劇場公開日 2002年11月2日

たそがれ清兵衛のレビュー・感想・評価

全57件中、21~40件目を表示

4.0武士の妻と子供達に魅了された

2021年6月26日
iPhoneアプリから投稿
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 5件)
ジョニーデブ

4.0トワイライトサムライ

2021年6月16日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

「隠し剣 鬼の爪」の前作で、きょうだいのような作品。何度か見ているが、なぜか途中からしか見てない。いつも果たし合いの前あたりからで、田中泯が「たそがれ〜」と言うのが好き。このシーンを動画に上げてる人がいて、英語の字幕をつけているんだけど、たそがれをトワイライトと訳していて、なかなかウケる。

真田広之はどんなに汚くしても、美男オーラがにじみ出る。宮沢りえも、辛い経験にふと影をよぎる場面もあるが、生来の闊達さを失わない明るい笑顔がかわいい。丹波哲郎、大杉漣、懐かしい〜。

「たそがれ清兵衛」では、家格が女の方が上、「隠し剣」では男の方が上、侍を続けて死ぬか、侍を辞めて生きるか、対照的な設定にしている。筋自体はそっくりだが、微妙に違いを出して、2作品でセットといった感じ。

とにかく田中泯がいい。狂気を感じさせるあの鋭い眼差し、隙のない動き。致命傷を負った後、息絶えるまでが、まるで場踊りのよう。一つの短い舞台だなと思った。最近は映像作品に多く出ているが、NHKドラマ「妻は、くの一」での松浦静山役が、個人的にハマってると思う。できたらまたやって欲しいなー。静山の娘、静湖を主人公にした「姫は、三十一」という小説でぜひ。縁談話が進む前になぜか相手が死んでしまい、嫁にいかぬまま30歳になる静湖姫、謎解きを仕事にすると宣言。さらに遅ればせながらモテ期突入、という、アラサー女子に刺さるであろうお話。面白いんだけどなー。だれかお願い、企画して。

BS日テレで鑑賞。

コメントする 1件)
共感した! 7件)
ぷにゃぷにゃ

4.5下級武士のささやかな幸せ。

2021年5月13日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

幸せ

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 8件)
かつ

4.5流石は、藤沢、山田洋次に陽水ざんす。

2021年3月19日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

悲しい

単純

厳しい生活環境の中で、
飄々と流れていく平侍家族。

世の中が激流に流れていても平侍生活は変わらない。

変わらない、変えたくないと思いながら流されていく平侍が目覚めた時。

どっぷり浸かって抗えないほど流されていた。

小さな珠玉の幸せが美しく儚い。

所詮、武力団体の一兵卒の惨めな話が、
美しく見えるのは日本人なのかも知れない。

コメントする (0件)
共感した! 4件)
カールのおっちゃん

5.0下級武士

2021年3月18日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

主人公(真田広之)は下級武士で、内職をしないとやっていけないほど貧乏だ。
妻を亡くし、娘二人とボケた母親の面倒を見ている。
そんな時、近くに住む幼なじみの出戻り女性(宮沢りえ)が訪ねてくる。
僅かな禄しか与えず、困ったら剣の腕を頼る上層部には腹が立つが、適役の田中泯には悲哀を感じてしまう。

コメントする (0件)
共感した! 5件)
いやよセブン

5.0良く練られた脚本に巧さを感じさせない職人芸の凄みある演出

2020年11月12日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 12件)
Kazu Ann

4.5黄昏時と聞くと常に思い出す名作

2020年8月14日
iPhoneアプリから投稿
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 4件)
マック

4.5世界観がハマる

2020年6月23日
iPhoneアプリから投稿

 細かい作り込みと演者の会心の演技が相まって、地味ながらも味深い作品と思った。
 宮沢りえさんが取り沙汰された本作だが、俺は真田広之に衝撃を覚えた。
 一つ一つの目配りから抑揚ある台詞回しと、どこをどう抜きあげても最高の演技と思った。
 脚本の妙に現代らしさもちらりと取り入れる監督の手腕も流石だし、ヒリヒリとした武士の気迫を体現した田中泯さんの演技も、もう言うことない出来だった。
 寅さんも大好きだが、日本映画界の至宝、山田洋次さん、いつまでも応援しています。
と、読み返して全くもってレビューになってないけど、つまりは邦画を好きになるキッカケになる作品だと思います。

