たそがれ清兵衛のレビュー・感想・評価
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庄内地方がモデルの幕末海坂藩が舞台の感動作!
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庄内地方の景色が素晴らしい。
藤沢周平の文学は、庄内地方をモデルとした架空の海坂藩が舞台となる時代劇が多い。
城下町鶴岡と港町酒田からなる庄内藩は、幕末の重要な藩のひとつであり、【たそがれ清兵衛】は、名もなき下級武士の家族愛を描いた感動のドラマですね!(涙)
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学問したら、考える力がつくんだ
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先日鑑賞した映画「たそがれ清兵衛」(山田洋次監督)
(主演:真田広之さん、宮沢りえさん)からの一言。
貧しい武士だった清兵衛は、たそがれ時になると、
一切の贅沢をせず、まっすぐ帰宅し、内職に励む。
この台詞は、清兵衛の娘が炉を囲んで、
「論語」を一所懸命、諳んじている場面だったと思う。
裁縫などの家事は、覚えれば覚えるほど、
生活の役に立つけれど、学問は?・・と感じたのだろうか、
「学問したら、なんの役に立つんだろう?」と
父親の清兵衛に投げかける。
その答えが「考える力がつくんだ」だった。
これからは、自分で判断しなければならない時代が来る。
今までのように、支持・命令されたことを忠実に守って
正確に、そして丁寧に仕上げていけばよい時代は終わって・・。
だから女子(おなご)でも、考える力をつける必要があるんだ。
そんな会話をした時の台詞メモである。
娘が小さい頃「どうして、勉強なんてするの?」と質問されて、
うまく答えられなかった自分を思い出していた。
そうだ、考える力をつけるためだよ、と今度は言える。(笑)
映画には、きらっと光る台詞が多くて私は忙しい。
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