夜の牝 花のいのち
劇場公開日:1969年10月18日
解説
「女の手配師 池袋の夜」の下飯坂菊馬が脚本を書き「ある少女の告白 純潔」の森永健次郎が監督したシリーズ第三作。撮影は、「ザ・スパイダースの大騒動」の松崎梅夫が担当した。
1969年製作/91分/日本
配給:日活
劇場公開日:1969年10月18日
ストーリー
バー・モンプチのホステス京子は、同僚の悦子とマリを連れて経営不振におちいっている佐野のバー・不知火に移った。だが、それには理由があった。恋人晃の借金で悩む悦子を救うために佐野から大金と引かえに再建を任されたのだ。しかしそこには策略があった。早速土地のやくざ山本らのいやがらせが始まった。京子は山本の親分が亡父と昔なじみだった陣場であることを知り、彼の賭場で手本引きを披露、邪魔だてをさせないとの約束をした。第一の手に失敗した佐野は部下のバーテン藤岡に命じ、会計帳簿をごまかさせたり、酒を密売させ、売り上げをおとすようしむけた。佐野の企みは、気に入った女を精神的にしぼりあげ、肉体関係をつけてから、サド、マゾ趣味の秘密クラブで稼がせようというものだった。京子はマリが犠牲者になったことを藤岡から知らされた。京子は単身佐野宅に乗込んだが、秘密クラブに連込まれてしまった。情欲に狂った佐野のムチは京子にも向かった。京子はカラ手で応戦、駈けつけた陣場や藤岡とともに佐野をねじ伏せた。やがて、進一の歌を背に、新しい一歩を踏みだす京子の姿が銀座の町にみられた。