パルムの樹

劇場公開日:

解説

人間になる為に、地底世界を目指して旅立った木製の人形の冒険を描いた長篇アニメーション。監督は「とつぜん!猫の国 バニパルウィット」のなかむらたかしで、自身の原作を基に自ら脚色。撮影監督に「シャム猫 ファーストミッション」の安津畑隆があたっている。声の出演に「あずまんが大王」の平松晶子ら。

2001年製作/136分/日本
配給:東宝
劇場公開日:2002年3月16日

ストーリー

心を病んだ妻・シアンの為に、植物学者のフォーが地中に埋まった過去の文明の記憶を養分として育つクルップの樹で作った心を持つ人形・パルム。だが、クロスカーラと言う幻の樹液に取り憑かれたままシアンがこの世を去ってからというもの、パルムもまた死んだような日々を送っていた。ある日、傷ついた地底人・ソル族の女戦士・コーラムの代わりに、彼女が地底世界・タマスを支配するクルップの枯れかけの巨木・ソーマ復活の為に天界・トートから持ち帰った卵をタマスに届けることになったパルムは、ソーマの力によって自分も人間になれると信じ、立ち寄った街・フラミンゴで出会った、母親から虐待を受けている薄幸の少女・ポポや少年窃盗団のリーダーでコーラムの息子であるシャタ、そしてカポテ族の兄妹・プーとムーと共にタマスを目指して冒険を繰り広げる。だが、ソーマはその卵の力によって地底世界を滅ぼし、新たに生み出そうとしている新人類・ラーラに魂を宿らせようとしていたのだ。そうとは知らないパルムは、それを阻止しようとするゲリラたちの攻撃をかわして、遂にタマスに到着してしまう。ところが、その卵の中にあったのは実は既に死んでいたコーラムの魂だったのだ。しかし、ポポの呼び掛けで人間になれなくても心が大切であることに気づいたパルムは、コーラムの魂を鎮め、ラーラ誕生を防ぐことに成功する。そして、ポポらと共にシアンの故郷であるコートプルワーラへ向けて新たな旅に出発するのであった。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

監督
演出
古川順康
脚色
なかむらたかし
原作
なかむらたかし
プロデューサー
真木太郎
アニメーションプロデューサー
山口克巳
キャラクター・デザイン
井上俊之
作画監督
佐々木守
作画監督補佐
田中孝弘
桝田浩史
安彦英二
海谷敏久
遠藤正明
撮影監督
安津畑隆
撮影
アズハタプロダクション
美術監督
小関睦夫
音楽ディレクター
福田正夫
音楽
ハラダタカシ
音楽プロデューサー
佐々木史朗
主題歌
新居昭乃
ハラダタカシ
音響監督
三間雅文
録音
安藤邦男
効果
倉橋静男
編集
掛須秀一
ジェイ・フィルム
制作チーフ
張田輝廣
製作担当
佐藤尚樹
大澤信博
神部宗之
松尾光広
特殊効果
谷口久美子
鈴木さち
榊原豊彦
糸川敬子
3D CGIアニメーション
大野克尚
小林武人
相馬揚介
江村豊秋
デジタルVFX
吉岡宏夫
唐戸光博
藤田賢治
色彩設計
西香代子
「パルムの樹」製作委員会
江川信也
安田猛
大川裕
蜂屋誠一
石川博明
橘田寿宏
鈴木路子
高野力
川又武久
福井政文
畑中利雄
鎌谷照夫
三浦正一
小松賢志
根岸悟
遠谷信幸
千野毅彦
福山亮一
島谷能成
藤原正道
斎春雄
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