青空のゆくえ

劇場公開日:

解説

人気の男子生徒が突然転校することになり、クラスメイトの中に様々な波紋が広がる青春ドラマ。監督は「ココニイルコト」「13階段」の長澤雅彦。出演は、国民的美少女コンテスト出身の森田彩華、新人の中山卓也、「怪談新耳袋 幽霊マンション」の黒川芽以。

2005年製作/102分/日本
配給:ムービーアイ
劇場公開日:2005年9月17日

ストーリー

東京・三軒茶屋の早朝。新聞でいっぱいになった自転車を颯爽と走らせるひとりの少年。彼の名前は、西原中学校3年の高橋正樹(中山卓也)。正樹が人知れず新聞配達をしているのには、理由がある。毎朝同じ家に新聞と一緒に手紙を入れ、2階の部屋へピースサインを送るためだった。そこは正樹の幼なじみの、矢島信二(橋爪遼)の部屋だった。信二はクラスメイトの勝也(三船力也)のせいで、もう2年も学校へ来ていない。自分は信二を助けられなかった。不良の勝也との対決を避けた。正樹の心には、悔いが今でも残っている。新聞配達を終えると、朝練のために誰よりも早くバスケットコートを目指す。それが正樹のいつもの朝の儀式だった。1学期も残りわずかのある日、ホームルームの最後に正樹は突然、今学期限りでアメリカへ転校することを発表する。「今まで有難うございました。アメリカへ行ってもバスケを続けます。NBAで10年後に活躍する僕の姿を楽しみにしててください! 日本でやり残してることは…ひとつだけかな?」。“やり残したこと”。この意味深な発言にクラス全員が騒ぎだす中、複雑な表情をしている面々がいた。女子バスケ部キャプテンの速見有美(森田彩華)。正樹の親友でバスケ部副キャプテンの杉浦雄大(佐々木和徳)。学級委員長の高橋亜里沙(黒川芽以)、正樹とは子供の頃からの付き合いのある河原春奈(多部未華子)、帰国子女で無口な市田尚子(西原亜希)、そして、何かと正樹が面倒を見ている鈴木貴子(悠城早矢)。しかも、海外生活の相談を受けていた尚子と幼なじみの春奈以外は、事前に転校の話を聞かされていなかった。怒る者、戸惑いを隠せない者、正樹と過ごす最後の夏休みを目前にして、彼らの関係が少しずつ変化をみせる。そして正樹はバスケ部最後の練習日に、本当は好きな女の子がいたと皆の前で告白する。この発言は、さらに彼らの間に波紋を呼び起こすのだった。

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映画レビュー

2.0もてる男

2018年10月18日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

単純

 転校を発表したときから女の子たちと個別に話をしていく展開・・・もてる男は違うな。男の友情はないんかい!と、ただうらやましくなるばかり・・・  結局は、誰が好きなんだ?と思い悩む女子生徒の淡い恋心を描いただけのに、登場する女子が5人とかなり複雑。しかも森田彩華と多部未華子と悠城早矢の性格が似通っているため、途中で人物関係がどうでもよくなってしまう・・・  まぁ、5人の女の子が好きで、しかも関係どころか告白すらない、まったく空中分解的なプロットでは将来の高橋も思い出にふけることはないだろう。こういう八方美人な奴は、タイムカプセルを開けて自分の文を読んだだけで記憶が混乱するはずだ。  良かったところは、「好きな人は高橋」とつぶやいて同じ姓の委員長に女同士の恋心を打ち明けるところだろうか。この微妙な心理の脚本・演出は巧かった。  東京にも青い空があるんだと、ピュアな気持ちになれる点では成功しているけど、はっきり言って面白くない・・・

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kossy

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