父と暮せば

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解説

原爆投下から3年後の広島を舞台に、生き残ったことへの負い目に苦しみながら生きている娘と、そんな彼女の前に幽霊となって現れた父との心の交流を描いた人間ドラマ。監督は「美しい夏 キリシマ」の黒木和雄。井上ひさしによる同名戯曲を基に、黒木監督と池田眞也が共同で脚色。撮影監督に「Spy Sarge. スパイ・ゾルゲ」の鈴木達夫があたっている。主演は、「たそがれ清兵衛」の宮沢りえと「HARUKO ハルコ」の原田芳雄。第17回日刊スポーツ映画大賞監督賞受賞、エキプ・ド・シネマ発足30周年記念、芸術文化振興基金助成事業、文部科学省選定、厚生労働省社会保障審議会特別推薦、青少年映画審議会推薦、日本PTA全国協議会推薦、日本映画ペンクラブ特別推薦、東京都知事推奨、広島県知事推奨、長崎県知事推奨、長崎県教育映画等審議会特別推薦、日本原水爆被害者団体協議会特別推薦作品。

2004年製作/99分/日本
配給:パル企画

ストーリー

1948年夏、広島。原爆によって目の前で父・竹造を亡くした美津江は、自分だけが生き残ったことに負い目を感じ、幸せになることを拒絶しながら生きている。そんな彼女の前に、竹造が幽霊となって現れた。実は、美津江が青年・木下に秘かな想いを寄せていることを知る竹造は、ふたりの恋を成就させるべく、あの手この手を使って娘の心を開かせようとするのだが、彼女は頑なにそれを拒み続けるのだった。しかし、やがて美津江は知るのである。瓦礫の下から助け出そうとする自分を、なんとしても逃がそうとした父の想いを。自分の分まで生きて、広島であったことを後世に伝えて欲しいという父の切なる願いを。こうして、美津江は生きる希望を取り戻し、それを見届けた竹造は再びあの世へと帰って行くのだった。

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(C)2004「父と暮せば」パートナーズ

映画レビュー

5.0種明かしがされた後のエンドロールの最中に訪れる圧倒的な悲しみの大きさが、傑作の証拠だと思います

あき240さん
2020年6月22日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

二人芝居を映画化したもの
確かに舞台劇ぽさはあるものの、映画としての特徴を活かした演出がとくにラストシーンでの種明かしで効果的に発揮されています

また宮崎りえの、過度に痩せた容姿が説得力を持っています

種明かしがされた後のエンドロールの最中に訪れる圧倒的な悲しみの大きさが、傑作の証拠だと思います
木下さんも実は死んでいたのではないのでしょうか

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あき240

4.0観るというよりひたすら耳を傾けていた。言葉のひとつひとつが重く心に...

2020年2月24日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

観るというよりひたすら耳を傾けていた。言葉のひとつひとつが重く心にのしかかってきて苦しくなる。記憶が薄れていく原爆、戦争の恐ろしさを語り継いでいく大切を強く実感した作品だった。

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tsumu miki

4.0来る

いつこさん
2019年10月23日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

戦後を描いた映画の中で一番残酷でリアルかもしれない。遺品と主人公の記憶が相まって、原爆がどれだけ凄惨で愚かなことかが伝わる。ときめきと、ため息と、願いから生まれたという由縁が良い。宮沢りえの、決してうまくはないがピュアな演技が良い。とったんの広島の一寸法師は一番の名シーン。

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いつこ

2.5あの葛藤は誰が思い誰に向けていたの?

ぷあんさん
2019年9月8日
スマートフォンから投稿

遅まきながら今ごろ見たけど、ラストのオチで、頭の中がQuestionだらけになった。

生き残った地獄。生き残った懺悔。
幸せになってはいけない戒め。
見ていて苦しく辛くなった。
幸せになることが親孝行。死んだ父への追悼。と思っていたのに〜
この娘も亡くなっていたの?
じゃあ、誰が誰に向けて葛藤していたの?
解説が必要になる映画だったよ。

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ぷあん
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