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映画「タッチ3 君が通り過ぎたあとに」(杉井ギサブロー監督)から。
実写映画「タッチ」と、アニメ映画「タッチ 背番号のないエース」
「タッチ2 さよならの贈り物」(1年後)と続けて観てきた。
そして「2年後・高校3年生の夏」の設定で、話は進む。
野球好きとしては、まだまだ不満はあるが、少しずつであるが、
「タッチ」の映画鑑賞方法がわかってきた気がする。(笑)
どうして、野球関連の物語って、盛り上がりの場面が9回ツーアウト、
1点リードで、バッターは敬遠してもおかしくないライバルの強打者、
そこで、主人公の投手はベンチの指示や常識を無視して勝負をし、
なぜか三振を奪いゲームセット、このワンパターンが好きなんだろう。
敬遠だって、大切な戦術なのに・・といつも思っていたら、
その答えをこの「タッチ」で見つけることが出来た。
最後のクライマックス前にも、同じようなシーンがあるのだが、
その時、マウンド上の上杉達也は、こう言い切る。
「敬遠は一度やると、クセになりそうで・・」
戦術としては正しい選択だとしても、一度「敬遠」を覚えてしまうと、
どうしても闘志むき出しが求められる時に、逃げ腰になる。
本来なら、バッター勝負なのに、次のバッターに気持ちが移る。
その気持ちの弱さが、真剣勝負には一番怖い。
だから、いざという時のために、普段から「敬遠」をしない。
そんな心意気が伝わってきて、嬉しくなった。
いくら青春ドラマのコミックとはいえ、野球好きが観ていることもある。
やっと「タッチ」が好きになりそうだ。(笑)
P.S
いろいろ不満も書いてきたけれど、アフターストーリーの2本も観ました。
笑ってしまうほど偶然のシーンが多いけれど、面白かったです。
アニメ「タッチ ~Miss Lonely Yesterday あれから、君は・・・~」
アニメ「タッチ~CROSS ROAD 風のゆくえ」