コメントする (0件)
共感した! 4件)
G1C2jxTA33r3iC2

4.5山田洋次監督の最高傑作かも

2020年5月7日
PCから投稿

私ははっきり言うと山田洋次が嫌いである.彼の作る映画は映画ではない.お正月映画だ.寅さんシリーズのような派手さのないお茶の間的なものは映画館という特別な空間では見たくない.だから映画監督とは認めないと言いたいくらいだ.しかしそんな中この作品だけはどうしても認めないわけにはいかないと思った. 完璧なストーリーで文句の言いようがないから.まああえて文句を言うのならいつものように撮影した写真が美しくない.最高に才能のあるカメラマンが最高に金をかけてこの映画を撮っていたら本当に歴史に残るくらい素晴らしいものになっていただろう.

コメントする (0件)
共感した! 4件)
タンバラライ

5.0なるほど素晴らしい。

2020年2月16日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

興奮

幸せ

日本の数々の映画賞を受賞、そして海外でも高く評価された作品ですが、今頃はじめて観ました。
ふむ、なるほど素晴らしい。
ストーリーや脚本はけして面白いというわけではありませんが、不思議とすごく映画の世界に引き込まれました。
これはきっと山田洋次監督の演出技量の凄さなのでしょう。
そして真田広之さんの演技が素晴らしい。宮沢えりさんの演技が素晴らしい。
あらためて映画は出演者の演技が上手いといい作品になるということを体感しました。

コメントする 1件)
共感した! 16件)
光陽

5.0実生活の運命の流転が刻まれた宮沢りえの全存在と、ヒロインの境遇が激しく共振しており、深い感動と余韻をもたらされました

2020年1月9日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

始まっていきなり感情を鷲掴みにされました
まだ物語も始まってもおらず、感動的なシーンでもありません
何のことのない、山、河、田畑その光景
日本の原風景です
そこに巨匠中の巨匠冨田勲の格調高い音楽が流れる
それだけで涙腺か緩みました
後はもう泣かされ放しです

そして宮沢りえの登場
29歳の姿です
12歳でぼくらの七日間戦争に出演してから、17年後の姿です

実生活の凄まじいほどの流転が、姿形、美貌、立ち振る舞いにと、その全存在に苦労が刻まれているのがまざまざと感じられます
それが劇中のヒロインの境遇と激しく共振しています
彼女の出演が本作を成功に導いたのは疑いようもありません

劇中、たそがれと朋江はわずか3年しか夫婦として暮らせなかったとラストシーンで語られます
しかしその3年が無ければこの二人に何の生きていた値打ちがあったと言えるのでしょうか

それもまた宮沢りえの運命とともに共振して深い余韻をもたらしました

永遠の名作です

コメントする 1件)
共感した! 8件)
あき240

0.5真田広之以外はアクションできません

2019年9月25日
PCから投稿

そうゆうことで、剣の立会は無残です。
他の演技も、なぜか真田広之以外は、大根ぞろいでした。
残念

コメントする 1件)
共感した! 2件)
アサシンⅡ

4.5ってか、真田と宮沢が演じたら下手な脚本でも最高の時代劇になるでしょ? 笑

2019年9月1日
iPhoneアプリから投稿

ってか、真田と宮沢が演じたら下手な脚本でも最高の時代劇になるでしょ? 笑

コメントする (0件)
共感した! 0件)
Daichi Kitakata

3.0クライマックスまで長ぇ

2019年6月1日
iPhoneアプリから投稿

まあそういう映画

コメントする (0件)
共感した! 0件)
マルボロマン

3.0友人の妹

2019年2月18日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

同じ藤沢周平さんの「必死剣鳥刺し」「蝉しぐれ」を観た後では。
正直物足りませんでした。

子供や実母を養い・育てるために、今でいう定時退庁する清兵衛。妻の長患いや葬儀で家計が圧迫され、内職までしても楽にならない暮らし。
だけど娘たちは「お父はんがいれば、さみしくね」。そんな”家族愛”もあったし。

