バネ式

劇場公開日:

解説

ラジオやテレビで活躍する吉田照美が、つげ義春の『ねじ式』にオマージュを捧げた不条理コメディ。監督は、本作が初監督作となる吉田照美。脚本は、吉田監督と「ふたりの恋人」の樫原辰郎の共同。撮影を西村聡仁、渋田健司、蜂谷元浩、「とらばいゆ」の鈴木一博、中島大介が担当している。主演は原武昭彦。DVカム作品。ビデオプロジェクターによる上映。

2002年製作/73分/日本
配給:バネ式製作委員会
劇場公開日:2002年5月11日

ストーリー

頭痛の原因である“電波”の専門医を探すよう、薬局のお婆さんに教えられた38歳のサラリーマンは、とあるラジオ局を訪れる。だが、受付嬢に案内され迷路のような局内を歩くうち、彼は夢幻の世界に迷い込み、会社をリストラされ地下廊下で八百屋を営む兄や、気の短い豆腐屋、幼い頃の初恋の少女、幼い記憶の中の父らと遭遇する。ようやく、医務室へと辿り着いたサラリーマン。そこで彼を産み落とす前の母と思しき女医と出会った彼は、頭にバネをつける手術を施され、頭痛から解放される。

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