千年の恋 ひかる源氏物語

劇場公開日:

解説

男性社会の中で源氏物語を書き上げた紫式部の想いを、オールスターキャストで描く歴史絵巻。監督は、演出家として知られ、本作が初の劇場用作品となる堀川とんこう。脚本は「北京原人 Who are you?」の早坂暁。撮影を「長崎ぶらぶら節」の鈴木達夫が担当している。主演は、「長崎ぶらぶら節」の吉永小百合と「柔らかな頬」の天海祐希。第25回日本アカデミー賞最優秀美術賞、優秀作品賞、優秀主演女優賞(吉永小百合)、優秀助演男優賞(渡辺謙)、優秀助演女優賞(天海祐希)、優秀脚本賞、優秀撮影賞、優秀照明賞、優秀編集賞、優秀録音賞、優秀音楽賞受賞、第44回ブルーリボン賞主演女優賞(天海祐希)受賞、東映創立五十周年記念作品。

2001年製作/143分/日本
配給:東映
劇場公開日:2001年12月15日

ストーリー

今から千年前、越前国で父・藤原為時と弟・惟規、夫・宣孝との娘・賢子と共に静かな日々を送っていた紫式部は、ある日、宮中で内覧として権勢を振るっていた藤原道長から、娘・彰子の教育係として京の都に来て欲しいと頼まれる。道長は兄・道隆と覇権を争っており、各々の娘に帝の御子を産ませようと躍起になっていたのであるが、式部も道隆の娘・定子の教育係が清少納言と聞き、静かな闘志を燃やすのであった。そして、式部は教育の傍ら、自らが執筆する壮大な女と男の物語源氏物語を彰子に説いていく。源氏物語の主人公・光源氏は、美しい容姿を持ち、武芸学問にも優れ、誰からも愛される帝の子。だがその裏で、多くの女たちが彼の愛に翻弄されていた。源氏の子を身籠もってしまった義母・藤壺中宮、嫉妬に狂い怨霊となった六条御息所、彼女の呪いで命を落とす正妻・葵の上、理想の女性に育てようと幼い頃より囲われた紫の上、源氏の都落ちの原因を作った朧月夜、源氏の子を産む明石の君、そして四季とりどりの花を集める六条邸に住まわされる女たち。さて、式部の教育により見事な女として成長し、中宮となった彰子が帝の御子を懐妊した。こうして実権を掌握することになった道長は、式部に愛を告げる。亡夫に瓜二つの道長に秘かに惹かれ始めていた式部は、しかしその申し出を断り故郷へ帰る決心をする。それは、男に翻弄されるばかりで愛を思うままに出来ない時代の女の、せめてもの意趣返しであった。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

監督
特撮監督
佛田洋
脚本
早坂暁
製作総指揮
高岩淡
企画
岡田裕介
早河洋
飯田貞志
気賀純夫
山内久司
製作
広瀬道貞
塚本勲
里見治
菅徹夫
後藤亘
箱島信一
柴田俊治
プロデューサー
妹尾啓太
冨永理生子
木村純一
遠谷信幸
古川一博
依田正和
撮影
鈴木達夫
HD24Pカメラスーパーバイザー
近藤弘志
美術
西岡善信
松宮敏之
装置
梶谷信男
装飾
長尾康久
音楽
冨田勲
音楽プロデューサー
北神行雄
津島玄一
録音
佐俣マイク
整音
瀬川徹夫
音響効果
薄井洋明
照明
安藤清人
編集
只野信也
衣裳
松田洋
助監督
葛原隆康
スクリプター
田中美佐江
スチール
大木茂
撮影効果
友久哲也
特殊効果
羽鳥博幸
宇田川幸夫
操演
羽鳥博幸
宇田川幸夫
鈴木昶
特殊撮影
高橋政千
モーション・コントロール撮影
中根伸治
特撮照明
安藤和也
特撮美術
松浦芳
特殊美術デザイナー
大澤哲三
デジタルエフェクト
尾上克郎
ビジュアルエフェクトスーパーバイザー
古賀信明
特殊メイク
中田彰輝
擬斗
清家三彦
「千年の恋」プロジェクト委員会
佐藤雅夫
長谷川貞雄
多田憲之
上松道夫
森岡茂実
福吉健
志摩良一
高木博徳
中山圭史
出口文雄
河原洋逸
橋田一高
羽賀秀則
千野毅彦
青木真樹
鎌谷照夫
三浦正一
石井徹
伊達寛
青山悌三
大河内悟
内海紀雄
鈴木俊昭
西村嘉郎
和田省一
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受賞歴

第25回 日本アカデミー賞(2002年)

ノミネート

作品賞  
脚本賞 早坂暁
主演女優賞 吉永小百合
助演男優賞 渡辺謙
助演女優賞 天海祐希
音楽賞 冨田勲
詳細情報を表示

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映画レビュー

2.5三浦春馬くん

2024年1月27日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

もちろん三浦春馬くん観たさです。
ひかるの君は女の子が演じ、
頭の中将を春馬くんが演じています。
少しセリフもありました。
とても可愛らしかったです。

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りか

1.0 松田聖子の歌が何度も流れ、その都度見るのを止めようと思ってしまっ...

2023年3月2日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 松田聖子の歌が何度も流れ、その都度見るのを止めようと思ってしまった。。。とにかく不倫などという言葉を使うことに代表されるくらい現代語を使いすぎ。一瞬、語り部が千年の時を隔てて現在蘇った紫式部という設定かと思ってしまった。映像は花を中心に美しくまとまっているのに、女優陣のあえぎ声以外の演技が情けない。結局はただのエロ映画なのか。。。有名女優を裸にすればいい映画になると思い込んでいる日本映画人がまだ居たのだな・・・・

 何だか吉永さゆりが可哀想です。

その後、ほりかわとんこう氏の作品をいくつか観たけど、かなりいい映画を作っていた!酷評してごめんなさい。

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kossy

2.0うーん

2021年4月29日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

寝られる

源氏物語を知っている人ではないと
分かりにくいかも
豪華キャストでびっくりですね

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共感した! 1件)
seiyo

3.5皆美しい

2021年4月24日
Androidアプリから投稿

源氏物語を現代語で分かりやすく映画化されています

天海祐希の美しさと姫役達の美しさの渋滞
天海祐希の男役時代の人気が伝わってくるようです

松田聖子の歌のパートはミュージカルと時々出てくる和歌にかけているのでしょうか?
源氏物語という平安時代の物語から急に現代語で歌い、若者に分かりやすくするための演出にも感じました。

幼い頃の三浦春馬の出演にも目が行きます
美しい共演者達に負けない幼少期
やはり美しい

現代語で楽しく観れました

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amycinema