HAZAN
劇場公開日:2004年1月2日
解説
陶芸家・板谷波山の世に認められるまでの辛苦の生活と、彼を支え続けた家族の愛を描いた伝記ドラマ。監督は「みすゞ」の五十嵐匠。荒川正明による原案を基に、「みすゞ」の荻田芳久と五十嵐監督が共同で脚色。撮影を「ここに、幸あり」の芦澤明子が担当している。主演は、「風の絨毯」の榎木孝明と「笑う蛙」の南果歩。第16回東京国際映画祭ニッポン・シネマ・フォーラム参加、文化庁芸術団体重点支援事業、文部科学省選定、東京都知事推奨、茨城県推奨優良映画、日本PTA全国協議会推薦、日本工芸会東日本支部推薦、日展推薦、陶芸会推薦、現在工芸美術家協会推薦、シネマ夢倶楽部推薦作品。
2003年製作/108分/日本
配給:映画波山製作委員会=桜映画社
劇場公開日:2004年1月2日
ストーリー
安定した教職を捨て、陶芸に生涯を捧げる決意をした板谷嘉七。故郷・下館から見える筑波山にちなんで自らを”波山“と号した彼は、妻・まると子供らと共に東京・田端に移り住むと、東京高等工業学校の嘱託教師をしながら、友人・平野が設計した“三方焚口倒焔式丸窯”作りに励んだ。ところが、漸く完成した窯の初の火入れで波山は薪の量を読み違え、陶芸家・堀田に作品を酷評されたばかりか、二度目の窯焚きでも予期せぬ地震に見舞われ、作品はほぼ全滅。生活も困窮を極めてしまう。しかし、轆轤師・現田市松との出会いによって、彼は遂に“葆光釉”と言う上薬を究めることが叶い、やがて彼の作品に魅せられた若き実業家から後援を申し込まれる。こうして、世に認められることになった波山だが、ある日、彼のもとにひとりの和尚が花器を携えて訪ねて来た。果たして、それはかつて生活の為にまるがこっそり持ち出し和尚に買って貰った二度目の窯の失敗作のひとつであった。作品作りに妥協を許さない波山の名誉をおもんばかって、花器を返却してくれた和尚。しかし、波山はそれを割ることなく、工房の隅に飾って置くのであった。
スタッフ・キャスト
- 監督
- 五十嵐匠
- 脚色
- 荻田芳久
- 五十嵐匠
- 原案
- 荒川正明
- 板谷波山
- 製作
- 村山英世
- プロデューサー
- 福間順子
- 撮影
- 芦澤明子
- 美術
- 池谷仙克
- 音楽
- 安川午朗
- 録音
- 南徳昭
- 音響効果
- 帆苅幸雄
- 照明
- 金沢正夫
- 編集
- 宮島竜治
- 衣装デザイン
- 岩崎敬二
- 助監督
- 川口浩史
- スクリプター
- 生田透子
- スチール
- 久井田誠
- その他
- 会関正夫
- 西野虎之介
- 伊藤東彦
- 人見實徳
- 三浦二郎
- 和田光弘
- 滝本徹
- 荒川正明
- 伊藤和宏
- 加藤雅之
- 金澤大介
- 川畑玲子
- 橘川栄作
- 倉本益雄
- 西連寺節子
- 酒井芳樹
- 島田裕之
- 菅谷千夏
- 関隆
- 関山敏
- 土子浩明
- 鶴田明
- 永井博子
- 中山義雄
- 保坂大二郎
- 山本哲士
- 桜井勉
- 米村栄子
- 竹岡実
- 堀内戦治
- 田辺丈二
- 佐藤敦紀
- 辻野南
- 齊藤勝美