友人の妹との、微妙な関係のもどかしさも切ないというか。
いずれも末娘の語りで進んでいく所が、目新しかった(なぜそうなるのかは、最後にびっくり!)。

真田さんの終盤からみせるきりっとした刀さばきや、りえさんの哀し気な表情に胸ズキン。

だけどクライマックス、藩の命令で出陣した「殺陣」の場面が、しまってない。だらだらした感や、そんなに喋んなくていいんじゃ?。

これが私はがっくりでした。いくつかの短編集を併せて作られたそうなので仕方ないのですが。勢いにかけてました。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
ゆき@おうちの中の人

4.0山田洋次復活の作品

2019年2月11日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館、DVD/BD、TV地上波

興奮

時代劇と言う金脈を見つけた…と何かに書いてあったと思う。

山田洋次らしい雰囲気の中に押さえ気味の演出が効いていて、薄暗がりでのラストの死闘が浮かび上がる。

原作の短編から誰もが観られる作品にしたのは山田洋次らしい。

コメントする (0件)
共感した! 4件)
うにたん♪(DCPにも抜け穴あるんだ)

5.0マスターピース

2019年2月9日
iPhoneアプリから投稿

何も言えません。
説明したいけど出来ません。
日本映画の傑作です。

コメントする 1件)
共感した! 4件)
wakom14702

5.0まぎれもない傑作。何回観ても良い作品。

2018年9月30日
iPhoneアプリから投稿

まぎれもない傑作。何回観ても良い作品。

コメントする (0件)
共感した! 3件)
collectible

5.0最高にカッコいい!

2018年9月18日
iPhoneアプリから投稿

真田広之、宮沢りえ、そしてなんといっても田中泯!

最高の俳優陣で最初から最後まで目が離せませんでした。

この作品で一気に田中泯さんのファンになりました。

映画デビューとは思えない鬼気迫る演技。
鋭い眼光。
本当に素晴らしいです。

子供達も本当にかわいい。

キャラクター一人一人に愛着がわく本当にいい作品です。

わたしの邦画部門のNo.1作品です。

コメントする (0件)
共感した! 6件)
ジジ

3.0映画としては良いかもしれないが少なくともたそがれ清兵衛ではない。

2018年6月19日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD、TV地上波

映画としては良いですよ。 秀作だと思います。 ですが原作ファンとしては大変残念な映画だと思いました。 本作が「祝い人助八」と言うタイトルなら納得しました。 原作を捻じ曲げる様な映画作りは感心しません。 黒澤明の「赤ひげ」の様に同名のタイトルを付けるなら原作を読んでから映画を見ても、映画を見た後で原作を読んでも違和感がない様にして欲しかったと思います。
井口清兵衛は侍です。 剣術使いなのです。 人と斬りあうことに対してあれこれ悩みません。 侍は幼い頃からその様に育てられます。 彼の唯一の心配事は兄妹として育ち、家の都合で夫婦になった妻の病だけです。 それこそ藩の重大事よりも妻を厠に連れて行くことの方が重大な問題なのです。 だから変人で滑稽でたそがれているのです。 映画の主人公は貧乏に追われ生活に疲れているのです。 心配事があってたそがれているのではありません。 清兵衛は妻の問題がクリアされれば人を斬ることなど造作もなく遂行します。 それが井口清兵衛です。
原作は変人の剣術使いに周囲が振り回される滑稽話であってそこに夫婦愛も絡んだつくりになっております。 親子間の家族愛を描いた人情話ではありません。
もう一度言います。 井口清兵衛は侍で且つ剣術使いです。 唯一の心配事は妻の病です。 藩の重大事よりも人斬りよりも心配なのです。 その背景を変更したらそれはもう「たそがれ清兵衛」では無い。とわたくしは思います。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
fortyliner