
  さすが昭和の歌姫、声量が凄い → 15才なのに、歌が最高に上手い
  → 歌を聞くだけでも価値がある

映画の内容では、
 ①空中ブランコと、
 ②ライオン使いが迫力あった

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KEO