キャプテン(1981)

劇場公開日:

解説

無名の野球部が猛練習を重ね、新キャプテンのもと、ついには友情とチームの和で勝利するまでを描くアニメーション。「月刊少年ジャンプ」に連載されたちばあさおの同名の漫画のアニメーションで脚本は「フリテンくん」の城山昇、監督は出崎哲がそれぞれ担当。

1981年製作/95分/日本
配給:日本ヘラルド
劇場公開日:1981年7月4日

あらすじ

名門青葉学院野球部から、無名の墨谷第二中野球部に、一人の転校生が入部してきた。彼の名は谷口タカオ。部員はタカオに期待するが、彼は青葉の野球部員だったが、二軍の補欠。夜の父の特訓で、やれば出来ると自信を持ったタカオは、キャプテンに選ばれた。新キャプテンのもと、地区予戦でチームは大方の予想に反して勝ち進み、決勝で青葉とぶつかることになった。全国優勝を狙う青葉はメンバーを落として試合に臨み、苦戦。結局、青葉は勝ったが、規約の人数以上を試合に出場させ、違反となり再試合となった。ベストメンバーを揃えた青葉に対し、墨谷は連戦で傷だらけ。凄絶な試合は墨谷の二点リードで九回裏にもつれこみ、ツーアウト満塁のピンチをタカオが切り抜け、劇的な勝利を得た。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

4.5すがすがしい青春

2025年5月31日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

 大好きな作品なので贔屓目で高評価になっています。
 4対3の画面サイズで、アニメ映画としてはクオリティが高くはありませんが、本編約98分で上手くまとめています。

 名門青葉学院には監督がいるようですが、主人公谷口(たにぐち)タカオがキャプテンを務める墨谷(すみや)第二中野球部には顧問の先生や指導するコーチが登場せず、谷口がコーチをしたり、引率の大人不在で青葉学院に部員たちと一緒に見学に行っています。そのようにして生徒に完全に任せる学校の体制が当たり前だったのかもしれません。

 野球部に限らず、自分が活躍できる場所に身を置くのが賢明だと思いました。
 親は名門校に子どもを預ければ安心かもしれませんが、子ども本人の充実した青春のためには、敢えて発展途上の環境を選択するのも良いのではないかな、と思います。

 大人になった今観ると、格差社会や企業同士の競争、仕事や人生についても考えさせられます。

 クライマックス、「アマチュア試合は、相手と同じ条件で試合する」というスポーツマンシップに感激します。
 中学生の野球部員たちが純粋で、すばらしい作品でした。

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どん・Giovanni

4.0やっぱり最高

2023年12月31日
PCから投稿
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プライア

3.5手っ取り早くキャプテン

2021年7月25日
Androidアプリから投稿

を味わえる。
コミックを全部読み返したりするのは結構時間がかかるが、本映画は見所を手短にやってくれてるのでお手軽。知ってる前提で、そうそうこれこれと楽しめるが、キャプテン知らない人が楽しめるかどうかは知らない。

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ダビ

3.0やるだけのことはやった

2012年4月18日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

楽しい

幸せ

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shimo